AB型の日本人は1割程度。世間一般的には「A型とB型の性質を...
悪い部分だけじゃない?「自意識過剰」の原因と治し方。
girlswalker編集部
あなたは自分の自意識過剰さに生きづらさを感じていませんか?場合によっては、自意識過剰な状態が恋愛の妨げになっているかもしれません。あなただけではなく、多くの人が自意識過剰な自分に悩んでいるようです。というわけで今回は、「自意識過剰」の正体に迫るとともに、改善方法や意外なメリットまで、「自意識過剰」をさまざまな方向から見ていきたいと思います。
目次
自意識過剰ってどういう状態?
皆さんは「自意識過剰」という言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか。自分が「自意識過剰かも」と思っている人も、具体的にどこがそうなのかと言われると説明は難しいはず。まずは「自意識過剰」の言葉の意味や、自意識過剰な人にありがちな傾向をお教えします。
「自意識過剰」とは
自意識過剰とはずばり、自分に関することを過剰なまでに意識してしまう状態です。誰かがヒソヒソ話をしていて「もしかして自分のこと?」なんて思った経験は誰にでもあるはず。それが行き過ぎて、みんなが自分を悪く言っているように思えたりするのが自意識過剰な状態です。
人前に出るときに極度に緊張してしまう「あがり症」も、自意識過剰の延長線上にあります。人から悪く思われるのが怖くて、可能な限り自分をよく見せようと意識しすぎてしまいます。その結果、普段の自分でいられなくなりひどく緊張してしまうのです。
人によく見られたい気持ちは誰にでもあるので、軽度のものであれば問題ありません。しかしそれが過剰すぎると、対人恐怖・パニック障害・うつ病などを発症する原因になることもあり注意が必要です。
自意識過剰な人の行動
自意識過剰な人は、自分の見た目を過剰に気にしがちです。これも人からよく思われたいという気持ちからくるものです。すぐに鏡を見たり、街なかを歩いていても、ショーウィンドウに映る自分の姿をいちいち気にしてしまうのも、自意識過剰な人の特徴です。
写真写りに過剰にこだわる人も自意識過剰な傾向があります。SNSで自分の盛った写真ばかり投稿する人も自意識過剰かもしれません。周りもみんなやってるから、というノリであれば問題ないのですが、本来の姿では人から認められない気がして、大幅に加工を施して実物より良い姿を「今の自分」として見せようとしている人は、自意識過剰度な可能性が高いです。
自意識過剰な人の性格
見栄を張りすぎてしまうのは、自意識過剰な人の内面的特徴です。ありのままの自分に自信がなく、つい背伸びをして、場合によっては嘘をついたりもします。
また、自意識過剰な人は、周りの視線を感じてしまい物事に集中できないことも多いようです。周囲に人がいるとそわそわして落ち着きません。
失敗を必要以上に恐れ、実際に失敗すると激しく落ち込むのも自意識過剰な人の内面的特徴のひとつです。自分の無力さに失望すると同時に、周りからの評価も下がったに違いないと考え、精神的に不安定になりやすいようです。
自意識過剰の治し方
恋愛だけでなく、日常生活にもさまざまな弊害をもたらす自意識過剰。そうなってしまう原因を探るとともに、治し方のコツをお教えします。
周りは大して自分に興味がないことを知る
「みんなが自分に注目している」と思い込んでしまうのが、自意識過剰な状態です。でも実際はどうでしょうか。正直なところ、周りはそれほどあなたに興味を持っていません。自分が自分のことでいっぱいになっているのと同じように、ほかの人も基本的には自分のことを考えています。つまり、他人のことは自分が思っているほど見ていないし考えていないのが現実なのです。
皆の視線が自分に集まっている気がするのも実は大きな勘違いで、それをプレッシャーに感じるのはばかばかしいこと。見えない敵を想像で作り上げて、勝手に戦っているようなものです。この事実を知ることで、気持ちがすっと軽くなるはずです。
ダメな自分も認める癖をつける
自分に自信がなくて、ありのままの自分を認められないのが自意識過剰な人の心理です。それなのに人に認められたい気持ちは強まるばかりで、理想だけがどんどん高くなり、現実とのギャップが行き過ぎた自意識過剰さに繋がってしまうのです。
その状況から抜け出すには、今の自分を認めてあげるのが一番です。どんなに素晴らしいよくできた人間も、どこかに欠点はあります。周りからはパーフェクトに見えても、その人なりに問題を抱えながら行きているのです。自分の弱いところを認めるのは簡単ではありませんが、それを乗り越えて受け入れることができれば心にもゆとりが生まれ、行きすぎた自意識も軽減されるはず。
自分を否定する人たちとの接触を断つ
自意識過剰になるのには原因があります。多くの場合、周りに認めてもらえなかったり、必要とされていないと感じさせられる、辛い経験をしているはず。自分を肯定し自尊心を持つことが、心の傷を癒し、自意識過剰を治す大きなステップになります。
具体的には、自分に否定的な人たちとの関わりを極力避けることです。例えば、クラスメートにいつも自分を悪く言う人がいたら、無理に付き合わないこと。恋愛であなたを否定し傷つける相手も同じです。一見正しいことを言っているように見えて、自分への自信のなさを人への攻撃でごまかしているだけというパターンもあるので、それに付き合う必要はありません。
人間関係の整理はたやすいことではありませんが、自尊心を傷つけてくる人との関係は、可能であれば断ち切るべきです。可能な限り彼らとの接触を減らすことで、あなたの自尊心は守られ、自意識過剰の改善にもつながります。
自意識過剰の良い部分
ここまで見てきたように、行きすぎた自意識過剰は生きづらさを感じるでしょうし、治したほうが楽になります。でも実は、自意識過剰って悪い部分だけではないのをご存知でしょうか。自意識過剰の良い部分をお教えします。
相手の立場に立てる
自分がどう見えているかが過剰に気になる自意識過剰さんは、相手の視点に立つことが得意です。相手に「自分をよく思って欲しい」と常日頃から考える癖がついているので、相手の立場になって物事を考えることができるのです。
これは人間関係においてとても大切なことですし、恋愛でも絶対に必要な能力です。相手に不快な思いをさせず、居心地のよさを与えられるので人間関係が円滑になるはずです。人の気持ちや求めていることを先回りして考えることで、気がきく人だと思われることも多いことでしょう。
責任感が強い
責任感の強さも自意識過剰な人の良いところです。自意識過剰な人は、自分をよく見せることに全力を注ぎます。嘘や偽りで今の自分をよく見せてしまう人も中にはいますが、大抵の場合は、高い理想を現実にするために努力をしているはず。
自分を厳しく追い込んできた人は、任された仕事や役割を一生懸命にこなすことができます。ですから職場では「責任感のある人」として信頼度も高いでしょうし、恋愛においても頼り甲斐のある誠実な相手として、慕ってもらえるはずです。
自意識過剰とうまく付き合おう
必ずしも悪い部分だけではない自意識過剰。とはいえ、やはり損をする部分が多いのが現実ですよね。今回お教えした治し方のコツも参考にしながら、自意識過剰と向き合うところから始めてみましょう。少し考え方を変えるだけで周りの反応も変わってくるでしょうし、きっと今まで以上に生きやすさを感じるはずです。