『映画 少年たち』が、2019年3月29日(金)より、全国に...
佐久間大介(Snow Man)、メンバーに超自慢した共演者とは?「みんなもまじかよ!みたいな」
girlswalker編集部
現代人によって身近となったマッチングアプリを題材に、“出会い”の裏に仕掛けられた恐怖を完全オリジナルで描く新感覚サスペンス・スリラー『マッチング』。
そこで映画単独初出演を果たしたのがSnow Manの佐久間大介さん。佐久間さんが演じるのは主人公・輪花(土屋太鳳)とマッチングアプリでマッチングする“狂気のストーカー・永山吐夢”。佐久間さんの普段の明るいキャラクターからは想像できない吐夢の寡黙なキャラクターは大きな話題を呼んでいます。
今回、girlswalkerでは狂気のストーカーとして会心の演技を見せた佐久間さんにインタビューを行い、映画出演の心境や役作りで意識したこと、土屋太鳳さんの印象などたっぷり語っていただきました。
SPECIAL INTERVIEW
吐夢が出てくるシーンを見た時に笑っちゃいました
——改めて、映画単独初出演が決まった時の心境を教えてください。
佐久間大介(以下、佐久間)「最初にお話をいただいた時に、『僕に映画の話来るんだ!』と思いましたね(笑)。オファーの理由を聞くと、テレビやステージに立っている元気で明るくてにぎやかな佐久間大介というパブリックイメージではない、陰の部分の表現が見たいからということだったみたいで。そういうふうに思ってくれたのが嬉しくて、『やってやるぞ!』という気持ちになりました」
——ドラマではなく映画ということについてはどう思いましたか?
佐久間「ドラマも興味ありますが今は映画のほうが出てみたかったんですよ。それは自分の中でなんとなく決めていて。好みの問題ではあるのですが、ドラマとなると監督や脚本が変わることで、色が変わってしまったりするじゃないですか。僕はみんなで一丸となってやるスタイルが好きなので。だからこそ映画に出られるのがすごく嬉しかったですね」
——完成した映画を見ていかがでしたか?
佐久間「不思議な映画だなって思いました(笑)。真面目にやっているからこそ、ちょっと笑えるというか。『なにこれ?』ってなるシーンが多いじゃないですか。吐夢が出てくるシーンを見た時に笑っちゃいましたもん。変なやつ来たって。実際に海外で先行上映した時も監督に反応を聞いてみたら『君が出ていたところはすごい笑いが起きてたよ』って言われました(笑)」
金子ノブアキさんとの共演を自慢
——共演者についてはいかがでしたか?
佐久間「金子ノブアキさん!共演を知った時は、本当に嬉しかったです。金子さんの作品にSnow Man全員でハマってた時期があったんです。なので、メンバーに超自慢しました。そしたらメンバーもまじかよ!みたいな」
——映画単独初出演について、メンバーのみなさんからはどんな反応がありましたか?
佐久間「めっちゃ楽しみって言ってくれましたし、似合ってるねって言ってくれました。僕の何を見て言ってるんだよって(笑)」
——メンバーのソロ活動が刺激になっている部分はありますか?
佐久間「刺激というよりも、嬉しい気持ちのほうが大きいですね。それぞれがやりたいことをできていたりとか、新しいことができたりすると僕も嬉しいんですよ。メンバーが活躍しているのを見ると、比べたくなっちゃうこともあると思うんですけど、僕はナンバーワンよりもオンリーワンが好きなので、各々の活動を尊重しています」
——今回演じられる役柄が狂気のストーカーという、普段の佐久間さんからは想像できない強烈な個性を持ったキャラクターでしたよね。永山吐夢を演じられていかがでしたか?
佐久間「吐夢ってそんな動くキャラクターではなかったので、普通のキャラクターとは全く違う役なんだろうなという感覚はありました。ある意味、無駄がないというか。もう少し動きがある役だったら少し違ったアプローチをしなければいけないでしょうし。今回は吐夢専用の動きをしましたね」
——内田英治監督とはどのようなすり合わせがあったのでしょうか?
佐久間「最初、自分なりの表現で演じてみた時に、監督から開口一番に『君、目つき悪いね、いいね』って言われて(笑)。普段は言われることがないので、少し違う視点から僕のことを見てくれているのが嬉しかったです。吐夢に関していうと、最初に軽い設定資料をもらった時に、ちょっとした矛盾点というか、ズレみたいなものがあったので、そのズレを確認するために監督に時間を作ってもらって、リモートでお話しさせてもらいました。そこで吐夢の原動力になっているものは何なのか、吐夢はなぜこういう動きをしているのか、何が好きなのかとか、そういうところをたくさん聞いてすり合わせていきました」
——吐夢の原動力というお話がありましたが、それはどういうところにあると思いますか?
佐久間「吐夢の原動力って結局は愛なんですよ。多くは言えないんですけど、すべて愛が故の行動だったりするので、吐夢なりの愛ってどういうことなんだろうな、みたいなものは考えましたね」
——佐久間さんとの共通点でいうと、どんなところにありますか?
佐久間「愛が行動力になっているのは僕と同じかなと思いました。僕も愛があるものを人に伝えたいとか、もっと広めたいとか、こうなりたいからこのキャラクターみたいになりたいという思いがあったりするので、近しい部分は感じましたね。似ている部分を探せば探すだけ出てくるんじゃないかな(笑)」
——特に印象に残ったシーンはありますか?
佐久間「ネタバレになってしまうので詳しくは言えないんですけど、斉藤由貴さんとのシーンがすごく印象的でしたね。斉藤さんが作る空気感がすごすぎて、吐夢としての自分自身を引き上げてもらった感覚になりました。スタッフさんからも『あのシーン良かったよ』と言ってもらえて嬉しかったですね」
マッチングアプリをやるなら?
——今回共演された土屋さんの印象についてはいかがですか?
佐久間「太鳳ちゃんって全然変わんないんだなって思いましたね。ほんとみんなが思い描いているであろう姿そのまんまなんですよ。自分でも言っていたんですけど、太鳳ちゃんって器用じゃないみたいで。それもなんとなくわかるんです。ただ、器用じゃないけれども、人の機微とか、人の心にすごく寄り添ったり、人の気持ちを大事にできる子だったりするので、芯が強い人だなというイメージですね。かっこよくて尊敬できる女性です」
——今回に関していうと、役作りに関してお互いにコミュニケーションを取ることは多かったのでしょうか?
佐久間「今回、コミュニケーションは全く取らなかったんです。それぞれが現場に持ってきたもので合わせていきましたね。今回はバディとかではなかったので、むしろお互いの歯車が合わないくらいのほうが理想的ということもありますし」
——土屋さんと会話をするシーンは決して多くはなかったと思うのですが、吐夢のボソボソと話をする姿が印象的でした。
佐久間「そうなんですよね。太鳳ちゃんと結構距離感あるのにボソボソ喋るので、これ絶対に聞こえてないだろうなと思いながら演じたんですけど、それくらいのほうがお互いにいい距離感で演じられたと思いますね」
——本作はマッチングアプリを題材にした作品ですが、佐久間さんはマッチングアプリに向いていると思いますか?
佐久間「どうなんですかね。僕はどちらかというと友達とずっと連絡を取っていたいタイプだったりするので、連絡をすること自体は全然苦じゃないんですけど、緊張しそう(笑)。難しいですね……」
——向いている割合でいうと?
佐久間「30%くらいじゃないですかね(笑)」
——では、最後にこれから映画を観る方に向けてメッセージをお願いします。
佐久間「本作のテーマの1つが愛だと思うので、いろんな愛の形があるからこそ、もっとちゃんと人を愛するとか、愛について考えられる作品になってるんじゃないかなと思うので、楽しみにしていてください!」
INFORMATION
映画『マッチング』
2月23日(金)
《出演》土屋太鳳、佐久間大介、金子ノブアキ、真飛聖、後藤剛範、片山萌美、片岡礼子、杉本哲太、斉藤由貴
《原作》内田英治『マッチング』(角川ホラー文庫刊)
《監督・脚本》内田英治
《共同脚本》宍戸英紀
《製作》『マッチング』製作委員会
《制作・配給》KADOKAWA
《公式サイト》https://movies.kadokawa.co.jp/matching/
©︎2024『マッチング』製作委員会