東出&桐谷、極限を体験した先に… - girlswalker
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東出&桐谷、極限を体験した先に…

 

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時代を彩ったバイオレンス映画の中でも90年代半ば、1995年に公開された伝説の映画『GONIN』。超豪華キャストが出演し、バイオレンスアクションの傑作として国内・海外から注目を集め、公開当初から続編の製作を希望する声が絶えなかったが、遂に長きに渡る沈黙を破り続編『GONIN サーガ』が先日公開。バイオレンスアクションということで、女性にはなかなかハードルが高い作品と思いきやむしろ女性に観てほしい!登場する男たちの生き様にきっと魅力を感じるはず。

そんな今回は、襲撃事件で殺された大越組の若頭・久松の息子、勇人を演じた主演の東出昌大さん、勇人の幼馴染で同じく親である大越組長を殺されている大輔を演じた桐谷健太さんに直撃!

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前作に続き本作でも監督・脚本を務めるのは、鬼才・石井隆。前作『GONIN』から繋がる壮大な物語を並々ならぬ想いで描きます。その新たな伝説を受け継ぐのは、土屋アンナ、柄本 佑、安藤政信といった個性豊かなキャストたち。さらに前作で死んだと思われていた氷頭役で、5年前俳優引退を宣言した根津甚八が本作のために一度きりの復活を果たしています。

■お二人にとって本作はどんなものになりましたか?
東出(以下・H):石井監督が思い描いている前作の『GONIN』と同じ空気感の中に入り込めた事がとても光栄です。撮影では、『GONIN』の世界観に寄り添いながらも現代の『GONIN』として今できることを精一杯やりました。
桐谷(以下・K):『GONIN』は役者になる前から観ていた作品で、面白いしゾッとしてしまうような場面もあって、今の時代にはなかなか無いハードボイルドな作品です。今回そこに自分が溶け込んでいる事が嬉しいですし、激流な日常の中をもがきながら生きる男の宿命を演じれてとても楽しかったです。

記者:出来上がった作品を観た時はいかがでしたか?

H:もともと台本だと完成形が4時間の想定だったので、もうこの場面なんだ!と最初は驚きました。
K:そうですね。僕も最初台本を見た時、かなり分厚くて何時間の映画なんだろうと考えるくらいでした。
H:でも時間は短くなってはいますが、ストーリーを削ったと言うよりも凝縮されていて、テンポや銃撃アクションの部分では疾走感です!世界観に引き込まれてしまうので最後に音楽が流れた瞬間「えらいものを観てしまったな。」と感じました。

 

■役作りの重点はどこにありましたか?
H:とにかく登場人物や派閥や前作から続く関係性がたくさんあるので、僕は人物相関図を作りながら撮影に入りました。役の雰囲気は現場に入ってからじゃなきゃわからないので、リハでしっかり監督の言葉を聞いてイメージしました。
K:もちろん前作があっての今作なので、周りとの関係性や目の前で父親の死体を見たという精神状態を考えながら演じました。ですが撮影が進むにつれて、組の為とか再興させるとかいうベクトルでは無い展開になり、必死になっていたら途中から役の目的を忘れていました(笑)。それくらい物語の転がり方がこの作品の凄みでもあるので、頭で観るよりも体感してほしいです。映画を観て面白い!と単純に思ってもらえればと思います。

記者:なるほど、監督とは役については話しましたか?

H:石井監督はすごくひょうひょうとしている方で「隼人は優しくてお母さん思いだよ。」「この場面ではお父さんぽくなるよ。」とボソッと言うくらいで細かいことは言いませんでした。
K:見た目はゆるキャラっぽい感じ。
H:たしかに、ゆるキャラっぽですね(笑)。芝居を見た後に「うん、こんな感じだったかも。」とコメントしたりと不思議な方です。
K:監督は大胆で奇抜ですが、チャーミングなところもあります。「GONIN」を我が子の様に愛しているからこそ、答えを出したら面白くないということも知っていて、役者に任せてくれるんだと思います。

■石井監督率いる撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
H:こんなこと言っていいのかわかりませんが、ずっと撮影していたのであんまり記憶が無いんです(笑)。最後の一週間はずっと床下に潜っていて、出てこれたと思ったら雨に打たれて銃撃戦が始まって。たまに飲み物を飲みに外に出ると日がくれていたり、日が昇ったり…そんな中で撮影をやっていました。そんな怒涛の日々も役に自然と入れるよう考えた石井監督の狙いで、条件の厳しいスケジュールで追い込むように計算し作り込んでくれていました。
K:朝から晩まで撮影をして、ずっと雨を降らしているし晴れているシーンを撮ろうと外に出てもタイミング悪く雨が降ってきたり(笑)。そうなるとテンションもいい意味でおかしくなって芝居をしているというより自分の中から出るものが出てきた感覚でした。今回根津さん(根津甚八)とご一緒させて頂いたのですが、本当に役者魂がある方で、お芝居を超えるそのエネルギーを目の前で見て、自分はなんて素晴らしい世界に入れたんだろうと思いました。

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