ファスティングダイエットの正しい方法！キレイに痩せるコツは？

短期間で結果がほしい！そんなダイエッターに支持されているのがファスティングダイエット。長く続ける大変さも、たくさんのダイエット食品を買い続ける負担もないので、途中であきらめることなく成功しやすいダイエットとして評判です。さらに、美容効果もうたわれているため、とりわけ女子からの支持率が高いダイエット法として知られています。

今回はファスティングダイエットの正しい方法や知っておきたい知識についてまとめてみました。今すぐダイエットしたいなら、ぜひチェックしてください！

ファスティングダイエットとは？

そもそも「ファスティング」は“断食”を意味する英語で、古代ギリシャ時代にはすでにファスティングダイエットが実践されていたそうです。しかし、現代のファスティングダイエットは断食ではないので、体に大きな負担がかかることはありません！

まずは、アメリカのセレブたちも御用達とされるファスティングダイエットについて調べてみました。

デトックスに効果あり！代謝酵素を活性化

ファスティングダイエットは、固形物を食べない期間をつくって胃腸を休ませるダイエット法です。その目的は、働きすぎの消化酵素を休ませること。

体内にはいくつかの酵素があり、消化酵素もそのひとつ。気づかないうちに必要以上に口に運んでいる食べ物を、消化酵素はせっせと消化してくれます。しかし、体内で使える酵素には限りがあるため、消化酵素が過剰になるとほかの酵素の働きが減ってしまいます。

そこで、ファスティングダイエットで消化酵素を休ませて、代わりに代謝酵素を活性化させるのです。

代謝酵素にはさまざまな働きがありますが、中でも注目なのがデトックス作用。余分な老廃物を体外へ排出してくれるから、不摂生が続いている人ほどファスティングダイエットで結果を出しやすいとされ、1回で2～3㎏減る人もいるそうです！

むくみ解消でスタイルよく痩せる

長時間同じ姿勢で座り続けることが多く、運動不足になりがちな現代人は、体に水分を貯めこみがち。夕方には靴がキツくなる、下着の線や靴下のあとがくっきり残ってしまうなどの自覚があれば、体がむくんでいる証拠です。

ファスティングダイエットで代謝酵素が活性化すると、老廃物だけではなく、余分な水分も排出されます。全身のむくみが取れると、体重以上に見た目がスッキリ！激しいワークアウトをすることなく、短期間でスタイルアップすることも可能なのです。

また、顔やお腹周り、太ももなど、人によってむくみやすいパーツは異なりますが、そうした気になるパーツから効果が表れるのもうれしいところ。

美容やメンタルにもプラスに働く

ファスティングダイエットをすると、ダイエットだけではなく、美容やメンタルにも効果があるといわれています。

代謝酵素はデトックス作用のほか、細胞を生成する働きもあります。そのため、活性化した代謝酵素が肌のターンオーバーをサポート。ニキビやしみなどを改善しやすいのです。「肌荒れが続く」とお悩みなら、ファスティングダイエットで解決できるかもしれません。

また、デトックス作用によって体内がクリーンになると自律神経が安定し、ストレス解消にも役立ちます。ストレスは体に脂肪が溜まりやすくなる原因のひとつなので、ファスティングダイエットでストレスを解消すれば太りにくい体が手に入るかも！

ファスティングダイエットに不向きな人も

うれしい効果いっぱいのファスティングダイエットですが、短い期間とはいえ食事制限によって栄養の摂取が減るため、成長期の子どもや高齢者には不向きなダイエットといえます。

ほかにも、病気を治療している人や妊娠している女性など、通常とは異なるコンディションならやめておいたほうが安心です。

自宅でできる！ファスティングダイエットの正しい方法

ファスティングダイエットは、むずかしい知識や手順、道具などが必要ありません！とはいえ、効果を出すためには、正しい方法をきちんと理解しておくことが大切です。

そこで、自宅で取り組みたい人のために、基本的なファスティングダイエットの方法をまとめました。

まずは胃腸の状態を整える

「食べるのをやめればいい」といきなり絶食状態になると、体に大きな負担をかけることに。そのため、ファスティングダイエットには準備期間を設けることが大切です。

期間は最低でも2日、じっくり取り組みたいなら1週間程度。食品添加物や油分などを減らし、野菜や豆類など消化のいい食べ物を増やすなど、胃腸にやさしい食生活を心がけます。

腹八分目からスタートして、準備期間を通じて少しずつ食べる量を減らしていきます。最終的に“腹五分目”で食事を終えるようにしましょう。

週末がおすすめ！基本のファスティング期間は3日間

準備を終えたら、いよいよファスティング開始です！基本は3日とされていますが、仕事が休みになる土日のみ実践している人も多いようです。また、リバウンドのリスクが高まるので、期間を長くしすぎるのは禁物です。

絶食ではないとはいえ、固形物を食べるのは一切NGのファスティングダイエット。ファスティング期間、食事として口にできるのは酵素の働きを助けるための酵素ドリンクのみです。酵素ドリンクはネット通販で5,000円くらいから購入できます。

間食として水は制限なく飲めるので、たっぷり飲んで空腹を紛らわせましょう。おすすめはミネラル成分の多い硬水です。

ファスティング後は回復食で胃腸の状態を整える

ファスティング期間は胃腸がほとんど動いていない状態。そのため、ファスティング後にいきなり普通のごはんを食べると、消化がうまくいかず、腹痛や吐き気につながることも。

そのため、ファスティング期間を終えたら、胃腸にやさしい回復食でゆっくりと体調を整えるのがベスト。回復食といっても特別な食事を用意することはなく、おかゆやスープなど簡単なもので大丈夫です。準備期とは逆に、少しずつ食べる量を増やしていきましょう。

時間をかけて回復させるほどファスティングで整えた体内環境をキープしやすいと言われていますが、一般的には2～3日程度でOKです。

ファスティングダイエットで気をつけるべきポイント

ファスティングダイエットはシンプルなルールで誰にでも取り組みやすいのがメリットですが、ルールが少ない分、ちょっとした違いが効果にも影響します。

そこで、ファスティングダイエットを実践するときに気をつけるべきポイントもチェックしておきましょう。

生理直後がファスティングダイエットのベストタイミング！

いつもはわずらわしい生理も、ファスティングダイエットではベストタイミングを知らせる便利なサインになります。

生理が始まると女性ホルモンのひとつ、エストロゲンの分泌が増え始めます。エストロゲンは女性らしさをつくるホルモン。脂肪の代謝を促し、メリハリある女性らしいスタイルに整えてくれる作用があります。

ですので、生理スタートから1週間くらい、エストロゲンの分泌が高まっている期間を狙って、ファスティングダイエットをするのがおすすめ！ファスティングダイエットに、エストロゲンによる作用がプラスされ、さらに高いダイエット効果を実感できるはずです。

ファスティング期間に出やすいとされる症状に注意

ファスティングダイエット中は自分で気づかないうちに体が大きく変化しています。どんな変化が起こるか、事前に理解しておくとあわてることがなくて安心です。

酵素ドリンクの食事と水だけの生活では、知らず知らずのうちに水分不足になることも。すると、口臭や肌荒れにつながります。体重やむくみを減らしたいからと水分を控えることなく、ミネラル補給のためにも、水はたっぷりと飲みましょう。

ファスティングが成功すれば、デトックス作用が高まります。毒素が排出されると、自律神経が安定してリラックスした気分になりやすいようです。そのため、急激な眠気に誘われる人も珍しくないといわれています。ダイエット中に運転する必要がある人は注意しましょう。

酵素ドリンク代わりにプロテインや甘酒を活用してもOK

ファスティングダイエットで食事代わりに飲む酵素ドリンクは、野菜や果物が主成分。ビタミンは多いかもしれませんが、栄養に偏りがあります。特にたんぱく質がないため、体重といっしょに筋肉まで落ちてしまう可能性があります。

筋力を保ちながらダイエットしたいなら、酵素ドリンク以外の飲み物を利用するのもおすすめです。そもそも胃腸を休めることで代謝酵素は活性化するので、添加物などの成分に気をつければ、ドリンクの代用はじゅうぶんにアリです！

たとえば、プロテインドリンクには動物性たんぱく質が豊富。空腹感にも悩まされにくく、筋力のキープに役立つ万能のドリンクです。ほかにも、糖分を使っていない甘酒と“植物性のプロテインドリンク”ともいえる豆乳をブレンドすると、栄養価や満足感の高いドリンクになります。

ファスティングダイエットでキレイに痩せよう

短期間、食事の内容を変更するだけでキレイに痩せることのできるファスティングダイエットは、手軽にチャレンジしやすいダイエット法。ただし、ファスティングダイエットの急激な食事量の変化は、体に負担をかけてしまいます。間違った方法やムリなやり方をしないように気をつけるようにしましょう。

まずはスケジュールをしっかり立てて、ツラくならない程度に始めてみてくださいね。