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紀里谷監督も認めた、真のイイ男!

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国に仕切りは無し!周りの目より、自分の価値観を大切に

総勢17カ国のスタッフ・キャストで出来あがった本作。架空の国であり時代背景。この美しい映像の中に隠れている、世界に届けたい大切なメッセージとは?

 

記者:監督は本作はもちろん今までも差別の無い世界を描き、世に発信してきましたね。国という概念を取り払った世界とはどんな世界なんでしょうか?

K:そこにあるのは、当たり前の世界です。元々人間は生まれた時なんて、国境も人種も関係ないし認識もしていない。それでみんな仲良くやっていたのに、ある日突然自分は黒人だ白人だ、女だ男だ、という区別の上に立たされてみんなびっくりするんです。そもそも必要ないのに押し付けられて、それがあるから皆さん闘っているわけでしょ?

記者:では、どうしたら差別といった壁がなくなると思いますか?

K:例えば、女性はすぐにあの子は清楚系、あの子はギャル系と決めがちですが、それも差別に発展していくと思います。このブランドのバッグを持っているからいい、この髪型だからダメとかそういった意識を変えていかなきゃいけません。それで苦しんでいる人はたくさんいるんじゃないのかな。わかりやすく言えば、太っているも痩せているもそうだし、別に周りの目なんて気にしなくてもいいのにな、と僕は思いますけどね。

記者:その意識を排除することって難しいですね。

K:大事なものはなんですか?ってことです。みんなモノであり形あるものを追いかけますよね。男性だったら車や大きい家、女性だったらブランドのバッグだったり可愛い自分。所詮それは形でしかなくて。あなたにとって目に見えないものでなにが必要ですか?ってことを考えてほしいです。

記者:形にとらわれちゃいけないですね!

K:夕日をみて綺麗だなと思うことは、夕日が重要なのではなく綺麗だなと思う心が大切。星を観て綺麗だなと思う感覚が重要。そう思える感情はとっても美しくてすごく自由なものなんです。だから僕はそういうものが大切だなと思う。簡単にいえば、愛ってことになるのですが。女性がこの作品を格好いいと言ってくれるのも、実際女性が格好いいと思う人は、形にとらわれている人ではなく、形ではないものに向かっていっている人ですよね。

 

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自分を信じて挑戦するべし!

自分の意思に素直に生きる監督が、未来を模索する若者に向けて伝えたいこと。

記者:現代の若者にアドバイスをお願いします!

K:まずは自分を信じること。社会はいろんな事を言ってきます。学校も会社も知らず知らずのうちに皆さんの自信を奪うことを言うかもしれません。それに、耳を傾けなくていいです!そして、逆に自分も周りの友達や会社の仲間や弟や妹に、そんなことしても無駄だよと決めつけるような発言をしないことが重要。それよりも「出来るよ、大丈夫だよ」と励ましてあげるべき。それを誰もしない社会では、あなたの夢を奪うし自信も奪ってしまう。

記者:行動をすることですね。

K:1人1人がこの社会を作って行くので、まずは自分から人を否定したりだとか人の夢を笑ったりだとかすることをやめて、人の夢を励まし手伝って上げること。その人の夢が叶うように応援してあげるってことが重要だと思います。

 

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本作の見所といえば、映画の見せ場ともなるクライマックスの決闘シーンが格好良すぎる!「あんまり、派手なことはやらないでくださいと言ってあって、くるくる周ったり飛び跳ねたりではなくて、“1人の人間 対 1人の人間”といった戦いにしたいと思いました。」というこだわりによって生み出されたものだそう。さらには「一種の恋愛モノ」とつけ加えると「本当はお互いがリスペクトし合っていて、相手と友達になりたい。たまたま違う国で違うグループにいるからそれが叶わない。殺し合いをしなきゃいけないんですけど、本当だったらあのふたりはすごくいい友だちになれてると思うんですよ。」と宿命を背負ったライデンとイトー(伊原剛志)について教えてくれました。そんなふたりだからこそ敵に敬意を払い一礼から剣を合わせる姿に、武士道の魂を受け継ぐ精神と愛が生まれるのでしょう。息を飲む緊張感は必見です。

そしてもう一つ注目してほしいのが映像美。どの国でもどの時代でもない王国ですが、中世ヨーロッパのようなお城や白銀の風景は物語を重厚にしてくれます。思わず見とれてしまうほどの衣装は、エキゾチックでどこかゴシックさがあり優雅なファッションで観るものを魅了。この完璧なまでの世界観が女子の心に刺さるはず!

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「何も考えず観て貰って、なにか大事なものを1つでも感じてもらえたらいいなと思います。皆さんが苦しんでいること、その1つの答えがあるような気がします。」

みんなが世界の未来を願う世の中になってほしいという監督の思いが存分に詰まったストレートなメッセージを是非劇場で感じとってください。クライマックスに向けて一緒に盛り上がり訪れる結末に胸が熱くなる事間違いなし、痺れてしまうほど“格好いい”男たちを見逃すな!

 

Present

インタビューに応じてくれた、紀里谷和明監督のサイン入りポラロイドをプレゼント!応募期間は11月17日(火)〜 11月23日(月)まで!お楽しみに♪
http://girlswalker.com/cp/static/present/

Information
『ラスト・ナイツ』
11月14日(土) TOHOシネマズスカラ座ほかにて全国ロードショー

 

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戦士の時代は終わりを迎え、よこしまな政治が栄誉に取って変わろうとしていた封建的な帝国。権力欲に取り憑かれた非道な大臣への不正な賄賂を堂々と断り、刀を向けたバルトーク卿(モーガン・フリーマン)は反逆罪に問われ、最も残忍な処刑による死罪を勧告される。それは、愛弟子であり、自身の後継者として信頼するライデン(クライヴ・オーウェン)による斬首。絶対に出来ないと断るライデンに対しバルトーク卿は、騎士の掟を全うし、自身亡き後の一族を守れと諭す。ライデンは震える手で主君の首を落とした。自らの手で、主君を殺めてしまい自責の念にかられるライデン。そして、その憎しみの炎は堕落した権力者達へ報復するある計画へと繋がって行く―。

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出演:クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマン、クリフ・カーティス アクセル・ヘニー ペイマン・モアディ アイェレット・ゾラー ショーレ・アグダシュルー 伊原剛志 アン・ソンギ
監督:紀里谷和明
原題:「LAST KNIGHTS」
配給:KIRIYA PICTURES/ギャガ
〈PG-12〉

(C)2015 Luka Productions

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