現在の有村架純が伝える、“信じる気持ち”の力

■愛梨は思ったことを何でも口に出すタイプですが、有村さんも思ったことを伝えられるタイプですか？
A：なるべく自分の思うことは相手に伝えようと思ってます。相手を傷つける言葉は言いたくないので、言葉を選んで伝えられたらいいなと思っています。

記者：上手く自分を伝える方法はありますか？

A：私昔から自分の言葉で喋れなくて、取材などでも相手を困らせちゃうくらいでした。相手に本心を伝えることが苦手なんです。でも、今は少しずつ自信を持てるようになってきたので「自分の考えだったり自分のことに関してはぶれたくない」という思いが役に対してもだんだん生まれてきた時に、初めて自分の意見として監督にぶつけられるようになりました。自信が出てきたら胸を張って私はこう思うと伝えられるのですが、なかなか難しいですよね、自信を持つことって。

記者：自信をつけるのに必要なことは何だと思いますか？

A：とにかく、1つ1つのことに向かって一生懸命になれた！って思えるくらい取り組む事が大事だと思います。

■悟は草食を越えて“絶食男子”とも言われていますが、悟のような男性はどうですか？
A：多分好きにならないと思いますけど（笑）　自分がそれでいいと思っているのならいいんじゃないかなと思いますが、もっと見れる世界があるのになとも思います。

記者：正直悟はあんまりタイプではない？

A：うーん。（笑）でも悟さんも絶食男子ってことではないと思うんですよね。ちゃんと愛梨に意識を向けているので。

記者：では、どんなタイプに惹かれますか？

A：思いやりがあってちゃんと相手のことを考えてくれる人がいいですね。

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本作を見て信じる力の凄さを感じたという有村さんは「内気な人でもエネルギーになるものが1つでもあれば、いくらでも自分次第で変われると思います。」と同年代に向けてエールを送ってくれました。

信じる力の大切さと、“大人も子どもも変わらない1人の人間”ということを再確認するきっかけを与えてくれる本作。ぜひ映画館に足を運んでみてください。

Information

『僕だけがいない街』

2016年3月19日（土）全国ロードショー

売れない漫画家の藤沼悟（藤原竜也）は、アルバイトのピザ屋での配達中に何度も同じ時間が巻き戻る〈リバイバル〉という現象が起きる。周囲の違和感を察知した悟は、交差点に暴走するトラックから小学生を助けるが、その代償として自分がはねられてしまう。病院に付き添ってくれたのはバイト仲間の愛梨（有村架純）。他人に対して距離を置く悟に対し、なぜか気後れせずに接してくる特別な存在だ。数日後、何者かに母親が殺され、愛梨も命を狙われる。警察から容疑者と疑われた悟が逮捕される寸前、またしても〈リバイバル〉――巻き戻った先は18年前、同級生の雛月加代が被害者となった連続誘拐殺人事件の起こる直前だった。29歳の意識のまま、10歳の身体に〈リバイバル〉した悟は、雛月と母親を殺した犯人が同一人物だと確信。真犯人を追い詰めるために、現在と過去を行き来しながら事件の謎に迫っていく。果たして、悟は18年前の事件を未然に防ぎ、大切なひとを救うことが出来るのか？

wwws.warnerbros.co.jp/bokumachi/about/intro.html

キャスト：藤原竜也、有村架純、石田ゆり子、杉本哲太、及川光博、福士誠治、森カンナ、鈴木梨央、中川翼、林遣都、他

原作:「僕だけがいない街」三部けい（KADOKAWA／角川コミックス・エース）
監督：平川雄一朗　■脚本：後藤法子　■音楽：林ゆうき
主題歌：栞菜智世「Hear ～信じあえた証～」（ユニバーサル ミュージック／EMI Records）

配給：ワーナー・ブラザース映画
(C)2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会