なにわ男子 関西ジャニーズJr.・道枝駿佑が表紙を飾る『Vi...
窪田正孝は〇〇マニア!1番落ち着くモノ
girlswalker編集部
人気漫画家・福満しげゆきの代表作「生活【完全版】」がついに実写映画化。最強エンタテインメント『ヒーローマニア-生活-』が5月7日(土)に公開します!本作で、ヘタレでダメダメなフリーター・中津を熱演したのは、近年のめまぐるしい活躍をみせる東出昌大。そして中津と偶然出会い、相棒として共に戦うことになる土志田には若手俳優の中でも群を抜く実力派・窪田正孝、2人の仲間になる情報収集能力に長けた女子高生・カオリをカリスマ的人気を誇り、女優としても更なる進化を遂げている小松菜奈。そしてチームの中で最年長にして“若者殴り魔”の異名を持つ日下を才能豊かな名優・片岡鶴太郎が演じている。そんな奇跡のキャスティングにより最高のチームワークが実現!!近年、ハリウッドをはじめ世界的に大ヒットを遂げているヒーロー映画に引けを取らない、新たな日本映画が誕生しました!
今回は、下着泥棒を繰り返すニートといった今までに見たことのない一面を好演した窪田正孝さんに直撃!これまでもアクション作品に多数出演し、その高い身体能力を披露している窪田さんですが、本作でもほぼ吹き替え無しの抜群にキレのある痛快アクションを披露しております!撮影現場の様子をはじめ、知られざるマニアな一面も教えてもらいました♪
■土志田を演じるにあたり意識したことは?
窪田(以下・K):キャラクター全員がそれぞれにコンプックスがあって、すごくマニアックな部分を持っています。ヒーローが敵をやっつけようとするテーマは他のヒーロー映画と同じですが、そんなメンバーの繋がりが逆に面白いと思いました。なのでちょっとずつ違うところで共鳴しあっていればいいなと思っています。土志田は誰と一緒にいても、変わらない態度でいることを意識していたので、戦っている時とのギャップを出せていたらいいなと思って演じました。
記者:誰といても変わらないというのは、彼の強さと呼べる部分なんですかね?
K:そうですね。そこが軸になっていると思います。唯一弱い所といったらカオリちゃんですね。土志田は異性として意識しているのに、こっちは見てもらえずカオリちゃんは中津ばかりを見ています。2人だけのシーンもありますが、土志田の精神年齢がだいぶ低いと思ったので、小学生と高校生が一緒に歩いているイメージで出来たらいいなと思っていました。
■土志田の人間性を教えて下さい。
K:撮影の前までは中津と土志田の関係値として、中津という一本の木があってその木がへし折られそうになった時土志田が継ぎ接ぎをしていくのかなと思っていました。でも撮影が始まりそうでは無くて2人が揃って一本の木なんだなと気づきました。ですが、2人で一本の木でも個々としてどこか交じり合っていないんですよね。彼は吊し魔となってから、みんなを守る戦力として繋がっています。変わらない事をベースでやっていく土志田は無理に誰かの反応を見たりリアクションをする事をしなくていいので、個人的に演じやすかったです。
記者:そんな土志田に共感したところは?
K:僕も人見知りなので、彼の気持ちがわかりますね。普段の街中で知っている方とすれ違ったりすると、話しかけられるのも苦手だったり、僕から話しかけることは出来ません。下を向いちゃったり、遠いところにいて知り合いっぽいなと気づくと逃げてしまったりしちゃいます。
記者:わかります。プライベートで会うのが恥ずかしいですよね。
K:突然出会うと何を喋っていいかわからないですね。
■アクションが素晴らしいですが、どんなトレーニングをしましたか?
K:僕自身のトレーニングというよりも、アクション監督の森﨑さんが全てを叩き込んでくれたおかげです。ストイックに土志田のアクションを作り込んでくれました!
記者:それにしても窪田さんの身体能力の高さがすごいですよね。
K:いや、教え方です!初めてのアクションでご一緒したのが森﨑さんでした。その時も盗みたいなと思うようなアクションを目の前でやってくださるんです。その姿がまたカッコいいんです。殴って無い方の手の位置や目の動きだとか、細かい部分まで動作がカッコいい。今回アクションの決めポーズを考えたのは、監督なんですけどね。(笑)
記者:では一番大変だったことは?
K:ワイヤーでのアクションだったので、息が出来ないくらいキツキツに紐を縛っていたことと暑さですね。土志田は窮地に立たない限り無機質なタイプなので汗とか必死さが顔に出ないように頑張りました。
■下着泥棒のニートといった役柄とあって、今までにない一面が観られますね!
K:いつも与えられた役以上のものを返せたらいいなと思っているのですが、演技に我が出てたところを徐々に抑えていかないといけないなと意識はしています。それに、だんだん観てくれる人が多くなると自然とイメージもついてくるので、虫に話しかけてそうとか、家で食器とか洗ってそうとか。(笑)いい意味でそのイメージを壊していくという作業をこの先出来たらいいなと思っています。なので土志田ような新しい役を頂けて、新しい枠を広げてもらえたのはありがたいです。
■「人は変われるのか」というテーマも込められていますが、窪田さんは役者を通して変わりましたか?
K:元々人と極力喋らない仕事をやりたかったので、車やバイクの整備士になりたいと思いずっとガソリンスタンドで学生時代バイトしていました。車を洗っている時間とか没頭出来る事があるとすごく幸せでした。その後、オーディションで今の事務所に出会って仕事を始めたのですが、それは自分が求めていた事と真逆の仕事でした。
記者:役者さんはたくさんの人と関わりますよね。
K:そうなんです。現場ごとで違うスタッフさんですし毎回初めての方もたくさんいます。ですがこの環境のおかげで僕自身すごく変わりました。1人よりみんなで没頭出来る方が、すごく楽しいなと気づくことができたんです!いい意味で他力本願になれてみんなで補い合ってこうやって一つの作品が出来ていく楽しさを知れました。なので今も芝居って楽しいなと思えるし、答えを求めれば求めるほど逃げていくし、底知れない見えない物を探していく作業はやりがいを感じます。没頭で出来ることを見つけられて幸せです。