定番のフレンチネイルは、様々なシーンで使える万能なデザイン。...
セルフネイル派さんは知っておいて!人気ネイリストが教える、マニキュアを長持ちさせる方法
girlswalker編集部
気分やファッションによって色やデザインを好きな時に変えられるセルフネイルを楽しんでいる人に向けて、“マニキュアを長持ちさせる方法”をご紹介。教えてくれたのは、ネイルサロンDISCOの中川萌氏。
目次
マニキュアを長持ちさせる3つのポイント
Point1「地爪を制するものは可愛い指先を制す」
最初のポイントは、マニキュアの土台作り、“地爪ケア”をすること。地爪ケアはマニキュアの持ちだけでなく、仕上がりにも大きく影響するのだとか。
「例えば、加齢や乾燥によって生まれる爪表面の縦シワが仕上がりに影響することがありますが、地爪ケアをすることで色ムラを防止でき、表面もツルっと見えるので綺麗に仕上がります。また、余分な甘皮を処理しておくことで、表面積が広くなり、指が長く見えるのも嬉しいポイントです」。
特に「保湿」はとても重要なのだそう。余分なものをオフした指はとても乾燥しやすくなっているので、しっかり保湿をしましょう。保湿された爪は衝撃が加わった際に“しなる”ので、爪も割れにくく、マニキュアの持ちもよくなります。
「地爪ケア」と聞くと面倒に思う人も多くいるかもしれませんが、日頃から保湿をしておくと甘皮なども柔らかくケアしやすいので、億劫にならないはず。
STEP1「 “正しい方法”で爪を切ること」
まず、爪先の中央を確認します。爪を支える両サイドの皮膚と爪の根元の交点を直線で結び、直線の中心から垂線を引いて爪先と交わった点が中央。
次に、爪先の中央から左右にバランスよく切っていきます。このとき、何回かに分けて少しずつ切り進めること。爪の形は、衝撃に強い「スクエアオフ」(スクエアの角を丸めた形)が理想です。
STEP2 「“やさしくゆっくり”爪の切り口を整える」
物をつかむなどして、安定感のある場所に指を固定し、爪やすりをゆっくり、やさしく動かします。
爪の両端から中央に向かって動かし、角はやすりを小さく動かし丸みをつけるようにします。
STEP3「爪の“余分なもの”をオフ」
キューティクルリムーバーを爪全体と甘皮部分に塗布。入浴後など甘皮がふやけているときに行うのがおすすめです。
不要な角質や甘皮をプッシャーを使って爪先から爪の根元に向かって押し上げます。45度程度の角度で、やさしく、均一に圧をかけましょう。取れた角質はコットンやティッシュで拭き取ること。
リッパーで甘皮や硬くなった角質をカット。リッパーの先の刃で皮膚を傷つけないように気をつけてください。
STEP4「爪の“アーチにあわせて”磨く」
爪のアーチにあわせて、バッファーを傾けて磨きます。磨きすぎると爪が薄くなるので、2週間に1度が目安。
STEP5「爪の保湿で地爪ケアが完了」
爪や爪周りにネイルオイルやクリームでしっかり保湿したら、地爪ケアは完了。除光液でマニキュアを落としたときも、爪の保湿はしっかり行うのがポイントです。
Point2「マニキュアは爪の断面まで縁取りをすること」
マニキュアを長持ちさせるためには、爪の断面にもマニキュアを塗布することが大切だそう。衝撃が加わりやすい爪先に保護膜を作ることができるので、マニキュアがはがれにくくなります。
量は少量でOK。分厚く塗ってしまうとマニキュアが爪先に溜まり、乾きにくくなってしまいます。ハケについたマニキュアを落としてから、薄くつけることを意識しましょう。
また、断面に塗るのが難しく感じる方は手のひらを上に向けた状態で、ハケをなぞるように動かすと塗りやすいそう。マニキュアを塗る前に油分をしっかりとオフするのもお忘れなく。爪表面はもちろん、断面までしっかり油分をおとすことで、マニキュアが密着して持続性がアップします。
Point3「仕上がりがぐっと変わる“MUST HAVE”アイテム、ベースコートとトップコートをしっかり塗ること」
マニキュアのカラーと同じくらい大切なのは、ベースコートとトップコート。この2ステップは、仕上がりやマニキュアの持ちにとても影響します。特にベースコートは地爪ケアにもつながるので、忘れずに行いましょう。
ベースコートはメイクの下地と同じように表面の凸凹と質感を補正し、ツヤ感がアップ。マニキュアも密着するためネイルが長持ちします。
また、ベースコートを塗らずに直接マニキュアを塗布してしまうと、地爪に負担がかかり乾燥しやすくなったり、黄色く色素沈着を引き起こしたりすることも。トップコートを2~3日に1回の頻度で重ねて塗ると強度がアップするのだとか。
生活をしていくとネイルの表面が傷ついたり、くもったりするため、トップコートのツヤでつるんとした質感でメンテナンスを。トップコートはベースコートより多めの量で、ふわっと力を入れずに塗るのがポイント。断面もしっかり塗布しましょう。
自爪ケアにオススメなツール
自爪ケアにおすすめの貝印グッズを紹介。女性の手の爪に適したサイズの直線刃ツメキリ「ブルームネイル スタンダードレディツメキリ 450円(税抜)」。爪が飛び散りにくいストッパーケース付きです。
衝撃に強い「スクエアオフ」の形に整えやすく、爪が弱く割れやすい方におすすめ。
ツメキリで切った後の爪の角を落とすように整えるツメヤスリ「ブルームネイル キャップ付ツメヤスリ 600円(税抜)」。粗目、細目の両面タイプで、より爪にやさしくなめらかな仕上がりに。両端には爪の間の汚れをかき出せるクリーナーと甘皮押し付き。
爪表面の不要な角質(ルースキューティクル)を除去するリムーバーとプッシャー、甘皮を処理するリッパーの3点セット「キューティクルお手入れセット 1,500円(税抜)」。爪の表面と輪郭を整え、地爪の健やかな美しさを引き出します。
面積が大きく、スピーディーに仕上がるブロックタイプのネイルバッファー「ブルームネイル ツメミガキ 4WAY 700円(税抜)」。粗さの違う4つの面で爪表面を磨き上げることで、マニキュアをキレイに塗ることができます。
セルフネイルのコツを覚えて、楽しくてハッピーなネイルライフを送りましょう♡
Information
《中川萌Profile》ネイルサロンDISCO 店長。美容室SHIMAに美容師・レセプショニストとして9年間勤務。その後、以前から興味のあったネイルスクールへ通い、ネイリストに転身。DISCOに所属。透明感のあるアートが得意。趣味は旅行で様々な土地で得たインスピレーションからアートをつくることも。