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現在の有村架純が伝える、“信じる気持ち”の力

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連載開始早々、話題作として数々のタイトルで名を馳せてきた超人気漫画『僕だけがいない街』がついに実写映画化!3月19日(土)に公開します。本作は、〈リバイバル〉という〈時間が巻き戻る〉不思議な現象に巻き込まれた主人公の悟が、現在〈2006年〉と過去〈1988年〉の2つの世界を行き来しながら、自身が無実の罪を着せられ、犯人として指名手配中の2006年の〈母親殺害事件〉と、18年前の〈連続児童誘拐殺人事件〉の謎と真犯人に迫るミステリー。

そんな繊細なストーリーに挑んだのは、抜群の演技力で今や各作品のキーパーソン役を担うことの多い藤原竜也が悟を演じ、悟をまっすぐに信じ、寄り添うバイト仲間の片桐愛梨をドラマ・映画と引っ張りだこ若手女優の中でも群を抜く人気を誇る有村架純が演じさらに注目を集めている。

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今回はそんな有村架純さんに直撃!無実の罪を着せられながらも、「愛する人を守りたい」「もう二度と後悔したくない」という思いに突き動かされ、真実を暴こうと奮闘する悟。映画のラストで、彼がたどり着く街はどんな風景なのだろうか?

■今回のオファーが来た時、どう感じましたか?
有村(以下・A):オファーを頂いていから漫画を知って、一気に読みました。今までにないすごく独特な雰囲気の作品で、こんなにも儚くて切ない気持ちが残る作品は初めてでした。とても新鮮な気持ちでしたし、愛梨が悟さんにとって大切な存在でなければならない難しい役どころでもあったので、挑戦したいと心から思いました。

■愛梨はどんな女の子ですか?
A:愛梨は悟にすごく好奇心を持っている女の子。人の心にスッと入りこむことが自然と出来る女の子だと思いました。媚を売っているわけではないのですが、真っ直ぐでなんか憎めない子だなと感じました。

記者:有村さんと愛梨の共通点はありますか?

A:いやぁ、全く違うタイプだと思います。私からするとすごく眩しくてキラキラした子だなと思いました。でも人の悪口は絶対言わないところは、私も人の事はあまり悪く言いたくないと思っていて、そんなちょっとした気持ちだとかを自分と重ねながら、何かいいなぁと思いながら演じていました。

■出来上がった作品を観た感想はいかがでしたか?
A:とても美しいなと感じました。監督が撮る絵がすごく綺麗なんです。撮影中は、リバイバルが起こった時とかどう映像で繋がるんだろうと思いましたけど、すごく綺麗な映画になっていました。特に小学生時代の子たちが素晴らしかったです。

記者:特にお気に入りのシーンは?

A:小学生時代の加代ちゃん(鈴木梨央)と悟(中川翼)が手を合わせてさり気なく手袋のサイズを測った所がすごい好きです!なんか2人が近づけた瞬間というか、悟の頑張りがあってのことだからよかったなと思いました。

■「リバイバル」が1つのキーワードとしてありますが、演じるにあたって難しい部分はありましたか?
A:特に意識はしていなくて、竜也さんが見知らぬ人になったとしても、それはそれでそういうものだと自分の中で切り替えながらやっていました。

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■リバイバルしてもう一度やり直したい過去はありますか?
A:高校時代かな。高3の時にこっちに来たので1年間だけ通信に通っていました。その高3の時期は何も思い出がないのでなんかすごいもったいなかったなと思うし、もっとちゃんと勉強しとけばよかったなって思います。

記者:リバイバルの能力は持ちたいですか?

A:私は無くていいですね。もちろん誰かが事故に巻き込まれてしまったとか、取り戻したいなと思う瞬間はいっぱいあるけど、人の人生は変えたくないしそれも含めて人生なので、私はなくてもいいかなと思います。

記者:リバイバルは大人のまま子供時代に戻ることができますよね。

A:それはすごい面白いなって思います!

■人を信じることの強さや大切さを表現している作品ですが、有村さん自身そう感じることはありますか?
A:信じてやってこれたから今があるんだと思うし、事務所の人や周りの人を信用しているから一緒に同じ所を目指せるんだと思います。その気持は大事にはしていきたいです。

記者:どうしてもちょっとうまくいかないな。と思う時は信じる気持ちがポキっと折れちゃうじゃないですか。自分自身を信じる気持ちは?

A:それは私もあります。何か信じることが疲れちゃったなあとか勿論ありますけど、その度に自問自答です。

記者:有村さんはそこでもう一回立ち直りますか?

A:立ち直りますね。

記者:いつもどんなきっかけで立ち直りますか?

A:私はどうしてここにいるのかって事を考えます。兵庫からなんでいま東京にいるんだろうと。自分が夢を持って上京してきたことが自分の背中を押してくれているので、挫けそうになったら遊びに来たんじゃなくてやりたいことをやりに来たんだ、と思うとまた頑張れますね。自分の気持ちの原点に戻って再確認しています。

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