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クリームのくるくる塗りは効果減!皮膚科専門医が教える「ざんねんなスキンケア」
girlswalker編集部
学研プラスより『皮膚科専門医が見た!ざんねんなスキンケア47 1,300円(税抜)』が、現在発売中だ。
本書は、皮膚科の専門医である安部正敏氏が、現場を通して間違った情報が多く知れ渡っていることに警笛を鳴らしつつ、正しいスキンケアの方法を伝授してくれる本。クリニックでの診察や講演会などを通して感じているのは、肌ケアに関する誤解、間違った情報に惑わされて肌を逆に傷めてしまっているケースが実に多いということなのだそう。
そうしたスキンケアの「ざんねん」な例をあげながら、皮膚科学の知識をふまえた正しい対処法を解説していく。
たとえば、肌に潤いをあたえるコラーゲン。直接肌に塗るほうがじんわりしみて効果がありそうだが、先生の答えは「NO」。そういった、女子が飛びつきそうな美味しい“ネタ”が盛りだくさん。
また、皮膚の仕組みなど、専門的な内容をわかりやすく説明しつつ、あくまでクールに皮膚細胞にいちばん届くスキンケアを教えてくれるのもわかりやすい。その論理的な解説は、「なるほど!そうだったのね!」と目が覚める思いがするはず。
美肌を保つための日常のケアから、気になる皮膚トラブルまで、本書ではお肌に関する問題を幅広く取り上げていく。
6つのカテゴリーに分けて解説されているが、初耳学な情報にもご注目を。第3章「食べ物と肌」にはこんな項目も並ぶ。「生焼けのしいたけで皮膚炎に!」「スギ花粉症の人はトマトに注意!」。万能野菜だと思っていたトマトが、皮膚トラブルの原因になるかもしれない。
北海道では、白樺の花粉による「シラカバ花粉症」で、「りんご」がNGという人もいるのだそう。皮膚科専門医だから知っている、意外な新情報も豊富に盛り込んであるので、トリビア的な知識もすっと入ってくる。
また気になるのは、普段やっているスキンケアが、どれほど「ざんねん」なのかということ。全項目について、その深刻度を「おしい」「注意」「ヤバイ」の3段階でチェックできるようになっている。
「おしい」は、もうひと工夫でOKなケア。「注意」は、そのケア改善の余地あり。最高ランクの「ヤバイ」は、そのケア、即中止せよという意味。
ついやってしまっていたよくない習慣も、皮膚科学目線の客観的な指摘で、素直に改めることができそう。
「practice(実証)」と名付けたページでは、肌の構造や組織、細胞部分などを、図やイラストで見やすく説明。スキンケアには欠かせない、覚えておきたい基礎知識が満載。
肌荒れや乾燥が気になる秋冬シーズン。今までの常識が覆るかもしれない本書で、正しいスキンケアの知識を身につけて、健康的な美肌を目指してみては。
Information
『皮膚科専門医が見た! ざんねんなスキンケア47』
《著者》安部正敏
《価格》1,300円(税抜)
《発売日》2019年10月24日(木)
《出版社》学研プラス
※電子版あり
《安部正敏Profile》
札幌皮膚科クリニック院長。群馬大学医学部卒、同大学院医学系研究科修了。医学博士。米国テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター細胞生物学を経て、現職。東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学非常勤講師。日本臨床皮膚科医会常任理事。著書『たった20項目で学べるスキンケア』シリーズ(学研メディカル秀潤社)など多数。