巷にはびこるマウンティング女子！ターゲットになる人の特徴や対処法とは

マウンティングとは人間関係において、相手よりも自分の方が優れていることを示す行為です。巷では自分は凄いと自慢してきたり、格下に見てきたりするマウンティング女子の行動に悩む女性が多くいます。今回はマウンティング女子のターゲットになりやすい人の特徴や、マウンティングされた際の対処法などを解説します。

人間の悲しき性！世の中に溢れるマウンティングとは

友人や職場の人、ママ友などマウンティングしてくる人物はどこにでも存在します。世の中に溢れるマウンティングとは、いったい何なのでしょうか。

「自分の方が優れている」と示す行為

マウンティングとはまたがる、乗りかかるなどの意味をもつ英単語の”mount”に、”ing”をつけて動名詞化した言葉です。動物界ではゴリラやサルなどの霊長類が、自分の存在を目立たせるため、相手に馬乗りになるマウンティング行為が行われます。

人間界でのマウンティングは、相手よりも優れている人物であると自ら主張する行為です。他人よりも自分の方が幸せであることを確認したいために、自慢話で得意そうに見せることもあります。

今ではマウンティング女子やマウンティング男子、マウンティング上司、マウンティングおじさんなども存在し、それぞれ格付けするポイントが異なります。

とくに女性のマウンティングは巧妙

女性のマウンティング行為は実に巧妙です。自分の悩みを相談したり、相手を褒めたりするところからスタートするので、一見するとマウンティング行為であるのか判別できないのが特徴。また、例え悩みが本意であっても、それが相手にとってうらやましい話であればマウンティング行為と受けとめてしまうようです。

マウンティング女子の格付けの指標と言えるのが、経済力です。ファッションや美容、娯楽など、自分にどれだけお金をかけられるのかが重要なのです。また、彼氏や結婚相手の仕事や学歴なども、女子会やママ会の会話の中で逐一チェックします。

一度格下認定されると、「かわいそう～」と同情され、自分よりも下の位置にいることを印象づけられます。

マウンティングのターゲットになる人の特徴

「なぜ私はいつもマウンティングのターゲットにされてしまうのだろう」と悩む女子も少なくないはず。実は、マウンティングするにも人を選んでいるようです。

見た目が地味な人

見た目を気にする傾向があるマウンティング女子は、ファッションや髪型、メイクなどが全体的に地味な女子に冷たくすることがあるようです。内面が地味であっても、見た目がマウンティング女子の好みであれば一目置かれます。

ただし例えおしゃれさんであっても、会話の中でその人の隙を見つければ、たちまち格下と見なすこともあるでしょう。結局マウンティング女子は、いかなる場合においても相手の弱点となる部分を探っているのです。

いじめられるのを恐れている人

徒党を組みたがるのがマウンティング女子の特徴の1つと言えるでしょう。マウンティング女子には腰巾着と呼ばれる側近が常に存在します。マウンティング女子に嫌われると、グループの中で仲間外れにされてしまうのではないか、と不安になる女子も少なくありません。

マウンティング女子の機嫌を損ねたくないと気遣うことで、益々マウンティング行為を増長してしまうのです。

何をしても反論しない人

マウンティングのターゲットとなるのは、お人好しの部類に属する人達が多いです。お人好しさんは、常に相手に気遣う善良な人。そのため失礼なことをされても、反論したり怒ったりすることはあまりしません。

最初は普通に接してくれていたのに、ある日を境にマウンティングされるようになった、ということがあるなら、マウンティング女子から何をしても反論しない人だと判断されたのかもしれません。

マウンティングをする理由

「マウンティングをする人の思考回路がわからない！」「本当はどんな気持ちでやっているの？」と思うこともあるのではないでしょうか。人はなぜマウンティングをしてしまうのか、その理由を探っていきましょう。

マウンティングするのは自分に自信がないから

マウンティングする人は他人から認められたい気持ちが人一倍強いのですが、それは自分には価値がそれほどないと思っていることの裏返しでもあります。マウンティング行為により、自分の価値が高まるわけではありません。しかし他人の価値を下げることで、手っ取り早く自尊心を満たそうとするのが、マウンティングを行う人の心理です。

人間関係には順位がつきものだと思っている

マウンティングする人を見ていると、立場が上なのか下なのかはっきりさせようとする傾向があることに気づくはず。マウンティングをする人は、どのような状況においても、人間関係には順位がつきものと考えています。コミュニティの中では常にトップでありたいため、自分の立場が不利にならないように画策します。

マウンティングをする人と対等な関係を築くのは難しいのかもしれません。

ウザいマウンティング女子あるある3選

「また自慢始まったよ…」とみんなからウザいと思われているマウンティング女子。マウンティング女子のあるあるパターンを紹介します。

1.アドバイスと見せかけてマウンティングする

マウンティング女子はアドバイスと見せかけて、マウンティングを仕かけるのが得意です。彼氏がいない人に対して、相談されてもいないのに「こうしたら良いんじゃない」と男ウケするファッションや髪型、男性との出会い方をアドバイスします。

そして「今まで彼氏がいないなんて考えられない！私は出会いに恵まれてきたな。〇〇も素敵な彼氏ができると良いね」と上から目線で話してくることもあります。

2.リア充アピールが大好き

周りから常にうらやましいと思われる存在でありたいマウンティング女子は、SNSで毎日が充実しているような、キラキラ感のある投稿をします。ラグジュアリーなホテルやレストランを背景にした投稿や、購入したブランド品の投稿が目立ちます。自撮り写真や、自慢の彼氏とのツーショット画像を投稿することもあるでしょう。

身近な人が不快に思って投稿をミュートしているのを知らずに、リア充投稿を発信し続けているのです。

3.言い返さない人には高圧的な態度

先に説明したように、マウンティング女子は反論しない人をマウンティングのターゲットとしていますが、自慢するだけではなく高圧的な態度をとることも。ターゲットとなる人が「おはよ～」と挨拶しても無視してきたり、職場などで何かわからないことを質問すると舌打ちしたりして、ぞんざいにあしらわれることもあるでしょう。鼻で笑ったり、皮肉を言ってきたりするなど人を嫌な気分にさせます。

一方、明らかに反論してきそうな人に対しては、高圧的な態度を取りません。

マウンティングをされた時の対処法

マウンティング女子との会話は後味が悪く、疲れだけが残る場合も。彼女達とはどうやって接していくと良いのでしょうか。

ムリして付き合わない

マウンティング行為は悪意をもってする場合と、もともとの気質が関係している場合があります。しかしどんな理由であっても、マウンティング行為で嫌な気分にさせられているのは紛れもない事実です。そのような場合では、ムリをして付き合わないほうが良いのではないでしょうか。

ストレスがたまるのなら、距離を置いたり、関係を断ったりしてみると良いですね。相手にするから、調子に乗ってマウンティングを仕向けてくるのです。

マウンティングを聞き流す

日常的にマウンティングする人とかかわらなければならない場合は、処世術として、適当に相槌を打ちつつ、実は聞き流すというテクニックを身に付けておくと良いのかもしれません。相手にはマウンティングさせるだけさせておけば、いずれは満足して去っていくものです。

しかし相手に気づかれないように聞き流す行為は、真面目さんには少々難しいのかもしれません。

自分の情報は与えない

「あの人、マウンティング女子かも」と思う女性の前では、自分の情報は与えないでおくと良いでしょう。そうなると会話にならないのではと思いがちですが、お金が絡む話や彼氏の学歴、職場の名前などを言わなければ良いのです。とりあえずドラマの話や天気の話、地域ネタなどを話すのが無難です。

自虐話を面白可笑しく話すのもNG。自虐の人として定着すると、あっという間にマウンティング女子の恰好の餌食になってしまいます。

マウンティングを上手く回避してストレスフリーに生きよう

あなたが嫌な思いをしてまで、マウンティング女子と付き合う必要はありません。世の中にはマウンティングをしなくても良い人間関係を築ける人はたくさんいます。なるべく、そういった人と付き合ってみてはいかがでしょうか。マウンティングをうまくかわしてストレスフリーな日常を過ごしてみてください。