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福士蒼汰、デビューのきっかけを作った渋谷での出会いに感謝「人生が変わった」

映画『旅猫リポート』が、2018年10月26日(金)より全国にて公開されました。

原作は『図書館戦争』『植物図鑑』など数多くの映画化作品を持つ、ヒットメーカー・有川浩。本作は、数ある有川浩作品の中でも、1、2位を争う高評価作品。現在世界17ヵ国で翻訳されており、猫好きはもちろん、万人の心を温かくするハートフルな物語として愛されています。

多くの原作ファンから熱望されながらも、今まで実写化は困難とされてきた本作が、天才猫・ナナの登場により、ついに映画化を実現しました。主演に抜擢されたのは、福士蒼汰。自身の動物愛を全開に心優しい青年・悟を等身大の演技で魅せています。もう一人の主人公・ナナの心の声は、高畑充希が担当。のびやかでまさに猫のようにクルクル表情を変える唯一無二の声が、感情豊かなナナに息を吹き込みました。

今回、悟役を演じた福士蒼汰さんが、ナナを連れてgirlswalkerに登場!

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抱っこ嫌いなナナが、福士さんにしがみついた瞬間にキュン♡

――本作への出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

「まず、原作を読ませていただいたのですが、猫が喋っているので……文字だけで見ていたらまだ理解できますが、『映像にするとこれはどうなっていくんだろう?』という思いと、期待感とで2つの気持ちがあって。作品が完成して、見事に期待感が上回りました」

――猫と挑む撮影は、いかがでしたか?

「不思議でした。自分が一方的に喋るのではなく、(高畑さんが吹き替えするための)空白の時間が撮影中はあるので、無言の間があったり、助監督さんがナナの台詞をナナっぽく読んでくださる時もありましたが、30代の男性ですし(笑)。でも、ナナが素晴らしかったです。こんなに猫が演技をできるんだと驚きました」

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――ナナとの撮影中の思い出はありますか?

「抱っこするシーンがたくさんあったんですが、ナナは抱っこが嫌いで、抱っこすると全然落ち着かないんです。早く自由にさせて~と後ろ足で蹴られるんです。そんな中で、フェリーで撮影するシーンがあったのですが、海や風が怖かったみたいで、その時だけ自分にずっとしがみついてきて(笑)。かわいいなぁ、と思いました」

――スタッフが多い現場でも、福士さんの前ではナナもリラックスしているように見えます。

「どうなんでしょうか~。撮影中は、ナナが自分に慣れたというよりは、自分がナナに慣れたという印象が大きかったです。昔、犬は飼っていたのですが、友達にも猫を飼ってる人はいなかったですし、猫と接すること自体が初めてだったので、最初はどうして良いかわからなかったです」

――今回を機に、猫の魅力を感じられましたか?

「犬は構って、構ってって来るところが可愛いですが、猫は真逆で、ツンデレなところと、自由にいてくれる姿が良いなと思いました。今回、車で過ごすシーンが多かったのですが、カットがかかるとケージからナナを出してあげていて。そうすると、自分で勝手に車の中を探索してくれる……そういう自由さが良いなと」

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福士さんと悟の共通点とは?

――演じられた悟は、どんな青年ですか?

「何があってもフラットで、トゲのない人です。彼の複雑な過去や境遇に影響されて、優しい人になったのかなと感じたので、背景を大事にしながら演じていました。あとは、人とある意味で距離を取っていて、あまり人に依存できない、悲しさも持った青年であると思いました」

――ご自身と比べて、似ているところはありましたか?

「自分自身、悟と似ていると思います。人や物に当たったりしませんし、まず怒らない。落ち込むこともないので、特にそういう部分が似てると思います。自分がなんでそうなのかと言うと、主観的な自分よりは客観的な自分を持つことが大事かなと思っていて。例えば、何か問題があったらその問題をどう見るかによって認識が変わると思うので、相手や第三者の視点に立ってみるんです。見方を変えることで、実はそんなに大きな問題じゃなかったりすることもありますし。悟も、客観的な視点を持ってるような人なのかなと」

――そんな悟から見て、ナナはどんな存在だと思いますか?

「まず、家族だということ。あとは、唯一心が開ける存在。人と距離を取っていて、敵も作らないし、あえて依存する関係性も築かない。そんな中で、悟が唯一、心を開ける存在なのかな、と思います」

――福士さんも、そんな存在はお持ちですか?

「家族です。家族が一番の拠り所ですし、一緒にて一番リラックスしていられます。家族といると、子供のままの状態でいられるんです」

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福士蒼汰の人生における、印象深い出会いとは…

――悟が溺愛するナナ。福士さんが最近、溺愛しているものは?

「海外ドラマ好きで、1話観始めちゃうと、ずっと観ちゃいます。『ヒーローズ』『ウォーキングデッド』とか、人気の作品はもちろんですが、最近は『iゾンビ』という作品にハマっています」

――本作では、多くの出会いも描かれています。福士さんの人生で、印象深い出会いは?

「たくさんありますが、自分に最初に渋谷で声を掛けてくださった方です。中学を卒業して、中学の友達と渋谷へ遊びに行って、そこでスナップに出てくれないかと声を掛けられたんです。そのスナップが雑誌に載って、それを見た事務所の人から声が掛かって。そのスナップに声を掛けてくれた方のおかげで人生が変わりました」

――福士さん的に、どういう方向に人生が変わったと思いますか?

「すごく幸せに、だと思います。(俳優にならなかったとしたら)色んな人生があって、色んな幸せが、他にもあったと思いますが。まぁ、(今)幸せです(笑)」

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――俳優として歩んでいる人生で、福士さんが大切にしていることは何ですか?

「自分自身でいることが大事だと思ってます。自分は、映画やドラマを作る立場ですが、それって、それぞれのプロフェッショナルが集まって出来ているわけで。誰かに合わせることも大事ですが、それ以上に、自分自身でいて、みんなで良いものを作ろうと同じ方向に向いて進んでいく方が良いのかな、と思ってます。それぞれがプロとして自分自身でいること、その場で自分の魅力を最大限に発揮すること、ストレスやプレッシャーで隠れたり埋もれたりしないこと。頑張って、自分自身でいることを貫きたいと思っています」

――最後に、読者へメッセージをお願いします。

「とにかくナナが可愛くて、恋愛や青春も感じられる作品です。観た後に、すごくスッキリもするし、ほのぼのとするし、ストーリーにも衝撃の結末が待っていて……。劇場で、あったかい気持ちに浸ってもらいたいな、と思います」

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ナナと二人三脚で挑んだ撮影の日々を振り返り、また自身へのプライベートな質問にも、丁寧に、温かく答えてくださった福士さん。いつもとは違う取材現場の雰囲気に緊張気味なナナも、そんな穏やかで、優しい福士さんの近くではリラックスしているように見えました。

SPECIAL MOVIE

girlswalker読者に向けて、福士からさんから動画でもコメントをいただきました。
お家でナナとくつろいでいるような雰囲気でほっこり♡

INFORMATION

「旅猫リポート」
2018年10月26日(金)全国公開

《出演》福士蒼汰 高畑充希(声の出演) ナナ
広瀬アリス 大野拓朗 山本涼介 前野朋哉 田口翔大
二宮慶多 中村靖日 / 戸田菜穂 橋本じゅん
木村多江 田中壮太郎 笛木優子 竹内結子
《監督》三木康一郎
《脚本》有川浩 平松恵美子
《原作》有川浩「旅猫リポート」(講談社文庫)
《企画・配給》松竹
(c)2018「旅猫リポート」製作委員会 (c)有川浩/講談社

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