蛙化現象とは？特徴的な3つの症状と克服方法を徹底解説！【恋が長続きしない人必見】

「蛙化現象」という言葉、聞いたことありますか？SNSなどで、最近話題になっていますが、具体的な意味は意外と知らない人が多いのでは？

「蛙化現象」の言葉の意味を知るとともに、つらい蛙化現象の克服方法をマスターしましょう！

「蛙化現象」の意味・由来

「蛙化現象（かえるかげんしょう）」とは、片思いの相手が、自分のことを好きになった途端に、急に気持ちが冷めてしまう現象のこと。

言葉の由来は、グリム童話「かえるの王様」から。主人公の王女様は、かえると出会い、気持ち悪いと思いながらも友達になる約束をします。一度は破ろうとした約束ですが、父である王様に約束を守るよう強く言われ、同じお皿でごはんを食べ、ついには寝室にも一緒に入ることに。

しかし、王女は一緒の布団に入ることを受け入れられず、腹を立て、かえるを壁に投げつけます。すると悪い魔法が解け、かえるが実は王子様であることがわかるのです！そして、最終的にふたりは結ばれます。なんだか不思議な物語ですね。

醜いと思っていたかえるが、実はステキな王子様だったわけですから、蛙化現象とは真逆。しかし、「気持ちがまったく変わってしまう」という意味合いから、蛙化現象という言葉ができあがったのでしょう。

蛙化現象の特徴的な3つの症状

急激に気持ちが冷めるなんて不思議ですよね。そんな突然の変化は、具体的にどのような症状を引き起こすのでしょうか。

（1）好意を感じると冷めてしまう

みなさんは、相手のどんな行動から「好意」を感じますか？直接的な言葉、ボディ タッチ、こちらを見つめる視線など、人によってさまざまですよね。

蛙化現象が起きるのは、そんな行動から、「好意を確信」したときです。「私のことが好きなのかな？」とまだ疑問形のときは、気持ちをキープしていられますが、その好意が確信に変わった瞬間、急激に気持ちが冷めていくのを感じることでしょう。

（2）連絡がくるだけで面倒くさい

気持ちが冷めてしまうと、LINEや電話がくるだけでも面倒になってきます。気持ちが冷めているわけですから、どう返信すればいいか悩んでしまうこともあるでしょう。片思いの悩みとは違い、どう返信するか悩むような気持ちにもなります。どちらかといえば、困惑の気持ちに駆られる、そんな気持ちに近いかも。

自分でも戸惑う気持ちの変化に、相手にどのように接すればいいのか悩んでしまうこともあるでしょう。ついには「悩みの種を作りたくない」と、「LINEをブロックしたい」と思うこともあるはずです。

（3）相手に触れられたくない

片思いの人と想いが通じ合うことは嬉しいこと。しかし、蛙化現象が起きてしまうと、なぜか嬉しく感じなくなります。童話「かえるの王様」のかえるに触れた王女のように、「気持ち悪い！」と感じてしまうことさえあるかもしれません。

気持ちが通じ合って、これから付き合うというときに、「触れられたくない」と感じてしまうのはつらいですね。交際をスタートさせる時だというのに、明るさを見出せないでしょう。

蛙化現象になりやすい人の特徴

自分でも困惑してしまいそうな蛙化現象。では、どんな人がなりやすいのでしょうか？気になる特徴をご紹介します。

（1）相手を理想化しがち

どんなにステキに思えた相手でも、人間ですから欠点はあります。お付き合いをすれば、生々しい部分を感じることだってあります。相手を理想化してしまうと、そんな部分に違和感を感じやすいぶん、蛙化現象が起きやすくなるのです。

「彼は付き合ったら、きっと素敵な人に違いない」という気持ちを高めてしまうと、相手がそうではない時に、受け入れる負担が大きいです。自分の想像と違うほど、がっかりしやすくなりますよ。

（2）恋愛経験が少ない

恋愛経験が少ない人も、恋愛というものを理想化しがちなため、蛙化現象に陥りやすいです。恋愛経験が少ない人は、ちょっと片思いの相手からアプローチをかけられただけで、パッと冷めてしまうことも少なくありません。

恋そのものを、ドラマや映画のように進展させたいという強いこだわりが、心の奥底に隠れていることも。恋愛の現実がわからないと、なかなか恋愛経験につながりませんよ。

（3）モテる

モテる人は恋愛感情を持たれること自体に、うんざりしていることもあります。自分自身が人から理想化されがちだと感じているから、「本当の自分を見てくれているのか」が不安になり、パッと気持ちが冷めてしまうのかもしれません。

モテる人は、そもそも両思いになれる確率が高めです。自分がモテる自覚があるからこそ、「相手も同じように素敵な人に違いない」と思っている節がありませんか。相談したくても、友達に自慢だと思われるのが嫌で抱え込んでしまう人も多そうですね。

（4）恋愛至上主義

恋愛を軸に生きている恋愛至上主義者さんは、とにかく恋をしていたい人。落ち着いた両思いより、ドキドキする片思いが好きなのです。だから、相手の気持ちが自分に向いたことがわかると、急につまらなくなってしまうんですね。

相手に恋しているというよりは、恋に恋しているという表現が正しいのかも。ときめいたり、切ない気持ちになったり、友達と恋バナしたり……そんな自分が好きな時もあるのかもしれませんね。

（5）現実的な話が嫌い

現実的な恋バナは、価値観の違いやお金、将来のことなど、ちょっと耳が痛い話も多いものです。蛙化現象になりやすい人は、このような現実的な話を避けがち。恋愛においても、美しい部分だけを見たいのかもしれませんね。だからこそ、相手と両思いになり、「付き合う」という現実を目の当たりにすると、冷めてしまうのかも。

夢物語は美しいことばかりかもしれません。しかし相手ありきの恋愛だからこそ、時に自分の思うような結果にならないことも多くあります。実際につかめる現実は、予想外につらいこともたくさんあるかもしれませんが、夢にはない幸福感だってきっと感じられることがあるはず。

結構あるある！？みんなの蛙化現象エピソード例

蛙化現象が起こった人たちは、どんな気持ちを抱き、どんな恋の結末を迎えているのでしょうか。エピソードから、蛙化現象のつらさをより身近に知りましょう。

「好き」と言われた瞬間に冷めて、触られるのさえNGに

「合コンで会って、すごい好きになって猛アタックしたんですが、彼に好きだと言われて付き合った途端、なんか冷めちゃったんですよね。触られるのもイヤだから、彼には悪いけど適当に理由をつけてあまりデートもせず別れちゃいました」（23歳女性／会社員）

彼も態度の変わりように困惑したかもしれません。好きな人と両思いになった幸せ、触れ合えた幸せを味わえないのも、悲しいことです。何度もそんなことを繰り返したら、どんどん虚しくなってしまいそうな気もしますね。

グループ内で距離を置かれることも……

「アプローチして相手に告られるたび冷めてます。サークルでは遊び人あつかいされてて、男子にも女子にも距離置かれ気味で肩身狭いです」（20歳女性／学生）

コロコロ好きな人が変わって、別の男性にアプローチしているのを見たら、同性も異性もあまりいい気はしないようですね。恋愛だけでなく、友情もなくしてしまう可能性がある蛙化現象。こわいですね。

恋愛依存気味？割り切って遊ぶ女子も

「いつも蛙化してるけどもう割り切ってます！落とすまでを楽しめればいいかなと。たまに病んだりするけど、恋してないともっと辛いから」（21歳女性／フリーター）

つらい気持ちに苛まれるよりは、割り切って恋愛を楽しむ方が気持ちは楽かもしれませんね。心の奥底にあるモヤモヤが解消されないと、どこか虚しい気持ちは残ってしまうのかもしれませんが……。

蛙化現象はうざい？わがままなだけ？された側の辛いトラウマ

蛙化現象になると、自分の気持ちの変化に戸惑い、時には周囲からの評判すら変わってしまうこともあります。自己嫌悪に苛まれ、恋をしても心変わりの不安がいつも付きまとうこともあるでしょう。

しかしさらにつらいのは、「相手が蛙化現象になってしまった」とき。心惹かれて、どんどん好きになって、やっと心が通じ合ったと思ったら、いきなり相手が冷たくなるのですから、こんなに悲しいことはありません。「触られるのもイヤ」なんて言われた日には、トラウマですよね。

きっと蛙化現象になった相手のことは、マイナスなイメージで心に残ってしまうでしょう。しかし「自分でもコントロールできない蛙化現象がある」「相手もつらい思いだったのかもしれない」と思えたほうが、報われた想いになることもあります。「悪いのは自分ではない」ことを忘れず、次のステキな恋に期待したいですね！

恋人が蛙化現象疑惑！恋心を取り戻す付き合い方とは

恋人が付き合いたてなのに、なんだかいきなり冷たくなった。嫌われているような気がする。蛙化現象疑惑の恋人の心を取り戻すためにできることはあるのでしょうか。別れにつながる前に、試してみましょう！

（1）基本、放置

追われるほど、逃げて行くのが蛙化現象さん。何かアクションを起こすよりも、基本放置していたほうが別れの確率は低くなるかもしれません。付き合いたてなのに寂しいかもしれませんが、ここは一旦我慢しましょう。

蛙化現象が起こっていると、相手から積極的に誘ってくることはないはず。そのまま相手から連絡がくるまで、放置状態をキープしましょう。誘われても、予定が合わなければ断ってもいいかも。「もしかしたら嫌われたのかな？」と相手に思われるくらいがちょうどいいかもしれません。

（2）他の異性と仲良くしてみる

蛙化現象を起こしていても、他の異性と仲良くしているのをみたら、「取り戻したい！」と躍起になる人もいます。嫉妬心をくすぐって、相手にとことん自分を追わせる作戦です！

蛙化現象を起こしやすい人の中には、恋愛に刺激を求めている人もいます。そんな「恋愛中毒」のような相手には、特に効果的な方法かもしれませんよ。継続的に異性の存在を匂わせるのも、長期的に相手の気持ちを惹きつけやすそうです。

（3）愛情表現を控える

好意を感じた瞬間、冷めてしまうのが蛙化現象です。一旦、愛情表現を控えることで、また「好きなのかわからない」状態をつくりだせば、心を取り戻せる可能性が高まります。

蛙化現象になりやすい人の心を留めておくには、安定からかけ離れる必要あり。付き合い続けるためには、駆け引きし続けないと持続が難しいですから、苦労しそうですね……。

短命の恋はもうイヤ！蛙化現象の克服方法

傷つくほうのつらさをわかっていても、人を傷つけるのだって、苦しいですよね。相手も、自分も大切にするために、蛙化現象の克服方法を試してみましょう。

（1）恋愛以外のことにも目を向ける

蛙化現象は、恋愛に固執しすぎるがゆえに起こりやすいもの。恋愛に没頭しすぎるから、相手や現実を理想化してしまったり、次々に新しい恋愛を求めたりしてしまうのです。

恋愛以外に夢中になれるものを見つけると、恋愛への執着も薄れます。一旦、恋をお休みして、恋愛していない時期をつくるのもいいかもしれません。他のものに夢中になれれば、本当に必要な恋愛だけを見つけられるようになるかもしれませんよ。

（2）友達付き合いを大切に

友達は、第三者目線からアドバイスをくれる貴重な存在。自分や自分の恋を客観視するためにも、信頼できる友達は、一生ものだと思って大切にしましょう。時に図星でムカッとしたとしても、時に厳しい意見も言ってくれる友達は、とても貴重な存在ですよ！

また、つらいときや苦しいときは、無駄な恋愛に走りやすいときでもあります。そんなときに、そばにいてくれる友達がいれば、恋愛以外のことで気持ちも紛れるはずですよ。

（3）恋愛対象でない異性との付き合いを増やす

恋愛体質な人も多い蛙化現象さんは、異性の友達が少なめ。恋愛対象として見られがちだからこそ、長く付き合っていける異性の友達が、自然と減っていってしまうんですね。

異性を恋愛対象として見ず、まずはひとりの人間として付き合っていくクセをつけましょう。友達から恋人になるというパターンのほうが、恋が長続きすることもありますよ。

（4）「慎重」を心がける

「好き」という言葉を口にすればするほど、どんどん気持ちが引っ張られるんですよね。人を好きになるのも、気持ちが冷めるのも早い蛙化現象さんは好きだという確信を、もっと慎重に持つように心がけましょう。

心の中で「好きなのかな？」と思っても、まずは否定するくらいがちょうどいいかもしれません。自分の中で何度も自問自答して、気持ちを積み上げていくのも、恋の楽しみかもしれませんよ。

（5）恋の「現実」を知る

ドラマや映画、少女漫画で見るステキな恋に憧れることは、よくあると思います。しかし、恋愛はそんな美しい理想のようにはいかず、時に退屈で、腹ただしい気持ちになることもあれば、相手の幻滅する部分を見てしまうことだってあります。

フィクション作品よりも、友達の恋愛話を聞いたり、出会いの場に参加することで、恋の現実をしっかり見つめましょう。「思い通りにはいかないよね」という諦めも、時には大切ですよ。

自分も相手も辛い「蛙化現象」は早めに卒業！

自分の気持ちを、なぜか自分でもうまくコントロールできないのが蛙化現象です。もちろん人をコントロールするのも、不可能に近いくらい難しいもの。だからこそ、蛙化現象は厄介なのです。それでも、ただ心のままに行動するだけでは、同じことの繰り返し。自分も、人も、これ以上つらい思いをしないように、蛙化現象の卒業を目指しましょう。

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