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竹野内豊、経験に近道は無し!
girlswalker編集部
■注目の若手俳優(坂口健太郎、黒島結菜、池田優斗)と共演していかがでした?
T:彼らを見ていると、どこかに置き忘れてきた大切なモノに改めて気がつくことが出来ます。演技の技術的なことよりも、真っ直ぐ一生懸命やっている姿にとても刺激を受けました。
記者:新鮮な気持ちを思い出させてくれるんですね。
T:経験や時間はお金でも買えないですし、その経験を積み重ねていくことは自分の強さにも繋がることだと思うのですが、いろんなことがわかってくると撮影中にここでこう動くとスタッフや音声さんなど困ってしまうんだろうな。とかも考えるようになってきます。その点彼らは、まだまだ思い切りが良くすごく一生懸命で、刺激になります。嘘がないというか、そこにちゃんと真実が宿っているんです。勢いや弾ける感情を持った彼らと仕事をすると、ハッとさせられる瞬間がありました。
■竹野内さんにとって役者とは?
T:役者ということが特別なことではないと僕は思います。役者バカになって演技の中に入り込む情熱はもちろん忘れてはいけないのですが、今はそれ以上に人としての日常を生きて、生活で得た精神的な成長を演技でも大切にしていきたいなと思っています。演技だけでなく内面から自分がリアルに経験したことを出していけたらいいです。
■役どころも年齢と共にだんだんと変化していますが、心境にも変化はありますか?
T:きっと転換点が自分の中にあって、変わりたいなとか新しいものを取り入れたいと感じたり、今までこだわってきたことも年齢と共にそうでは無くなった気がします。自分自身で新しい自分を発見することに限界もありますし、もっとチャレンジしたいという気持ちから、今までになかった役を思いっきりやって、駄目だったら駄目、これ面白いなと思ったらもっとやってみればいいし、そう考えて受け入れられるようになってきましたね。
記者:失敗を恐れずにチャレンジすることって難しいですよね。アドバイスはありますか?
T:役者に限らずどんな世界でも同じだと思うのですが近道は絶対ないと思っています。もし、近道が目の前に現れたとしてもきっとそこに行っては駄目なんだと思います。頭の回転が早くて自分の向かいたい目標地点にいかに最短でいくかってことを考えられたとして、それも合理的でいいかも知れないですが、実はどうにもならない孤独感や苦しさ、もがいてもなかなか辿り着けない経験。それをたどって行くプロセスの中で、本当に重要なことが隠れていると思います。
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血が繋がっていることだけが家族ではない、どんな“絆”を持って家族と言えるのか、改めて考えさせられる本作。是非、家族やお友達と劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。竹野内さん演じる父さんのラストの表情に答えが見つかるかも知れません…!優しい眼差しで大人の魅力を放つ竹野内さん、ありがとうございました。
Present
なんとインタビューに応じてくれた竹野内豊さんポラロイドをプレゼント!応募期間は8月25日(火)〜 8月31日(月)まで!お楽しみに♪
http://girlswalker.com/cp/static/present/
Information
『at Home アットホーム』
2015年8月22日 全国ロードショー
俺が盗んできた家族は、誰にも奪わせない
その一家は、どこにでもある普通に幸せそうな家族。しかし彼らは、決して振り返りたくはない過去を持つ、偽装家族。さらに父は泥棒、母は結婚詐欺し長男が偽造職人で、長女とまだ幼い次男も「犯罪で生計を立てていること」を知っていた。なぜ、5人は危ない橋を渡る歪な関係を選んだのか?このリスキーな生活もついに綻びが生じ、母親が監禁され誘拐されてしまう事態に発展する。果たして、人生最大の岐路に立たされた5人はささやかな幸せを守ることが出来るのか?必死の奪還劇が展開する中、すべてが明らかになった時、我々の既成概念の斜め上で結ばれた“at Home”な絆に静かな感動が広がる。
出演:竹野内豊、松雪泰子、坂口健太郎、黒島結菜、池田優斗、板尾創路、千原せいじ、村本大輔、/ 國村隼 ほか監督:蝶野博『(「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」)
原作:本田孝好「at Home」(角川書店刊) 脚本:安倍照雄(「手紙」「不思議な岬の物語」) 配給:ファントム・フィルム+KATSU-do
(C)映画『at Home』製作委員会