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亀梨和也、“野ブタ”から15年…俳優としての心境変化を明かす「今は怖くて怖くて仕方ない」

KAT-TUNの亀梨和也さんが主演を務める映画『事故物件 恐い間取り』が、2020年8月28日(金)より全国で公開されます。

本作がホラー初挑戦となる亀梨さん。そのホラーデビュー作は、『リング』や『スマホを落としただけなのに』などを手掛けたジャパニーズホラーの巨匠・中田秀夫氏が監督。映画『事故物件 恐い間取り』は、「事故物件住みます芸人」として活動している松原タニシ氏の著書「事故物件怪談 恐い間取り」が原作です。著書では、松原氏が事故物件に住んだ時に、実際におきた怪奇現象が赤裸々に綴られており、読者からは「恐すぎて部屋に入れない」という声が続出し、ベストセラーにもなっています。
今回、亀梨さんが劇中で演じるのは、松原氏をモチーフにした事故物件に住む芸人「山野ヤマメ」役。芸人としての仕事が無くなっていく中で、TV出演を条件に事故物件に住み始め、様々な怪奇現象に巻き込まれていきます。

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girlswalkerは、初ホラーにして、“ガチ”ホラーに挑戦することになった亀梨さんにインタビュー! ホラー挑戦への覚悟のほか、15年前の『野ブタ。をプロデュース』時代の“怖いもの知らず”だった自身を振り返りながら、俳優としての成長を語ってくれました♡

SPECIAL INTERVIEW

ホラー作品の出演に「めちゃくちゃ悩んだ」  さらに、アイドル・亀梨和也を封印!?

――亀梨さんにとって初めてのホラー作品となりましたが、出演オファーをもらった時の心境は?

「正直な話、最初にお話をいただいた時は、めちゃくちゃ悩んだんです。ホラー作品って、人の生死の部分がどうしても絡んでくるじゃないですか。自分の中で、「生きる、死ぬ」というテーマは軽いことではないので、どういう風に向き合えるのかなって」

――なるほど。映画というエンターテインメントだからと言って、仕事と割り切って軽い気持ちで演じることはできないと思ったのですね。

「そうですね。僕は、この映画にも描かれていることですけど、心霊現象って多少なりともあると思っているし、その現象には悲しいことや苦しいエピソードが付随していると思うんです。そこに対して、きちんと向き合い、しっかりと敬意をもって演じることができるのかっていう点で悩みましたね」

――では、そんな悩みを振り切ってオファーを受けた理由は?

「中田監督と一緒に作品作りをしてみたいなと思ったからです。心の準備をしっかりして、中田監督についていこうと思いました」

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――亀梨さんは、撮影スタート前から積極的に作品づくりに参加していたと伺いましたが、どのようなコミュニケーションを取っていましたか?

「台本が完成するまでの間に、制作途中の台本を都度共有してもらっていたので、読んだ感想を率直に伝えていました。『僕は前の稿のここは好きだったんですけど、カットしたのは何故ですか?』『この展開になっちゃうと、違和感を感じるような……』とか」

――今回は、売れない芸人・山野ヤマメを演じましたが、KAT-TUNとしてキラキラしている亀梨さんがジャニーズ感を封印するのは大変だったのでは?

「そうですね(笑)。やっぱり、KAT-TUN・亀梨和也としての印象って強いと思うんですよね。嬉しいことですけど。でも、今回は“売れない芸人”を演じなくてはいけない。そうなった時に、ただ普通に演じても『それでもやっぱり亀梨和也だよね』ってなってしまうと思うんです。なので、早い段階で『亀梨和也っぽさ』を捨て去って、お客さんに映画の世界に入ってほしいというのは、役作りのテーマでした。今回は、ホラーなので、アイドルとしての亀梨和也を引きずってしまうことは、エンターテインメントの要素を削いでしまうなって思ったので」

――では、具体的に「亀梨和也」ではなく「売れない芸人」であるとお客さんに意識をすり替えてもらうためにこだわったシーンはどこですか?

「冒頭の芸人としてコントをしているシーンですね。ここで『めっちゃウケてない、こいつらまじで痛すぎる』と感じてもらうのが重要だなと思い、監督や相方役の瀬戸康史くんと一緒に悩みました。もう見た目から『こいつらダメだ』って思わせる何かが欲しいって思ったんです。そこで、色々考えた結果、女装になりました(笑)。女装にこだわっていたわけではないんですけど、“売れない芸人”なので、本当にスベっているというものを『画』として見せる方法をとりたいなって思ったんですよね。それが結果的に女装になりました」

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――今回、ホラー作品ではありますが、中田監督はヤマメの人間臭さのようなものも丁寧に描いていますよね。芸人としての生き残りをかけて“事故物件芸人”にすがり、本来やりたかったこととは違うと思いながらも、流れに身をゆだねてしまうというか……。

「そうですね。あと、ヤマメはちょっと走ってる感じがあるんですけど、それは彼の必死さとか、純粋さが、そういう行動に繋がってしまっていると思うんです。ヤマメの人間臭さが描かれているからこそ、彼が嫌な奴にならないような立ち振る舞をすごく心がけてました」

――その他にも、今回はホラーでありながら中田監督は「コメディ的な表現」にもこだわっているとお聞きしました。ホラー作品で「コメディ的な表現」って真逆だと思うんですけど、亀梨さんはどのように思いましたか?

「ネタバレになるからあまり言えませんけど、本当に本格的なホラー作品だけど、全体にコメディ的な雰囲気が漂っているんですよ。撮影をしていても『うわっ、怖っ!』だけではない現場でしたね。その辺は、完全に身をゆだねてついていきました!」

共演・奈緒&瀬戸康史とのコンビネーションも抜群 不思議と「息が合う感じ」

――瀬戸さんとコンビを組んでいましたが、コントシーンの稽古もがっつりやったんですか?

「あれ自体を何日も稽古したり、撮影の前に何度かお会いさせていただいたり。劇中で使うとあんまり見えてなかったと思うけど、『劇中で使う写真!劇中で使う写真!』って言って、何日間かずっと一緒に何か撮影してたんです。そこで仲は良く、スムーズに」

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――瀬戸さんとは初共演でしたが、共演した印象は?

「瀬戸くんも初めましてだったんですけど、奈緒さんもそうですが初めましての感じがしなかったですね、不思議と。趣味とか出身も違うんだけど、本当に息が合うっていう感じかな。分かりやすいものがあればいいんですけど。そうじゃない何かが働いた中で今回奈緒ちゃんと瀬戸くんとお会いさせてもらった感じはしましたね」

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俳優としての心境変化を明かす「今は怖くて怖くて仕方ない」

――今年の春はドラマ「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ/2005年)の再放送をやっていましたね。あれから約15年が経ちましたが、当時と比べて俳優として成長したなと思うことはありますか。

「うーん、成長かどうかっていう話ではないんですけど、当時は圧倒的に準備する時間は無かったですね。というより、準備をしなくても怖くなかったですね」

――『事故物件 恐い間取り』のオファーで悩んでいた亀梨さんとは全くの別人みたいですね。

「そうですね。今は、準備しないと怖くて怖くて仕方ないですよ。それは、お芝居に限らずで、何事も怖さを知るようなところまで来たのかなって思います。『野ブタ。をプロデュース』の頃は、何をしていても、どこにいても、もう瞬発力と怖いもの知らずのエネルギーでやれていたので。逆に言うと、あの頃から今の“怖さ”という感覚持っていたら、今ごろ、辞めちゃっているんじゃない? 辛いもん。楽しくないもん」

――10代の頃は俳優としてはもちろんのこと、KAT-TUNとしてのデビューも決まったり、飛ぶ鳥を落とす勢いで、まさに「地元じゃ負け知らず」な日々でしたもんね(笑)

「当時は、ね(笑)。あの頃は自分が売れたいとか格好よく見られたいとかっていう欲望が強かったかな。でも、それはそれで良かったのかなって。あの頃しか、あんな軽いお芝居は出来ないと思うしね。でも、本当に準備する時間が無かったんですよ。『野ブタ。をプロデュース』に関して言えば、当日現場に行っても台本が出来上がっていなくて(笑)。台本が到着したらすぐに「はい、23ページからやりまーす」みたいな。でもそういう勢いだけの時間も過ごしながら、今に辿り着いているわけで。
30代になって仕事への向き合い方とか、その先にあるやりがいとか、そういうものに目を向けながらお仕事させてもらえるようになったのは、当時からみて成長したって言えるのかもしれませんね」

――そういう意味では、役と向き合う“準備”が出来るようになった今、ホラー作品と出会えたのは必然だったのかもしれませね。

亀梨「そうですね!色々経験する前から、早い段階にこの話が来ていたら、作品の重みを受け入れられるキャパを持っていなかったかもしれないですね。」

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――ありがとうございました!

INFORMATION

亀梨さんが真摯な思いでホラー作品と向き合った映画『事故物件 恐い間取り』。ぜひ、30代の俳優・亀梨和也が挑む新しいホラー作品を劇場でご覧ください。

映画『事故物件 恐い間取り』
2020年8月28日(金)全国ロードショー

《出演》亀梨和也 奈緒 瀬戸康史 江口のりこ 木下ほうか MEGUMI 真魚 瀧川英次 宇野祥平 高田純次 小手伸也 有野晋哉 濱口優
《監督》中田秀夫
《脚本》ブラジリィー・アン・山田
《配給》松竹
《公式サイト》https://movies.shochiku.co.jp/jikobukken-movie/
(C)2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

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