彼氏の親に同棲の挨拶は必要？失敗しない挨拶と注意すべきマナー

彼氏と同棲を始めるのに挨拶って必要？まだ結婚するわけではないのに大袈裟？と考える女性も多いようです。しかし、結婚を見据えて彼氏とお付き合いを続けていくなら、絶対に挨拶をしておくのがおすすめです。今回は、同棲の挨拶をするメリットから挨拶の基本マナーと失敗しない会話術、当日の流れまで徹底解説します。

同棲するなら彼氏の親に挨拶はするべき？

同棲の挨拶はなぜした方が良いのでしょうか？まずは、同棲の挨拶をすべき理由とメリット、挨拶が不要と考える人達の意見も紹介します。

同棲の挨拶をしたほうが良い場合

結婚を見据えて同棲を開始する場合は、お互いの両親に挨拶はしておくのがおすすめです。最初に挨拶をしておくことで彼氏の親に誠実な印象を与えられ、結婚まで順調に進められます。また自分の親にも彼氏を紹介しておくことで安心感を持ってもらえます。

同棲の挨拶は不要派の意見

一方、もう自立した大人なのでいちいち挨拶には来なくて良い、挨拶に来るのは結婚が決まってからで良いと考えている親もいます。恋人が挨拶に来るとなると「もしかして結婚の挨拶？」と期待してしまう親も多いので、結婚前提ではない場合は彼氏に余計なプレッシャーを与える可能性もあります。親がどう考えているのかわからない場合は、まずはお互いの親にそれぞれ事情を話して様子見するのが良さそうです。

同棲の挨拶をするメリット

彼氏の親に挨拶するのは誰しも緊張します。できればしたくないと考えてしまう人もいるかと思いますが、同棲の挨拶をしておくとメリットがたくさんあります。例えば病気にかかってしまった時や、金銭面がピンチな時などいざという時に頼れたり、同棲するマンションに連帯保証人が必要な場合は親に頼んだりできます。そして、やはり彼氏と長くお付き合いしていきたいなら親に認めてもらうことは大切です。

同棲の挨拶で注意すべき服装マナーと、手土産について

続いては、挨拶に行くことが決まったら気を付けておきたい同棲の挨拶の基本マナー、挨拶を成功させるために注意すべきポイントについて解説します。

服装に関するマナー

何よりもまずは清潔感のある服装が大事です。それを踏まえた上で状況別のコーディネート例を紹介します。

＜親と初めて会う場合の服装＞
初めて会う場合は、きちんとした印象を与えるフォーマルな服装がおすすめです。改まった装いで真剣な気持ちが伝わり、第一印象が良くなります。おすすめのコーディネートは女性らしいシンプルなワンピース。しっかりした印象を与えたいならスーツだと間違いなしです。

＜親と面識がある場合の服装＞
彼氏の親と既に何度か顔を合わせている場合は、多少くだけたカジュアルな服装でも大丈夫でしょう。ただし清潔感は忘れずに。パンツ派の人はオフィスカジュアルにも使えるシャツスタイル、スカート派の人は薄手のニットのアンサンブルだと上品さもプラスできておすすめです。

服装の注意点

せっかく完璧なコーディネートを用意しても、服のシワや裾・靴の汚れなどが目に付くと台無しになってしまいます。うっかりしやすい部分なので要注意。また派手な色柄物、露出度の高い服、ジーパンなどのカジュアル過ぎる服装は挨拶の場では控えましょう。ヘアスタイルや爪の手入れも大切です。

喜ばれる手土産の選び方

地元の銘菓、有名なお菓子、季節の果物、お酒など定番なものがやはり喜ばれやすいです。迷った場合は事前に彼氏に両親の好みを聞いておくと失敗しません。賞味期限が短いもの、切り分けが必要なものはかえって負担になってしまうので避けた方が無難です。また、時間がないからといって彼の家の近くで購入するのは印象が悪いです。余裕を持って用意するようにしましょう。

手土産の注意点

手土産は彼の親との距離を縮めるためにも必須のアイテムです。話題の1つにもなりますし、プレゼントを貰って嫌な気分になる人はいません。高価すぎるとかえって気を使わせてしまうことになるので、3,000円〜5,000円くらいを目安に。のしは付けても付けなくてもマナーとしては問題ありません。付ける場合の表書きは無地か「御挨拶」で大丈夫です。

同棲の挨拶をする場所について

親に良い印象を与えるためには、挨拶をする場所にもこだわることが大切です。続いては、実際に同棲の挨拶をする場所とマナー、お店で挨拶を行う場合の注意点を解説します。

彼氏の実家

基本はお互いの実家に出向くのがマナーです。特に彼女の実家に先に伺うのが良いとされています。遠距離だと少し大変ですが、足を運ぶことで誠意を見せられます。実家は周囲の目や時間が気にならず、落ち着いて話ができるところがメリットです。

お店

親の意向によってはレストランなどで行う場合もあります。なるべく落ち着いた雰囲気で、個室のあるお店がおすすめです。料理のジャンルは好き嫌いがあるので、事前に彼氏に確認しておきましょう。なお、当日混み合っていて入れなかった！なんてことがないように予約は必須です。

失敗しない同棲の挨拶と、会話のポイント

彼氏の親に挨拶をするのは誰しも緊張してしまいます。 ここでは好印象を得られる挨拶・会話のポイントと、実際にどのような挨拶をするかセリフまで紹介します。

挨拶の切り出し方とセリフ

彼氏の親に挨拶をする場合は基本的には彼氏にリードしてもらい、彼氏をサポートするイメージで余計なことは言わないようにしましょう。彼氏が挨拶を切り出したら、「初めまして〇〇と申します」と最初に自己紹介をします。続いて「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます」と時間を割いてもらったことへの感謝を述べると好印象。最後に「よろしくお願いいたします」と締め括り、彼氏の口から本題へ移してもらうとスムーズに会話が進みます。

感じの良い会話のポイント

続いて会話の中で気を付けた方が良いポイントを解説します。

・彼氏のことは名前に「さん」付けで呼ぶ
・彼氏の親は「お義父さん/お義母さん」ではなく「ご両親」と呼ぶ
・「同棲」ではなく「一緒に暮らす」と言う
・姿勢を正して相手の目をみて話す

全体的に軽い印象にならないように、敬語を使って丁寧な言葉遣いを心がけましょう。たとえ言葉に詰まってしまっても、緊張していると素直に伝えれば大丈夫。うまく言葉にできなくても、正直さと誠実さを伝えられると場の雰囲気も自然と和らぎます。

彼氏の親から聞かれやすい質問

以下のよく聞かれる質問には事前に回答を用意してすぐに答えられるようにしておきましょう。

＜馴れ初め、交際期間＞
どこで出会ったのか、どれくらいの付き合いなのか、彼氏の親と初めて顔を合わす場合は説明が必要です。基本的には正直に話せば大丈夫ですが、SNSでの出会いや交際期間が短か過ぎる場合は心配されることがあるので、納得してもらえるような回答を彼氏と事前に話し合っておくことがおすすめです。

＜同棲の理由＞
結婚前提であれば結婚に向けての準備期間であること、いつごろ結婚をするつもりなのかなど具体的なプランを答えると納得してもらえます。

＜生活費について＞
金銭面で不安がある場合は同棲を認めてもらえない恐れも。収入が安定していることや、貯金など話せる範囲で伝えると安心してもらえます。

＜住む場所＞
物件探しはお互いの親の許可を得てからが基本ですが、大体の希望エリアや市町村くらいまでは彼氏と話し合っておきましょう。

＜仕事/趣味/家族/地元など自身の話＞
会話が盛り上がるチャンスです。仕事など専門的な内容はわかりやすく伝えられるようにしておきましょう。

同棲の挨拶の当日の流れ

それでは、ここまでのポイントを踏まえて実際の当日の流れと、手土産を渡すタイミング、本題を切り出すタイミングについて細かく解説していきます。

1.待ち合わせ

まずは彼氏と2人で待ち合わせます。 いったんカフェなどに入って、挨拶の流れや身嗜みの確認をしながら緊張をほぐすのがおすすめです。

2.両親に挨拶

彼氏の親との約束には5〜10分前に着くのがマナーです。両親と対面したらまず「初めまして。〇〇と申します」と軽く挨拶と自己紹介をしましょう。その際に、持ってきた手土産を彼氏のお父さんに渡すとスマートです。

3.世間話をしてから本題に入る

いきなり本題には入らずに交際のきっかけや自身の仕事、趣味の話などご両親の質問に答えながら場を和ませます。ひと盛り上がりして場の空気が温まったら、彼氏から本題を切り出してもらいましょう。

4.丁寧にお礼をして帰宅

話がまとまったら、あまり長居をせずに帰宅します。滞在時間は2時間くらいが一般的です。最後はどんな返事だったとしても「本日はありがとうございました」 と時間を割いてもらったことに丁寧にお礼を伝えましょう。もし当日許しをもらえなくても、最後まで誠実な態度でいれば別の機会を設けてもらえたり、後日許しがもらえたりする可能性があります。

彼氏の親に同棲の挨拶をして関係を深めよう

同棲の挨拶をすることにより、両家の距離が縮まり彼氏との関係もより深いものとなります。マナーを不安に思う方が多いですが、挨拶で大事なのは誠実な姿を見せ、彼氏の親を安心させてあげることです。ぜひ彼氏との幸せな将来に向けて頑張ってみてください。