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いつもと違う夏になる♡ゆかたの帯の結び方大公開
girlswalker編集部
「今年の夏のデートは、絶対ゆかたを着たい!」という人のために。ゆかたを着るときに必要な知識やおすすめのコーディネートをご紹介します。ゆかたのコーディネートの決め手は、帯の結び方。詳しい結び方を知る前に、まずは結び方にどんな種類があるのか知って、ゆかたと帯選びの参考にしてくださいね。
目次
ゆかたを著る前に|そろえたい小物と選ぶコツ
普段なじみの薄いゆかたは、着るときに必要なものやサイズの合わせ方など、知らないことも多いのでは?そこで、必要な小物や選び方のコツについて解説します。
帯だけじゃない!ゆかたに必要な小物
ゆかたを着るために必要な小物をご紹介します。
◆帯
ゆかたに適した帯には、主に3種類あります。
半幅帯
約16cmと通常の着物で使用する帯よりも幅が狭いので初心者でも結びやすく、締め付けを感じにくいのが特徴です。
結び帯・作り帯(付け帯)
胴体に巻く帯の部分と、背中の飾りの部分が別々になっている帯です。飾りの部分は、あらかじめ結んであるものと、自分で好きな形に結べる2種類があります。
兵児帯(へこおび)
柔らかい生地でできた幅広の帯です。子供の頃、ゆかたを着るときに使ったことがある人もいるのでは?子供用と思われがちですが、大人向けのデザインも増えています。
◆腰紐
名前のとおり腰に巻き付け、ゆかたの前身頃を固定させるための紐です。
◆コーリンベルト(きものベルト)
両端がクリップ状になっているゴムのベルトです。ゆかたの脇部分に片側のクリップをとめて背中を回して反対側の衿(えり)にとめます。腰紐をもう1本使って代用できますが、伸縮性のあるコーリンベルトの方が着ていて快適なのでおすすめです。
◆前板
帯を締めた後、帯の間に挟みます。帯部分に張りが出て見た目が美しくなります。ゆかたの前板には、熱がこもりにくいメッシュ状のものがおすすめです。
◆和服専用の肌着
和服専用の肌着は、普段のインナーよりも断然機能的。和服専用下着は上半身に綿素材・下半身に化学繊維が使われるのが一般的なため、上半身の綿が汗をしっかり吸い取り、下半身足の化学繊維は足さばきがスムーズで歩きやすくなるメリットがあります。
ゆかたと帯を選ぶコツ
ぽっちゃりさんは、縦に流れるようなデザインがおすすめです。小さな柄は、避けた方がベター 。
逆に華奢な体型の人は、小さめな柄を選ぶとかわいらしさがアップします。
背が高い人は、大胆な大柄やレトロなデザインがおすすめです。
最初に購入する帯には、スタンダードな半幅帯がおすすめです。素材はいろいろありますが、カジュアルに使うなら汚れても自宅で簡単に洗濯できるポリエステルが適しています。着付けに自信がない人は、自分で簡単に結べる結び帯や兵児帯を選ぶと安心ですね。
帯の色は、ゆかたの柄から一色取り差し色にしたり、シンプルな柄で大人っぽさを演出したりと、普段のコーディネートと同じように考えてみてくださいね。
ゆかたと帯のサイズについて
ゆかたや帯のサイズ感が分からないという人も多いのでは?そこで、ゆかたと帯のサイズ選びについて解説します。
市販のゆかたでよくある「フリーサイズ」のゆかたには、一般的に下記のような記載があると思います。
- 身丈(みたけ):163~165cm
- 裄丈(ゆきたけ):67~68cm
- 袖丈(そでたけ):49cm
それぞれのサイズの見方
- 「身丈(ゆかたの長さ)」ゆかたを着るときに「おはしょり」という折り返し部分を作るため自分の身長±10cmを目安にしましょう。
- 「裄丈(腕の長さ)」腕を斜め45度に伸ばし、背骨から肩先を通り手首の骨までの長さで確認しましょう。
- 「袖丈(袖の上下の長さ)」好みで決めて良いものなのですが、身長約160cmで49cmというのが一般的な長さの目安になっています。
つぎに、帯の長さの決め方です。ゆかた用の帯の長さは360cmが一般的です。360cmの帯は、身長160cm・体重55kgぐらいの人が、基本的な結び方をする場合に適した長さです。その他に、320cm・340cm・400cm・420cmのサイズがありますので、ウエストサイズに合わせて選びましょう。
また、帯の結び方によっては、同じ体型の人でも必要な長さが変わります。購入時には、自分のウエストサイズと希望の結び方を伝え購入すると良いでしょう。
押えておきたい基本形。ゆかたの帯の結び方
自分で着てみたい人におすすめの基本の結び方をご紹介します。この基本さえ覚えれば、帯のアレンジもしやすくなります。
文庫結び
最初に覚えるなら「文庫結び」がおすすめです。スタンダードな結び方で、アレンジに欠かせない基本の型です。これを覚えておけば、着崩れたときも自分で直せて安心です。
蝶結び
文庫結び同様、初心者向けの結び方が「蝶結び」です。文庫結びよりも若々しく、かわいらしい印象になります。
方花文庫結び
文庫結びのアレンジ型「片花文庫結び」も初心者におすすめの結び方です。名前のとおり、文庫結びのアレンジなので、文庫結びさえマスターしていれば簡単に結べます。アシンメトリーな帯の流れが大人っぽい印象に。身長の高い人は「たれ(帯の先の垂らした部分)」を長めに、低い人は短めにするとバランスが良くなりますよ。
イメージ別に紹介!ゆかたの帯の結び方
基本の結び方から個性的な結び方まで、着付けをお願いする場合の参考にもできるおすすめコーディネートをご紹介します。
かわいい
ゆかたの柄から一色を取り出した、ピンクの帯がアクセントです。愛らしい蝶結びで、いっそうキュートな印象になっています。
大人っぽい
涼しげな薄いグレーに淡いブルーがシックで大人っぽい着こなしです。蝶結びの角度を抑えているのでスッキリした見た目に。大人っぽさが引き立ちます。
華やか
イエローゴールド系の兵児帯を使い、華やかで大人っぽいコーディネートに仕上がっています。
優しい
ゆかたの柄の金魚の、優雅な尾ひれをそのまま再現したような帯が華やかです。文庫結びのアレンジで、「たれ先(帯の先端)」をしまい込まずに外に垂らすだけ。そこにオーガンジーの帯をアレンジして、フワリと優しい印象に。
豪華
2本の帯を使います。文庫結びにした帯の先と、もう一本の帯をヘアークリップなどを使いお花をたくさん作って豪華な雰囲気に。帯をとめる小物次第でアレンジの幅が広がりますね。
個性的
レトロな椿柄のゆかたに水玉模様の帯が個性的。帯は、蝶結びのアレンジ形です。先端をしまい込まず、もう一度蝶結びにしてかわいらしい形に仕上げています。
ゆかたと帯に小物をプラスして個性を演出
小物もトータルでコーディネートすると、ワンランクアップした着こなしが目指せます。
帯飾り
帯飾りがあるだけで、印象を変えられます。トンボ玉やパールなどの飾りが付いた帯紐を使えば、帯まわりを華やかにできます。また、帯紐に通して使う「帯留め」なら、1本の帯紐も印象が変えられ便利です。
髪飾り
髪飾りは目に付きやすいので、全体の印象を大きく左右するアイテムです。ショートヘアの人は、クリップタイプが手軽でおすすめです。
下駄
下駄本体の色は黒や茶色が多いので、全体のコーディネートに影響するのは鼻緒です。ゆかたや帯に使われる色の中から鼻緒の色を選び統一感を出したり、ゆかたや帯に映える色を選び、差し色にしたりするのがおすすめです。
レース足袋
肌が弱くて鼻緒と足の指の摩擦が気になる人、素足に抵抗がある人にはレースの足袋がおすすめです。レースの足袋なら涼しげでゆかたにもピッタリです。
バッグ
彼とのデートでは、持ち物が増えてしまいがち。そんなときは、カゴバッグがおすすめです。和風のカゴバッグだけでなく、普段使うバッグがゆかたに合うことも。あまり難しく考えず、いろいろチャレンジしてみてくださいね。
所作も気にしてさらに美しく見せよう
ポイントを抑えれば、意外と簡単に着ることができる「ゆかた」。彼に女子力をアピールしたい夏のデートでは、ゆかたを強力な味方にしちゃいましょう。いつもと違う雰囲気のあなたに、彼のテンションも上がるかも!ゆかたを着たときは、歩き方や座り方にも気を使うことで、さらに美人度もアップします。「ゆかた美人」になって、楽しい夏を過ごしてくださいね。