江戸川区には下町ならではのうなぎ屋や、グローバルな街らしいイ...
「魔女の宅急便」などの世界観を表現!子どもも大人も楽しめる「魔法の文学館」をフロア別に紹介【写真多数】
girlswalker編集部
世界的に有名な児童文学作家・角野栄子さんの作品世界が広がる『魔法の文学館』は、2023年11月に東京・江戸川区のなぎさ公園内にオープンした児童文学館。角野さんの作品を楽しめるのはもちろん、多彩な本が並ぶライブラリーからお気に入りの本を見つけたり、いちご色で統一されたかわいい館内で写真を撮ったり。子どもも大人も楽しめて、SNS映えも叶えてくれる最強スポット。今回は、その見どころをフロア別にご紹介!
目次
『魔法の文学館』フロア別紹介
【1階】コリコの町
角野さんのメッセージに出迎えられ、入口からなかに進むとそこには角野さんのテーマカラーでもある“いちご色”に統一された世界が目の前に。入ってすぐのホールに展開されているのは、1989年にスタジオジブリ作品としてアニメーション映画化された角野さんの代表作「魔女の宅急便」の舞台「コリコの町」。
角野さんのメッセージ映像が流れるホールのオブジェには、たくさんの仕掛けが隠されているのがポイント。キャラクターたちがこっそりと顔をのぞかせる小窓など、実際に触って楽しめる仕掛けが満載。壁一面に映し出される角野さんの代表作のキャラクターたちが登場するプロジェクションマッピングのほか、座れるフォトスポットもあり、ここだけでも時間があっという間に過ぎてしまいそう。
そんな「コリコの町」の奥には、角野さんの作品や角野さんがセレクトしたというさまざまな本が並ぶ本棚が。児童書や絵本のほか、動物の写真集やファンタジー小説など、子どもはもちろん、大人も夢中になってしまう本がたっぷり。その場で読めるよう、ちょっとしたスペースが用意されているのも特徴。
世界中で翻訳されているという角野さんの作品。各国で発売されている本が並んでいるスペースもあり、「これはどこの国で発売された本?」と考えるのも面白いかも。
【1階】黒猫シアター
「コリコの町」の反対側には、角野さんの本に登場するキャラクターのアニメーションが楽しめる「黒猫シアター」。ここは、鑑賞者参加形のシアター。角野さんが読み聞かせをしているイメージなんだとか。
「おばけのアッチ」や「リンゴちゃん」など、4面スクリーンに映し出されるキャラクターたちと会話を楽しんだり、一緒に手拍子をしたり。自分が角野さんの作品のなかに入り込んだかのような感覚に。上映時間ごとに約15のプログラムが用意されているそうで、時間ごとの入れ替え制。もちろん入館料のみで楽しめるので、入館後に上映時間をチェックしてみて。
また、「黒猫シアター」に登場したキャラクターが活躍する本は、「コリコの町」の本棚や2階の「ライブラリー」で読書可能。シアターを楽しんだお子さんが、そのキャラクターの本を読みたい!と探しに来ることも多いんだとか。
【1階】ショップ
館内入口には、ここでしか手に入らないグッズが並ぶショップも。角野さんの作品に登場するキャラクターのぬいぐるみやマグカップ、キーホルダーのほか、文学館オリジナルのクッキーやロゴバッグなど約100点がずらり。館内に配置されているかわいいピンクのラビットチェアも購入可能!文学館の世界をおうちに連れて帰れるのもうれしい。
【2階】ライブラリー
大階段を上がった2階に広がるのは、“おうち型”の本棚に多くの本が並ぶ「ライブラリー」。子どもたちがワクワクしながら本を選べるよう、あえて分類せずにさまざまな本が本棚に置かれているんだとか。館内にある本は1階&2階と全部で約8000冊。バックヤードにも約2000冊の本が用意されていて、シーズンごとに入れ替えを行っているとのこと。全部で約1万冊にものぼる本のセレクトは、もちろん角野さんが関わっているそう。
館内の好きな場所で自由に読んでほしい、ということで2階の「ライブラリー」にも読書スペースが満載。大小それぞれのサイズが用意された、ウサギの耳のような背もたれがかわいいラビットチェアは、写真映えもばっちり!2階からはテラスにも出られるので、晴れた日にはお気に入りの本を持って外で読書、というのもおすすめ。
【2階】栄子さんのアトリエ
「ライブラリー」の反対側にあるのは、角野さんの自宅の一部を再現したという「栄子さんのアトリエ」。直筆原稿や文房具をはじめ、実際の蔵書、私物の雑貨のほか、2018年に角野さんが受賞した児童文学の小さなノーベル賞と言われる「国際アンデルセン賞」の賞状とメダルも!
マンガや歴史小説など、さまざまなジャンルの本が並ぶ蔵書には、驚く人も多いんだとか。また、ここの壁画は実際に角野さんの自宅に描いてあるものを複写したもの。角野さんのライフスタイルやアイデアの源泉に触れることで、想像力がより豊かになりそう!
【2階】ギャラリー
「ギャラリー」スペースでは、角野さんや児童文学に関する企画展を開催。2024年4月8日(月)までは、第1回として角野さんがドイツやポルトガルなど、世界各地で集めた“魔女人形”コレクションを紹介する「魔女まじょ展」を開催中。どこの国の魔女人形かなと思いを馳せるのも楽しい。
【3階】カフェ・キキ café kiki
3階にあるのは、角野さんの作品に登場するスペシャルメニューなどが楽しめるカフェ。「おばけのアッチ」に登場するオムライス山をイメージした「キキライス」や、ふたごのねずみ“チ”と“キ”をモチーフにした「チとキのサンドイッチ」など、メニューにもこだわりがたっぷり。
大きな窓の外に広がるのは、旧江戸川。本の世界を楽しんだあと、ここでしか味わえないメニューをいただきながら、ゆったりと感想を語り合うのもおすすめ!
入館方法やチケット予約方法は公式サイトにて
館内すべてにワクワクが詰まった『魔法の文学館』。実は、そのこだわりはトイレにも…!子どもと一緒に家族で、友だち同士やデートでも楽しめる『魔法の文学館』の入館方法やチケットの予約方法は公式サイト(https://kikismuseum.jp/)でチェックしてみて。
【関連記事】:隈研吾設計、「魔女の宅急便」作者・角野栄子の世界観が広がる「魔法の文学館」が江戸川区にOPEN!
【関連記事】:約1万冊の児童書&絵本がそろう「魔法の文学館」。角野栄子さんの代表作「魔女の宅急便」など、おすすめ本10選
※記事内の情報は執筆時のものになり、情報が変更している可能性もありますので、ご了承ください。
※記事に関するお問い合わせはgirlswalker編集部にお願いいたします。