小松菜奈と門脇麦がW主演を務める映画『さよならくちびる』から...
両極端の邦洋映画で観る、意外な共通点
girlswalker編集部
girlswalker.com編集部のメンバーが、深夜オフィスで映画を肴にお酒をひっかけ語り明かすことで発足した通称“シネマ部”。話題作からB級映画まで、絶賛の嵐から、時にはけちょんけちょんに!?徹底的に討論します!趣味丸出しの新企画。これを読めば、あなたのベストムービーも決まるかも!?
映画マニア・ゆっきー(26)
ハリウッドの大作からアニメ、はたまたB級SF映画まで、年に観る映画の数は100本以上!その趣味が講じてgirlswalker.comではシネマを任され、仕事からプライベートでも映画三昧の日々を送る。
イケメン大好き・りいやん(22)
今年入社したばかりの新米編集部員。無類のイケメン好きで、海外ドラマから胸キュン恋愛映画まで、気になるモデルや芸能人が出ている作品のチェックは怠らない。
ワイルド派・まるこ(25)
SFやアクション、ホラー、コメディ好きで、映画館へ一緒に行くのはもっぱら男友達。中でも90年代のホラー映画の話になると興奮が抑えきれず、周りがついていけないこともしばしば。
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本日のPICK UP作品
【A】アカデミー女優のニコール・キッドマン主演の『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』
【B】現在公開中の山下智久主演のイケない恋で終始ドキドキが止まらないラブストーリー『近キョリ恋愛』
ヒロインの共通点
ゆっきー:
今回は10月公開の話題作2本から見た共通点について話そうかしら。
りいやん:
意外なふたつですね、これら共通点ってありましたっけ?
ゆっきー:
この二つに限らず、今年は『アナと雪の女王』をはじめとした女性が自らの意思で活躍する作品が数多く輩出されているわよね。
まるこ:
そういえば『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』は、人気絶頂でハリウッドを去り、モナコ公妃となったグレース・ケリーが公国の存亡の危機に立ち向かっていく姿。
あれは、これまで想像していた“女王様”のイメージを覆しましたよね。
りいやん:
でも『近キョリ恋愛』って、そんなシーンありました?
“壁ドン”や“頭ぽんぽん”など、女性の胸キュン要素がたっぷりつまった作品でしたけど、グレース・ケリーのようではなかったような…
ゆっきー:
ヒロイン・ゆに(小松菜奈)は先生との恋に揺れて夢に向かうべきか迷う部分があるけれど、最終的には夢を追いかけ、1人成長する姿が魅力的だよね。
りいやん:
それ若干ネタバレですね(笑)。
ゆっきー:
どちらも男性に頼らない“強い意志”を持った女性、といえるんじゃないかな。
カッコよすぎる男 VS.情けない男点
まるこ:
この2作品でいうと、女子力は圧倒的にグレース・ケリー。比較するまでもないけど。
りいやん:
すべてにおいて完璧、憧れの存在ですよね~!でも『近キョリ恋愛』のゆにちゃんの不器用さがたまらなく可愛いんですよ~!
まるこ:
ヒロインはどちらも違う魅力があっていいんだけど、男性の扱いが真逆だよね…すべてを投げ売っても大切なモノを守りたい男と、妻に助けられて難を逃れる男。
りいやん:
山Pのカッコよすぎる先生設定と王の情けない姿、極端すぎませんか(笑)。
ゆっきー:
比べたのが間違いだったのかもしれないけど…王子のこの姿に、実際モナコ政府はよく思ってないらしいね。
まるこ:
やっぱり(笑)。グレース・ケリーを立たせるための演出として許してあげてほしいね(笑)。
Information
『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』
公開中 http://grace-of-monaco.gaga.ne.jp/
『近キョリ恋愛』
公開中 http://kinkyori-movie.jp/