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“僕はすごく人見知り”そんな眞栄田郷敦に山本舞香がとった行動とは?
girlswalker編集部
10月14日(金)より全国公開される映画『カラダ探し』。コミカライズも話題となった人気携帯小説が原作の本作は、橋本環奈さん演じる主人公の女子高生・森崎明日香がクラスメイト5人とともに見知らぬ少女“赤い人”に“カラダ”を探すように命じられ、探し終わるまでは何度殺されても同じ日を繰り返す…というループ型アクションホラー。
そこで、明日香と一緒にカラダ探しのループに巻き込まれるクラスメイト、伊勢高広役の眞栄田郷敦さん、柊留美子役の山本舞香さんにインタビュー。演じる役どころや撮影時のエピソードなどお話をお聞きしました。
SPECIAL INTERVIEW
眞栄田郷敦&山本舞香が語る「自然体で演じられた役」
——眞栄田さんが演じる高広は、明日香の幼馴染でもあり、男女問わず慕われているクラスの人気者。そして、山本さん演じる留美子は強気な性格の大人びた女子高生という役どころ。ご自身の役をどんな風にとらえていましたか。
眞栄田郷敦(以下、眞栄田)「高広は誰とでも仲良くなれる子で、自分とは全然似てないんですよね。スポーツも出来て、モテそうな感じじゃないですか。でも、そういうカッコよさを出すのが自分はちょっと苦手で。チャレンジングな役だなとは思いました。あと、高広はクラスの中心人物ではあるけど、自分をどこか抑えているようなところがあるんです。誰とでもいい関係を作ろうとしてるんだろうな、とも思ったので、その部分をうまく出したいなと考えていました」
山本舞香(以下、山本)「『カラダ探し』を実写化するなら、留美子は山本舞香っぽいという声が結構あったんですけど、原作を読んで自分でも似てるなって。留美子は6人のなかでも明るい方。やんちゃというか。私も友だちには自分から話しにいくタイプなので、そこは似てるなと思いながら演じていました」
——演じるにあたって、特に意識していた部分はありますか。
山本「…ないですね(笑)。外見を原作のイメージに寄せていたので、お芝居にならないように自然に。楽しかったら、楽しい。怖かったら怖い。そのときの気持ちを大事にしていました」
眞栄田「後半は僕も自然に演じられた気がします。カラダ探しに巻き込まれる6人はみんな、それぞれに抱えているものがあるので、カラダ探しに巻き込まれる前のキャラクター付けはしっかりやりたいなとは思っていました。その部分があるからこそ後半の青春シーンが輝く、というのがあったので」
——高広と留美子、お互いの見どころシーンも教えてください。
眞栄田「みんな最初と最後で全然表情が違うんですけど、一番変わるのが留美子。ギャップがありますね。最初は校外の彼氏のことで悩んでいるけど、後半は明るく盛り上げていくキャラクター。単純にカッコいいなと思いました」
山本「高広はドスンと構えているというか、自然とみんなを守る、包容力がある役だなと思っていたんですけど、郷敦らしさが加わってより魅力的なキャラクターになったなって。自分からは言わないけど、すごく考えているんだろうなというのがお芝居からも、完成した映画からも伝わってきたので、そのこだわった表情に注目してほしいなと思います」
お互いの第一印象は「一匹狼」「人見知り」
——初共演のお二人。撮影を通して、お互いに第一印象から変わったイメージはありましたか。
眞栄田「最初は留美子みたいな一匹狼の方かなと思っていたんですけど、実際はすごく優しかったです(笑)」
山本「ね、優しいんですよ(笑)」
眞栄田「一人一人、よく見ているんですよね。僕はすごく人見知りなので、それを気遣ってフランクに声をかけてもらえたのが、本当にありがたかったです」
山本「郷敦は、もう印象通りですよね。すごく静かで、自分を強く持っている人。人見知りだって聞いていたので、あえてみんなの輪に入りたくないのかな、役のことを考えて集中してるのかなと思ったんですけど、ちょっと話しかけるとすごくニコニコして答えてくれて。めちゃくちゃかわいい子なんだなって。この物語はカラダ探しに巻き込まれた6人の絆が軸になるから、どうやって仲良くなろう?とも思ってたんですけど、最初はそんな感じで人見知り全開だったので、まずは『ブランコ乗らない?』って誘いました(笑)」
眞栄田「そうでしたっけ?(笑)」
山本「そうだよ。控室の裏にあったブランコに(神尾)楓珠とか、コタ(醍醐虎汰朗)とかと一緒に乗りに行って。そのあとも夜、みんなで集まってクイズを出し合ったりしたんですけど、郷敦がいろいろお題を出してくれて、その時間がめちゃくちゃ楽しかったです。第一印象は笑わない子だったけど、意外と話すと明るい。でも、人見知りがなくなるまで時間がかかるっていう感じでした」
——ホラー映画としてだけでなく、青春映画としての見どころもある本作。そのふり幅の大きさもポイントになっていますが、ホラーの部分では何度殺されてもループするとあって衝撃的なシーンも多くありましたね。
眞栄田「撮影中は結構シュールな感じだったんですよ。待ち時間、胸に鉄パイプみたいなものがずっと刺さったまま携帯を見たりしていて(笑)。技術さん、すごいなって思いましたね」
山本「裏側知ってると面白いよね。私がバンって死ぬところとか、血のりを付けるのに目の前でバズーカ撃たれてるんですよ(笑)。テストできないから一発勝負になっちゃって、どれくらいの威力で来るんだろうとか分からないまま死んだ顔をしなくちゃいけなかったのが、すごく印象に残っています。あと、楓珠が死ぬシーンで、あとからCG処理するために下半身だけグリーンのタイツを履いていたところがあったんですけど、空き時間にふざけて全身タイツになって、みんなを笑わせてくれたこともありました」
——青春の部分では、海に行ったり、カフェでお茶したり。仲の良さが感じられるシーンも見どころですね。
山本「海のシーンは、郷敦がコタをバーンって投げたり、男性陣はみんな海に入ってびちょびちょ(笑)。監督には内緒だったんですけど、すごく喜んでくれました。素の仲の良さが伝わったらいいなと思います」
眞栄田「あのシーンは、観てくださった方が『いいな』と思えるシーンになったんじゃないかな。あと、僕は女性3人がパフェ食べてるシーンがすごく好きですね。同じ日をループする“カラダ探し”を逆手にとって楽しんでる姿が印象的でした」
自分がカラダ探しに巻き込まれてしまったら…?
——もし自分がカラダ探しに巻き込まれてしまったら、6人のなかでどのタイプになりそうですか。
山本「どうしよう!?ですけど、やっぱり留美子しか考えられない。(横田真悠さん演じる)理恵はクラスの学級委員長でマジメなイメージだから無理でしょ。明日香みたく静かな子ではないし。留美子かなぁ」
——戦えそうですか?
山本「怖いですよね。素直に(笑)」
眞栄田「戦えそうですよ(笑)」
山本「戦えそう!?えー、口げんかなら負けないけど(笑)。でも、みんながいるから戦えるんだと思うな。一人はさすがにつらい!」
眞栄田「僕は、なんやかんや高広みたいな動きをしそうですね」
山本「普段は、楓珠が演じた篤史だよね」
眞栄田「いや、普段は明日香タイプだと思う」
山本「明日香かー!確かに!」
眞栄田「一番ちゃんと作戦を考えるのはコタの演じた翔太だから、それをサポートしつつ、自分はみんなを守って戦いそうな感じがします」
——では、最後にメッセージをお願いします。
山本「監督がアメリカンホラーっぽくしたいとおっしゃっていたとおり、日本のじめっとしたホラーとは違う感覚の映画になっています。観たあとにトイレに行けない、とかにはならないと思うし、すっきりした気持ちで観てもらえると思います。テンポもよくてあっという間に終わるので、明るく感想を話し合ってもらえたら嬉しいです」
眞栄田「本当にその通りで、エンターテインメントとして観られるホラー。ずっと怖いだけじゃなくて、青春もあって。その青春も高校生ならではのモヤモヤとか、内面の部分に感情移入して観てもらえるのかなと思っています。楽しんで観てください!」
INFORMATION
映画『カラダ探し』
2022年10月14日(金)
《出演》橋本環奈、眞栄田郷敦、山本舞香、神尾楓珠、醍醐虎汰朗、横田真悠、栁俊太郎、西田尚美、柄本佑 ほか
《原作》ウェルザード「カラダ探し」(エブリスタ)
《監督》羽住英一郎
《主題歌》Ado 「行方知れず」 作詞 作編曲 椎名林檎 (ユニバーサル ミュージック)
《配給》ワーナー・ブラザース映画
《公式サイト》https://wwws.warnerbros.co.jp/karadasagashijp/
©2022「カラダ探し」製作委員会
文:吉田光枝
写真:MISUMI