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SKE48松村香織、卒業コンサートで落とし穴!?全力のラストステージを飾る
girlswalker編集部
アイドルグループSKE48の松村香織が2019年2月5日(火)、埼玉・大宮ソニックシティにて卒業コンサートを開催した。
松村は2009年11月、SKE48第3期生オーディションに合格。メイド喫茶でバイトしていた過去や薄毛ネタの暴露など、アイドル界の異端児と言えるほど破天荒な言動で注目を集め、炎上キャラとして唯一無二の地位を確立した。そして、48グループ史上最長の1958日という記録的な研究生在籍期間を経て、2015年3月にチームKⅡに昇格し、29歳で48グループ最年長として活動していた。
開催されたコンサートは2部構成となっており、昼の部は「かおたんのSKE48リクエストアワーセットリスト25」、夜の部は「SKE48松村香織 卒業コンサート ~これで終わると思うなよ?~」というタイトルで実施。
昼の部は、松村の独断で決めたお気に入りの楽曲(AKB48グループ・乃木坂46・欅坂46を含む全1441曲)からベスト25曲をカウントダウン形式で発表した。幕開けには、出演メンバー61名が客席にいきなり登場し、バレンタインデー間近ということで、『チョコの奴隷』『チョコの行方』の2曲を披露。ファンにチョコレートをプレゼントするサプライズで、序盤から会場を盛り上げた。そして、栄光の1位にはAKB48の楽曲『ひこうき雲』がランクインし、昼公演の出演メンバー全員でパフォーマンス。メンバーとファンが一体となって一緒にタオル回しをしながら盛り上がり、昼公演は幕を閉じた。
夜の部が始まると、「コンサートを楽しむ準備はできていますか?」と、どこかで見たようなクリニックのCMが流れ、ヘリコプターの演出で登場した松村。今となっては松村の伝説のひとつになった、予算都合の新聞紙で作られた衣装で『マツムラブ!』を披露すると、割れんばかりの“かおたん”コールが止まらない。
また、松村の激動の半生をコントで再現する企画も実施。SKE48加入前にキャバクラやメイド喫茶で働いていた異色の経験から、メイド喫茶の客役と、デュエット曲『2人はデキテル』の相手役としてお笑い芸人、トレンディエンジェルのたかしが登場。「かおたんに好きと言ったことは一度もない」と言いながらも、その功績をたたえる。
最後は、松村が選抜を務めたシングル楽曲がラインアップし、SKE48人生の転機になったという曲『ぐぐたすの空』で締めくくられた。
会場ではアンコールの代わりとして“かおたん”コールが響きわたり、その後姿を現した松村は、自身の卒業ソング『ありがとうは言いたくない』を気持ちを込めて切々と歌い上げた。その姿を見て、チームKⅡの盟友・大場美奈は「かおたんがSKEからいなくなるのが想像できない。SKEのために頑張ってくれてありがとう。お疲れ様」と涙。
さすがの松村も神妙な面持ちで、最後に感謝と別れの挨拶をする。「本当にありがとうございます。皆さんがいたから、今の私があります。SKE48人生は一生の宝物です。皆さんに出会えてよかったです。本当にあり…」と言った瞬間、突然ステージの床が抜け、一瞬で姿を消した松村。なんと落とし穴サプライズが用意されていたのだ。
せっかくの卒業ドレスが真っ白な粉まみれになってしまった松村に、チームKⅡメンバーの高柳明音が「そんなキレイに終わると思った?」と厳しくツッコむ。同コンサートのサブタイトルは、これまで松村に散々振り回されてきたメンバーやスタッフからの隠れたメッセージだったことが明かされ、涙の会場が一瞬にして笑顔に包まれる温かい雰囲気に変わっていく。
松村は「本当にこれでこそ松村香織のコンサートだと思いました!本当に幸せ者です!やりきって悔いはありません!ありがとうございました!」と、充実した笑顔でステージを去って行った。