『僕は妹に恋をする』(2007年:松本潤&榮倉奈々)や、『僕...
FROGMANがネタバレ!『鷹の爪』次回作は島根がNYを襲う!?
girlswalker編集部
■ 河北さんはもともと『鷹の爪』シリーズはご覧になってたんですか?
K:映画館のマナームービーでよく見ていました。
でも監督が一人で全部の声をやってたのは知らなくて。本番入ってみてほんとにすごいって感動しました。よく切り替えられますね。
F:よく間違えるけどね(笑)。
■ 収録はキャラ毎に行っているんですか?
F:収録は全部のキャラを通して一度でしています。
■ すごいですね!
F:全部一連でやらないと、お芝居のテンションが合わないんですよね。
K:すごい。私だったらおかしくなっちゃいそう!
■ 『鷹の爪』といったら島根ですが、ニューヨーク出身の河北さんからみた島根のイメージは?
K:『鷹の爪』のイメージしかないです(笑)。正直昔は地味なイメージがあったけど、『鷹の爪』のおかげで印象が強くなりました。なんか分かんないけど、どんなところなのか気になるし、行ってみたいなって。
F:google mapのストリートビューでも、ようやく島根県もできあがってみれるようになりましたので、是非検索してみてください(笑)。
■ 『鷹の爪』の中で、河北さんが一番好きなキャラクターは?
K:やっぱり吉田くんですね。吉田くんの空気がよめるんだかよめないんだかっていう、その絶妙なかんじがすごい好きです!
F:年齢的にも近かったりするもんね。
K:でも吉田くんってなんか、年齢不詳ですよね。すごい子供っぽかったり、大人っぽかったり、いろいろ混じってるから可愛らしい。
F:こうゆう彼氏がいたらどう?
K:彼氏はいやかな(笑)。友達としては最高だと思います。
■ 『鷹の爪』シリーズが子供にも人気が出てきたということで、今回の映画は大人も子供も楽しめるっていうのを意識したと伺いました。監督が一番子供に浸透してきたなと感じたのはどの瞬間ですか?
監督:子供たちに浸透したっていうのを実感したのは、うちの長男が今8歳なんですけど、幼稚園のときに、「パパ鷹の爪みんな知らないよ」ってふてくされながら言ってた時代があったんですよ。長男には「このアニメは子供向けじゃないもんな。がっかりすんなよ」って言ってたんですけど、最近になって、「パパ!学校で鷹の爪流行ってる!同級生とかが鷹の爪歌ってる!」って嬉しそうに言ってくれて。息子がそういう風に言うようになったということは、子供たちにも知ってもらえてるんだなと思いましたね。
■ 大人も子供も楽しめる映画ということで、なにか意識したことはありますか?
F:子供たちに広まって嬉しいなと感じつつも、『鷹の爪』を子供向けアニメにしたくなかったんです。大人も楽しめるくらい皮肉も込めて、かつ子供も楽しめるというところを目指したかったので、バランスに気を付けました。
あとは、子供も楽しめて大人も楽しめるエンターテイメントってだけじゃなくて、大人たちが子供たちに果たすべき役割ってなんだっていうのをテーマとして盛り込んだつもりです。もっと大人って子供に向き合って正しいことを教えなきゃいけないけど、そういうのを避けてるんじゃないのか、そういうところを実は子供たちも分かってるんじゃないかって。もっと言ってほしいって思ってるけど、大人が言ってくれないっていう状況は変えていかなきゃいけない。愛情をもって、もっと歩みよらなきゃなっていうのが、今回の『鷹の爪』に込めたひとつのテーマです。だからぜひ親子だったり、いろんな世代で見てもらいたい。