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藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)がターニングポイントとなった出会いとは「ジャニーズって大変だなって(笑)」

藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)さんが出演している映画『そして僕は途方に暮れる』が2023年1月13日(金)より公開されます。Kis-My-Ft2のメンバーとして活動する傍ら、テレビドラマや舞台など俳優としても活躍している藤ヶ谷さんの約6年半ぶりの映画出演となる本作は、2018年にシアターコクーンで上演された同名タイトルの舞台が原作。引き続き主演の菅原裕一を演じた藤ヶ谷さんは映画撮影を振り返って「過酷だった」と口にしています。

そして僕は途方に暮れる

©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

改めて役と向き合った藤ヶ谷さんはどのように役作りをしたのでしょうか。裕一の印象や演じる上で意識したこと、今後の方向性などをお聞きしました。

SPECIAL INTERVIEW

クズ男役に挑戦「裕一はすごいまっすぐな人」

——本作の映画化が決まった時は率直にどう感じましたか?

藤ヶ谷「舞台に出演した時は何百回と稽古を重ねて、自分の中で(菅原)裕一をやり切ったという思いがあったんですけど、『またあのクズ男子が演じられるんだ!』という喜びが一瞬ありましたね。でも、三浦組を映像でやるとなると舞台よりも大変なのは分かっていたのでテンション下がりました(笑)。生半可な気持ちでできないなという思いはありつつも、せっかくいただいたお話ですし、自分もやりたいという気持ちは強かったのでありがたく引き受けさせていただきました。三浦監督にはいろんなものを引き出していただいたので、映画を見た方が舞台も気になってくれたらなお嬉しいですね」

——“クズ男”というお話がありましたが、裕一に対して共感できる部分はありますか?

藤ヶ谷「僕も辛い時に逃げたいと思ったことは今までもあったので、逃げる心理は理解できますよ。でも、僕は実際に行動に移したことはないですし、逃げたくても逃げられない人がたくさん世の中にはいるじゃないですか。彼は実際に逃げるという行動をしているので、一周回ってかっこいいのかなと思いますけどね。裕一はすごくまっすぐな人だと思います」

——確かになぜか嫌いになれない魅力が裕一にはありますよね。

藤ヶ谷「そうなんですよ。多分中途半端なクズが1番嫌われて、行くところまで行き切ったクズって愛されるっていう人間の不思議な心理ありますよね。行き切ると『あいつはそういうやつだから』みたいにその人専用の枠ができるっていうか。例えば、裕一みたいな人間がグループにいたとして、いつもは収録に来ないのに急にぽっと出てきたら、『お、今日は来てくれたんだね!』って迎え入れてくれると思うんです。その意味で、裕一はいいキャラクターだなと思いますね」

そして僕は途方に暮れる

©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

ジャニーズって大変だなと思いました

——今回の役を演じるにあたって、意識したことはありますか?

藤ヶ谷「順撮りじゃなかったので、常にどういう状況になっているのかっていうのを監督と毎回イメージして話し合っていました。裕一は次々と親しい人間から逃げていく役なので、自分が前の人から逃げてきた感覚を常に持っていることを大事にしていて、裕一だけがその経験をしてきているので、だんだんと表情や接し方も変化していくんですよ。最後に出会う人の接し方は特に意識していました」

——その辺りの変化を演じるのは難しかったのではないでしょうか?

藤ヶ谷「難しいですよ。結局そのシーンで得たものを忘れずに、ずっと力を入れて握っとくっていうか、忘れないようにしておくしかないんです。僕は起用なタイプじゃないので、撮影の合間にバラエティの収録が入ってしまうと、収録中に映画のことを考えてしまって気が気じゃないんです。じゃないと、4日前の映画の撮影で得た感覚を忘れてしまう。天才肌の人は収録が終わってすぐ撮影現場に入ることができるんでしょうけど」

——ご自身にとってターニングポイントになったのではないでしょうか?

藤ヶ谷「三浦監督と初めて舞台でご一緒した時に、芝居の時の“アイドルっぽさ”を完全に外してもらえたのが大きかったですね。今まで必死に集めてきたものを外す作業って本当に大変なんですよ……。そもそも剥がし方も分からなかったので。そういうのも相まってすごく思い入れがありますし、あのタイミングで三浦監督と出会えたのはターニングポイントですね。でも舞台が終わった次の日には歌番組とかライブの現場で“もうちょっとアイドルっぽく”とか言われるんですよ。舞台では必要とされなかったものが、アイドルの現場では求められる。ジャニーズって大変だなと思いました(笑)」

——俳優とアイドルだと、どちらが自分らしくやれていると思いますか?

藤ヶ谷「うーん、今のスタンスが1番やりやすいなと感じています。20代の頃は自分のことを皆さんに覚えていただくためにも、カッコつけていこうという気持ちでやっていたんですけど、それこそ三浦監督と出会ってからその意識が変わりましたね。今ではアイドル活動も俳優活動も自然体でやれています。僕はそこまでキラキラしたアイドルを目指しているわけではないんです。アイドルの方が歌っているのをテレビで見た時に、1人だけカメラ目線していないメンバーがいたら気になりますよね。僕は昔からそっちの方に魅力を感じるタイプなんですよ。今はキラキラしたアイドル像を作っていくというよりは、自然に活動できていますね」

Kis-My-Ft2に還元していきたい

——特に印象に残っているシーンはありますか?

藤ヶ谷「今までの自分の経験上、セリフがない携帯の寄りの撮影はピントが合えば、1回か2回ぐらいで終わるんですけど、今回は携帯の寄りだけで3時間かかりました。あとは、自転車も相当距離を走ったのに実際に使われるシーンはたったの2秒とかなんですよ。舞台挨拶でも言いましたけど、楽しい思い出が本当に1個もないんです(笑)。それだけ過酷な撮影でしたね」

——それはやっぱり三浦監督のこだわりなのでしょうか?

藤ヶ谷「そうだと思いますよ。三浦監督は舞台の方だから、常にいいところだけを欲しいんです。だから、必要なところに行くまでの助走にかなりの時間を要して、撮影は常に舞台の稽古のような辛さがありました。三浦監督は撮影しながら3パターン考えていたとおっしゃっていたので、まるで3本分の映画を撮っているような感じで。でもそういうところが全部映像の出来に繋がっているんだと思います」

——これからどういう役者を目指していきたいですか?

藤ヶ谷「藤ヶ谷太輔のイメージを聞かれた時に爽やかっていう人もいれば、クールっていう人もいるような100人に聞いたら全員が違う回答が返ってくるのが自分の中で理想なんです。なので、自分は『次この人はどんな役をやるんだろう』と思ってもらえるような人になっていきたいです。いろんな役に挑戦することで、これまで自分のことを知らなかった人にも届いてほしいですね。そして、最終的にはKis-My-Ft2に還元できるのが理想です。僕を知って僕のファンになってくださいというよりは、僕を入り口にグループを好きになってほしい。だから、僕はいろんなところに挑戦するんです」

そして僕は途方に暮れる

©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

INFORMATION

映画『そして僕は途方に暮れる』
2023年1月13日(金)

《出演》藤ヶ谷太輔、前田敦子、中尾明慶、毎熊克哉、野村周平、香里奈、原田美枝子、豊川悦司
《原作》シアターコクーン「そして僕は途方に暮れる」(作・演出 三浦大輔)
《監督・脚本》三浦大輔 
《製作》映画「そして僕は途方に暮れる」製作委員会 
《製作プロダクション》アミューズ映像企画製作部 デジタル・フロンティア 
《配給》ハピネットファントム・スタジオ
《公式サイト》https://happinet-phantom.com/soshiboku/
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

文:川崎龍也

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