歌手のジェジュンが、7月29日に発売したカバーアルバム第二弾...
ジェジュンが明かす歌へのこだわりと、ファンへの想い 「唄うのが一番楽しい」〈ライブレポート〉
girlswalker編集部
歌手のジェジュンが、2018年6月27日(水)、横浜アリーナでライブイベント「The Reunion in Memory」を開催した。同日にはジェジュンの日本初ソロシングル『Sign / Your Love』発売日を迎え、同曲のミュージックビデオがiTunesトップミュージックビデオチャートで1位、2位を独占という、“新人”として見事な好スタートを切ったジェジュン。この日駆けつけた約1万人のファンと喜びを分かち合った、幸せいっぱいの2時間半をレポートする。
目次
芸人じゃない!歌える男・ジェジュン登場
開演時刻を迎え、ステージ袖から、ライブ前の“円陣儀式”であろうバンドメンバーとの気合いの掛け声が聞こえてくると、間もなく目にすることができるその姿にファンは胸を高鳴らせた。真っ赤なペンライトで埋まった観客席のテンションも、いつになく高いよう。
オープニング映像で期待を一気に高めたところで、1本のギターで奏でるイントロから始まる『Just another Girl』がスタート。ジェジュンの登場に、会場は大歓声に包まれた。ジェジュンのパワフルな声量が堪能できる同曲。スタンドマイクを使い、客席を煽るように妖艶な視線を振りまいた。
歌い終えると、「皆さんこんばんは~!ジェジュンです」ときりっと笑顔で挨拶。「今日、調子はどうですか?盛り上がる準備はできてますか~!?」と煽ると、「……俺もできてるよ♡」と吐息混じりにコメントしファンを沸かせた。会場からの熱い声援に、ジェジュンは「みんなから『ジェジュン、今日は覚悟しておいた方が良いよ!』という雰囲気を感じます。エネルギーが半端ないっすね~」と感激の様子。
また、最近怒涛のバラエティ番組出演をこなし、ユーモア溢れるキャラクターをお茶の間に広めているジェジュンだが、バラエティでの姿に触れ「今日まだジェジュンのこと知らない人もいると思うんですけど……海外から来た、ふざけてる男が、僕なんですよ!歌えるんです!」と茶目っけたっぷりにアピール。
さらに、最近小学生に「あの外人の芸人、面白いね」と言われていたという驚愕のエピソードを明かし、「僕、しゃべるのが好きな歌手なんです。もし芸人だったら、ちょっとこの顔もったいないじゃないですか?……ごめんなさい(笑)」と冗談を飛ばし、会場を盛り上げた。
中島みゆきの名エレジー『化粧』カバーに陶酔
その後は『All that glitters』『Run Away』、そして中島みゆきのカバー曲『化粧』を続けて披露。『化粧』ではステージ右手のミニステージに用意された椅子に腰かけ、瞳を閉じながら情感豊かな歌声で歌唱。“バカだね バカだね バカだね あたし。愛してほしいと思ってたなんて”と、ひとつひとつの歌詞を噛みしめるように歌うその姿は、多くのファンの心を揺さぶった。
もはや名物!? ジェジュンのロングMCで濃密コミュニケーション
ここで再びMCへ。ジェジュンのMCは、もはや名物というほど(!?)、とにかく長い。「基本的に台本はないんです」と語るように、その日その瞬間に感じたことをジェジュンが好きなように話す。次の曲に進もうとすると、ファンから「もっとしゃべってー!」の声が飛ぶ。普通ならたしなめて曲に進むが、ジェジュンは違う。「しょうがないか」と再び話し始めるのだ。
途中、歌の準備に入りそうな素振りを見せ、記者も内心『やっと次の曲か……』と思ったところで「まだ歌いませんよ!」とふざける一幕も。そんなユーモアを交えながら、とことん密なコミュニケーションで、不思議と距離を感じさせないのも彼の魅力なのかもしれない。
MCでは大事な報告もあった。改めてこの日発売されたソロシングルに触れ、「やっと今日、日本での初ソロシングルが発売されました!」と報告すると、会場からは「おめでとう~!」の歓声が。「“新人”ジェジュンとしては、本当に感激ですね。ソロで1位を取るのは大変だろうと思っていたので、あまり数字には期待していなかったんですけど、皆さんのおかげで……」と言葉にならない喜びを明かし、「ソロデビューとしては今日からですから。今日から、1周年、10周年、そしてもっともっと長く続けられるように頑張っていきたいと思います」と感謝を込めた。
聴き慣れていた、愛しい歌声が再び。『Your Love』披露
その流れで歌うのは、『Sign』の両A面シングル曲『Your Love』。「今回、昔日本で活動していた頃を思い出しながらレコーディングをしていたんですけど、みんなが慣れている歌声ってなんだろうってずっと悩んでいて……」と切り出すと、「今回発表した2曲は、昔の思い出を感じさせる曲になっているんじゃないかなって思います」と想いを明かした。
美しいピアノの旋律に溶け込むジェジュンの柔らかな歌声は、切なさと懐かしさを纏い、愛おしさが溢れる。“日本語”で歌う“日本の”バラード曲は、ファン待望だった。当時、日本で売れるためにプロデューサーから指導を受けて作り上げられたというその声は、ファン、そしてジェジュンにとっても宝物に違いない。
50代のお父さんもノリノリ!『Good Morning Night』
衣装チェンジの生中継コーナー、メドレー、そして定番曲にもなりつつある中島美嘉のカバー曲『Glomorous Sky』に続いて披露したのは、ライブの起爆剤として定着している楽曲『Good Morning Night』。タオルを振り回し、コール&レスポンスで大きな盛り上がりをみせるこの曲は、歌唱後にもみっちりジェジュンからのレクチャーがなされ、サビを何度も繰り返すのがお決まりの流れ。
この日も、照れからか“ノリきれていない”何人かの男性客を見つけてはジェジュンが直接指導し、最後は見事な一体感を生むこととなった。ジェジュンは「50代くらいのお父さんのノリが完ぺきだった!」と大満足の様子で、嬉しそうな笑顔をはじけさせた。
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