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神木隆之介もズタボロに?ヒントは“ワイルドさ”、有村架純の新境地

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羽海野チカ原作の国民的人気漫画が、二部作で待望の実写映画化!『3月のライオン 前編』が現在絶賛上映中!後編は4月22日(土)に公開!
数々のヒット作を生み出してきた大友啓史監督がメガホンを取り、主演・神木隆之介をはじめとする豪華キャストが全身全霊をかけて体現した本作は、早くも魂に畳み掛ける感動で大きな反響を呼んでいる。

今回、義理の姉弟として共演を果たした神木隆之介さんと有村架純さんに直撃!複雑な心情を抱えた、桐山零と幸田香子を演じたお二人の、心に宿った役への覚悟を教えてくれました。

 

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17歳のプロ棋士・桐山零と彼をめぐる人々が、愛を求めて迷い、ためらい、ひるみながらも、それぞれの闘いへと突き進むーー

■桐山零と幸田香子を演じていかがでしたか?
神木(以下・K):監督から「幼い頃から役者としてプロの神木君と、中学生から将棋の世界でプロの零は、境遇が一緒だよね」とおっしゃっていただき、零とは共有出来る気持ちがあるなと気づきました。ずっと家族から「この世界は年齢とか関係なくて、わがままもダメ、出来る事が当たり前なんだからね。それが出来ないならやめなさい。」と教えられていました。現在僕より若い役者と一緒にお仕事をする年齢になり、思い返すと僕も子どもとして接するのではなく、1人の役者として接しています。自分もそう見えていたのかなと感じました。

記者:それが零と重なるということですね。

K:零は中学生でプロになったけど、将棋の世界は年齢問わず大先輩もプロとして活躍されています。目の前に座って、本気で自分を倒しにくる。その気迫に飛ばされないように、こちらもプロとして立ち向かっていく。その姿勢が似ていると思いました。

記者:本作の為に将棋は練習しましたか?

K:たくさん練習しました!将棋は好きだったので、すごく楽しかったです。でもプロ棋士は大抵、幼い頃から将棋に触れています。プロ棋士の方にとって“指す”という動作がごく自然な動作なので、難しかったです。食事をする時に、お箸を使う動作を意識しない様に、無意識に指すのがノルマだったので、そこを目指してひたすら指していました。

記者:有村さんはいかがでしたか?

有村(以下・A):香子は演じたことのない役柄だったので、どうやって演じたらいいのか難しかったです。原作ファンもたくさんいる作品ですし、正直すごく怖くて緊張もしていました。衣装合わせの時に監督が「ワイルドな感じにしたい!」とおっしゃっていて。その時私も「あ、ワイルドさか!」と雰囲気を掴めた気がします。撮影中もずっと「ワイルドな感じで!」とアドバイスを頂いていました。強いだけじゃなくて脆い部分、突くと崩れ落ちてしまう感じ。そのバランスを演じるのが難しかったですが、私も出来る限りの事を尽くして挑みました。

記者:神木さん、今までにない“ワイルド”な有村さんはいかがでしたか?

K:ワイルドでした!香子には嫌味をチクチク言われ、零はズタボロでした。
一同:笑!
A:香子のような役柄の時は特にですが、お芝居の最中に自分だけがのめり込んで突っ走っていないかなと、いつも不安に感じてしまいます。
K:お芝居はみんなそうです!大丈夫です!

 

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■義理の姉弟ということで意識したことはなんですか?
K:前回、有村さんとは血の繋がった兄妹でした(笑)。それに今回は僕の方が弟!
A:そうですね!
K:零と香子は、出てくる人物の中でも1番ふわふわしている関係です。恋人にも家族にも、姉弟にも見えるけど、やはり他人なんです。そこがまた魅力で孤独や、言い表せないような心境を共有出来る、唯一の人。なので叩かれようが、突然家に来て無茶苦茶に言われようが、零も受け入れてしまうんです。歯車が合っているようで合っていない。合っていない様で合っている部分がいいなと思いました。
A:香子は後藤さん(伊藤英明)が好きだけど、心の穴は埋めきれない。その寂しさをぶつけられる唯一の相手が零なんです。もちろん零のことを義理の弟として見ていますが、すごく特別な存在。零は香子の居場所を作ってくれる、存在なのかなと私はずっと思っています。

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