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川栄李奈、坂口健太郎の素顔に触れ「こういう方だったのが意外でした」

映画『人魚の眠る家』が、2018年11月16日(金)より全国にて公開されました。

本作は、東野圭吾作家デビュー30周年を記念して書かれ、その衝撃的な内容に話題沸騰、累計100万部を誇る禁断のベストセラー小説を映画化。鬼才・堤幸彦監督がメガホンをとり、篠原涼子や西島秀俊をはじめとする豪華キャストが贈る、感涙のヒューマンミステリーです。

girlswalkerでは、本作で技術の力に盲目的になる研究員・星野祐裕也を演じた坂口健太郎さんと、その恋人役・川嶋真緒を演じた川栄李奈さんへインタビュー。話題作の撮影秘話から、恋人同士を演じたお二人の役柄への想いを伺いました。今作が二度目の共演となるお二人。お互いの素顔も垣間見えたようで……仲睦まじいやり取りにも注目です。

20181116_坂口健太郎&川栄李奈01

お互いの第一印象は「クール」「静か」だったけど…

――まずは、お互いの印象を教えてください。

坂口健太郎(以下、坂口)「以前に一度共演したときに、僕のことをクールな人だと思っていたようで…」

川栄李奈(以下、川栄)「はい、思っていました。朝ドラ(NHK「とと姉ちゃん」)のときは…」

坂口「まぁ、クールなんですけどね」

20181116_坂口健太郎03

川栄「(笑)。こういう方なのが、意外でした。無口だと思っていて…」

坂口「無口ですよ(笑)。朝ドラ共演したときは、ほぼ喋らなかったよね。僕も、川栄さんはすごく静かな方なのかと思っていたら…」

川栄「静かなんですけどね(笑)」

20181116_川栄李奈02

坂口「実際は、キュートでおちゃめな方で、真緒と星野の関係も作りやすかったです」

――お二人のデートシーンは、会話がとても自然に繰り広げられていましたが、打ち合わせなどはされていたのでしょうか?

坂口「もう、そこは川栄さんがね……」

川栄「何にもしてないです(笑)。本当に何もしなかったですよね」

坂口「でも、真緒とのシーンで、星野は最初楽しそうなのに、盲目的になるにつれて心ここにあらずになっていき…星野の感情がより出やすい真緒とのシーンなので、順々に星野の心情を説明するようなところもあったと思います」

20181116_坂口健太郎&川栄李奈02

――お二人でのシーンでのエピソードがあれば、教えてください。

坂口「お寿司屋のシーンで、星野はすごい食べる人っていう監督からの設定を聞いていて(笑)。星野、クールなのにと思いながらも、『坂口くん、バクバク食って』とおっしゃられたので、『わかりました!』って、バクバク食べたのですが、鰻のネタを取っちゃって。その鰻がすごく大きくて、食べながら撮影するのが大変でした(笑)」

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二人は盲目的になるタイプ?それとも客観的に見るタイプ?

――お二人が演じられたのは、どんな役でしたか?

川栄「真緒は、役の中でも一番第三者な目線で、篠原さんと西島さん夫婦が演じる家族たちの物語が進んでいくのを見ています。星野の研究を応援してるけど、彼は何をやってるんだろう?と疑問に思っている」

20181116_川栄李奈03

坂口「星野が、盲目的にのめり込んでいくところを、真緒がブレーキをかけてくれるんじゃないか…というところですよね。星野は、監督やプロデューサーさんと『すごく純粋な人だよね』と、話していて。でも、盲目になって走りすぎちゃう星野のやっていることにも、彼なりの正義はあるはずだから、彼のやっていることが“悪”には見えないようにしたいなと思っていました」

20181116_坂口健太郎02

――星野は仕事を優先するタイプ、真緒はそんな星野を待っているタイプでしたけど、実際のお二人はいかがですか?

坂口「僕は、星野ほどの熱中することが普段からなくて、自分のこともどこか俯瞰して見ちゃうタイプなので、真緒の方の気持ちがわかりました。星野には自分で演じながらも、盲目さに途中でストップをかけたくなっちゃうような感じを持っていました」

20181116_坂口健太郎01

川栄「私も真緒ですね。あまり熱中しない方です。仕事は仕事って感じです」

――役とご自身が似ているところはありましたか?

坂口「僕は、お芝居していても、星野ってすごいなと思いました。だから、新しい発見をしながらお芝居していた感じ」

川栄「真緒は、星野にドタキャンされたり、一緒に居ても星野は心ここにあらずの状態だったり……でも、それでも好きだから待っているっていうのは、女性ならわかるところじゃないでしょうか」

――川栄さんも、そういうときは待っているタイプですか?

川栄「言います(笑)。言いますけど、待っている気持ちもわかります(笑)」

坂口「なるほどねー(笑)」

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――最後に、読者へメッセージをお願いします。

川栄「いつ何が起こるかわからないし、自分が何かの選択をしないといけない日が来るかもしれないじゃないですか。家庭や友達を大切にして、今ある環境を大事にして欲しいなと思います」

坂口「こんなことを思ってくださいと皆さんへ言うのはすごく難しい作品ですが、きっとこの作品を観たら、瞬間的な感想はもちろん出てくると思うのですが、一ヶ月、二ヶ月、一年、二年後、ふとした瞬間に思い出してもらえることがあれば正解なのかなと思っています。是非劇場でご覧ください」

INFORMATION

『人魚の眠る家』
2018年11月16日(金)より全国ロードショー

《出演》篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈、田中泯、松坂慶子
《監督》堤 幸彦
《脚本》篠﨑絵里子
《原作》東野圭吾「人魚の眠る家」(幻冬舎文庫)
《配給》松竹

《ストーリー》
二人の子を持つ播磨薫子(はりま・かおるこ:篠原涼子)とIT機器メーカーを経営する夫・和昌(かずまさ:西島秀俊)。娘の小学校受験が終わったら、離婚すると約束した夫婦のもとに、突然の悲報が届く。娘の瑞穂(みずほ)がプールで溺れ、意識不明になったというのだ。回復の見込みがないわが子を生かし続けるか、死を受け入れるか。究極の選択を迫られた夫婦は、和昌の会社の最先端技術を駆使して前例のない延命治療を開始する。治療の結果、娘はただ眠っているかのように美しい姿を取り戻していくが、その姿は薫子の狂気を呼び覚まし、次第に薫子の行動はエスカレートしていく。それは果たして愛なのか、それともただの欲望なのか。過酷な運命を背負うことになった彼らの先には、衝撃の結末が待ち受けていた――。

©2018「人魚の眠る家」 製作委員会

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