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岡田准一×山田涼介、先輩後輩コンビが語る“魂をこめた作品”とは「覚悟して観て欲しい」

岡田准一さんと山田涼介(Hey! Say! JUMP)さんが共演した映画『燃えよ剣』が、10月15日(金)からついに公開。江戸時代末期である幕末、激動の時代を生きた新選組の壮絶な人生が描かれます。

燃えよ剣

© 2021 「燃えよ剣」製作委員会

岡田さんが演じるのは鬼の副長と呼ばれた土方歳三、一方の山田さんは天才剣士であり誰からも愛される弟的存在、沖田総司。殺陣の達人でもある岡田さんは、今作で初めて殺陣に挑戦した山田さんにも指導していたとか。

普段は歌やダンス、バラエティー番組でのトークなど、多岐にわたって活躍するお2人ですが、いつもとは違う表情をたっぷり見られる作品です。

SPECIAL INTERVIEW

役に没入できる現場だった

——緊迫感のある映像に心を動かされました。演じているほうは大変だったのではないかと…。

岡田准一(以下、岡田)「楽しかったよね?」

山田涼介(以下、山田)「楽しかったです!」

岡田「原田(眞人)監督は時代の場を作る監督で、場づくりや衣装だけでなく、キャストもその場に合う人を探していらっしゃいます。役者自身も役に没入できて、土方という役をまとっているかのような役作りができました」

山田「現場では岡田さんのことを『土方さん』と呼んでいて、近藤さん(鈴木亮平)が局長なんだけど、土方さんのほうが怖いような空気感でした。殺陣の振り付けをしてもらっているから、殺陣の場面があるたびにみんなが岡田さんの顔色をうかがって」

岡田「みんな僕の顔を見るんですよ(笑)」

山田「人を斬るシーンだから緊張感があるし、『土方さん大丈夫ですか』と。常にピリッと緊張している現場でした。岡田さんは、集中しているようで近づけないなって瞬間があったり、ふとした時に見せる笑顔に惚れるものがあったり。この人だったらついていけるっていう安心感あるじゃないですか。だから僕も、沖田のほわっとした空気感が出せたのかなと思います」

山田「緊張は1日1粒のチョコレートでほぐしていた」

岡田「沖田、良かったよね。京都の撮影所で歴代の沖田を作り込んできたスタッフさんたちが、『准ちゃん。あれええなあ』ってみんな褒めてました。『あれは一番の沖田だ』と。映像に映る姿もそうですけど、現場での存在感とか、役作りも含めてのことでしょうね。僕が知っている昔の撮影所ってすごく怖いところなんです。そんなスタッフさんに褒められるというのは、役者として最高の幸せだと思います」

山田「ありがとうございます。僕は目の前で岡田さんを見ていて、これは何やっても勝てないなって感じました」

岡田「それほんと?」

山田「いやほんとに。僕も負けず嫌いだからがんばるんですけど、これは無理だと。努力しただけでは追いつけない、と思ったのは初めてのことで」

岡田「たぶん、着物着てメイクすると圧がすごいから(笑)。今こうして話している感じとは全然違うと思います。歩くたびに隊士たちがサササッと後ろに下がってました(笑)」

山田「よく漫画で鬼がブワッて出てくるようなシーンがあるけど、そういうふうに見えたんですよ、やばいやばいって(笑)。原田監督も厳しい方で有名だし、いろんな意味でこんなに毎日緊張する現場ってなかったです。高級なチョコレートを一粒食べるっていうのが毎日の楽しみで、それで1日の緊張をほぐしていました」

岡田「1日1粒食べるのが幸せだって言ってたよね」

岡田「山田くんは1000人にひとりの逸材」

——普段のお互いを知っているお2人だから、できたことも多かったんだろうなと感じます。

岡田「先輩後輩って、本来はやりづらいんですよ。ただ今回、山田くんと森本(慎太郎/SixTONES)くんに関しては、役としての自覚と覚悟が感じられるし、芝居自体もうまい。自分が土方をやる時の沖田は山田くんしかいないなと思いました」

——沖田総士は天才の剣士ですが、山田さんは殺陣に初挑戦。剣の使い方はどのように伝えたんですか?

岡田「刀の使い方さえ教えれば、あとはどう見せるかというための殺陣を作るだけで、飲み込みが早いし、ちょっと言えばすぐ修正してくれるし、うまかったですね。沖田は、遊んでいるかのように素早い動きをしてもらったりとか。1000人にひとりの逸材。すごいですよ」

山田「初めてでわからないことだらけでしたけど、細かい部分まで教えてくださって。斬り込みもひとつひとつ、ちゃんと意味を持たせてあるんです。歩く動作にしても、『なんでそこを歩いてる?』って言われたことありましたよね。『すいません、何も考えてなかったです』って答えたんですけど」

岡田「あそこから撮ってるのに、なんでそっち歩いてるの?って。意図がわからないと動作の説明がつかないので」

山田「岡田さんと柴咲(コウ)さんと3人のシーンでも、柴咲さんとお会いするのも初めてだし、刀だけでなく会話でやりとりするようなシーンだったので余計に緊張しちゃって」

岡田「緊張してたよね(笑)」

山田「緊張しすぎて…。で、それを見抜かれたのが恥ずかしかったですね。いや、やっぱりすごいなと。本当に見てくれてるなと」

映画館で浴びるように観てほしい

——コロナ禍で延期もありましたが、ようやく公開ですね。

岡田「映画館で観ていただきたい映画ですね。音も映像も空気感も、大きなモニターで浴びるように観ていただきたいです。改めて久しぶりに観ましたけど、いい映画でした。役者がノっているし、役を生きているし、楽しそうで。あの時、土方として生きていたなと。そういう細かな思いが包まれた映像を、映画館で浴びるように観てほしいです」

山田「魂を削られる映画だと思います。それだけ魂をこめた作品なので。僕だけじゃなくて、この映画に関わった全員が。この時代は、今のように命が重くなかった時代。だからこそ、今の時代と照らし合わせると、人の命の重さを感じるんです。撮影後しばらく経った今だからこそ、それを客観的に感じることができて。まあ、映画館でどれ観ようかなって、フラッと観にいく作品じゃないと思いますけど…」

岡田「覚悟して観て欲しいな、と(笑)。それくらい、観るほうも気合いが入る作品だと思います」

INFORMATION

映画『燃えよ剣』
2021年10月15日(金)

《出演》岡田准一、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、尾上右近、山田裕貴、たかお鷹、坂東巳之助、安井順平、谷田歩、金田哲、松下洸平、村本大輔、村上虹郎、阿部純子、ジョナス・ブロケ、大場泰正、坂井真紀、山路和弘、酒向芳、松角洋平、石田佳央、淵上泰史、渋川清彦、マギー、三浦誠己、吉原光夫、森本慎太郎(SixTONES)、髙嶋政宏、柄本明、市村正親、伊藤英明

《原作》司馬遼太郎「燃えよ剣」(新潮文庫刊/文藝春秋刊)*遼の字のしんにょうは「点2つ」
《監督・脚本》原田眞人 
《製作》『燃えよ剣』製作委員会 
《製作プロダクション》東宝映画  
《配給》東宝 アスミック・エース
《公式サイト》https://moeyoken-movie.com
© 2021 「燃えよ剣」製作委員会

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