ももクロ、2年ぶり有観客で『ももクリ』開催！「皆さんの気持ちが嬉しかった」

ももいろクローバーZが2021年12月8日（水）に開催した『ももいろクリスマス2021 ～さいたまスーパーアリーナ大会～ DAY2』が、「ABEMA」の「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて、同日19:00より独占生配信された。

2年ぶり『ももクリ』開催！

『ももいろクリスマス2021 ～さいたまスーパーアリーナ大会～』は、12月7日（火）、8日（水）の2日間に渡り、「さいたまスーパーアリーナ」にて開催された。「ももいろクリスマス」は、春に開催される「春の一大事」、真夏に開催される「夏のバカ騒ぎ」に並ぶ、ももクロの3大ライブのうちの1つで、毎冬恒例になっている。

昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により公演中止となったため、2019年の『ももいろクリスマス 2019 ～冬空のミラーボール～』以来、2年ぶりの開催となった。

また、ファン達に安心して楽しんでほしいという想いから、「MSRS（ももクロ新リアルライブ世界秩序）ライブ感染対策ガイドライン」に則り、2日間にわたって有観客で実施。モノノフ（ももクロファン）が心躍る演出が盛りだくさんの内容だった。

「ぜひぜひ楽しいクリスマスにしましょう！」」

開演とともに、ももクロのメンバーがクリスマスらしい雰囲気の服装やシチュエーションで出演するオープニング映像が流れ、映像内では百田夏菜子が「グループは最高です。最強だなって思いますし、自分1人では出せないエネルギーやパワーを4人だったら出すことができるので」と話し、佐々木彩夏は「10年の成長を見せたいなと思いますし、みなさんにお腹いっぱいになって帰っていただければと思います！ぜひぜひ楽しいクリスマスにしましょう！」と、これまでの10年の軌跡や、2年ぶりの開催となったこのライブに向けた気持ちを語り、会場の士気を高めた。

可愛らしいオープニング映像から打って変わり、『PRIDE』のオープニングで始まると、ステージに高城れに、佐々木、玉井詩織、百田の順番でメンバーが登場。

1曲目は10年前のセットリストでも1曲目だった『CONTRADICTION』を披露。『マホロバケーション』、『ロードショー』とクールな曲が続き、4曲目ではこのライブのテーマソングとも言える『HOLIDAY』を歌い“モノノフ”達を魅了。

5曲目は『今宵、ライブの下で』を披露、6曲目『PLAY』を歌い終えると、MCではメンバーが、「ABEMAで見ている皆さん楽しんでいますか〜？」「会社帰りの電車で見てくれている人もいるのかな？」と話し、「お家で見てくれている人は、大きな声を出して楽しんでくださいね！」と、生中継で見ているファンに向けて呼びかけた。

そして会場の“モノノフ”へ高城は「手が痛くなるくらい、拍手をください！その分私たちも元気をお届けします！」と話し、会場からは大きな声援のような拍手の音が鳴り響いた。

7曲目『Chai Maxx』ではトロッコに乗って客席の近くまで行き笑顔を届け、8曲目は『全力少女』とアップテンポな曲で観客を沸かせ、その後の映像でお知らせとして、『第5回ももいろ歌合戦』の情報や、『春の一大事』の開催など、ファン待望の有観客ライブを立て続けに発表した。

『ももクリ』の定番曲『サンタさん-ZZ ver.-』を熱唱

衣装も新たにステージに登場したメンバーは、『ももクリ』の定番曲『サンタさん-ZZ ver.-』を元気いっぱいパフォーマンス。その後『Zの誓い-ZZ ver.-』をかっこよくパフォーマンスしたと思うと、『空のカーテン』をしっとりと歌い上げ、表現の幅広さを見せつける。

その後、ゲーム「桃太郎電鉄～昭和平成令和も定番！～」と、ももクロがコラボするために書き下ろされた新曲『BUTTOBI!』を披露すると、会場のモニターには桃鉄のアニメーションが映し出され、まるで、ももクロのメンバーがゲームの中から飛び出てきたような楽しい演出で大盛り上がり。

続いてセンターステージに移動し『真冬のサンサンサマータイム』で真夏の暑さを感じるようなパワー全開でパフォーマンス。『デモンストレーション』、『天国のでたらめ』とメッセージ性の高い曲を披露し、ガラッと雰囲気を変えてパンキッシュな『BIONIC CHERRY』で会場のボルテージはマックスに。

次のブロックでは、メンバーはトロッコに乗り『モノクロデッサン -ZZ ver.-』を歌いながら、会場の隅々まで大きく手を振ったり、指を差して、有観客であるライブ空間を楽しんでいた。

その後はライブ定番曲である『走れ!-ZZ ver.-』を元気いっぱいに歌い、『月色Chainon』ではクールなパフォーマンスで魅了。ここで本編は終了し、メンバーは「また会いましょう！」と会場に向けて深々とお辞儀をした。

アンコールではマーティ・フリードマンが登場

すぐにアンコールの手拍子が始まり、しばらくして『OVERTURE』が流れると、衣装チェンジしたメンバーが登場。『猛烈宇宙交響曲・第七楽章 無限の愛』を力強く歌っていると、センターステージからマーティ・フリードマンが登場。ギターの演奏で会場のボルテージをさらに高めていった。

そのまま勢いを加速し、『境界のペンデュラム』観客を圧倒。「10年ぶりの共演、超嬉しいです！」と話し、ライブ当日誕生日を迎えたマーティーをみんなでお祝いした。

ラストは2011年の『ももクリ』で会場限定で販売された、『白い風』を披露。歌唱中に涙を流していた高城は、「2年ぶりにみんなとこうやって無事に開催できたことが本当に嬉しくて、幸せいっぱいの気持ちでこの2日間過ごしていたのですけど……最後の曲の、新しい冬を君と見つけたという歌詞が今の状況にリンクしているなと思って。この2年間、当たり前にできていたことができていなかったり、みんな困難にぶつかりながらも、こうして2年かけてこうしてみんなが今日会いにきてくれたんだなって思うと、泣けてしまって……」と話し、続けて「どんなグッズ持ってるんだろう、とか、どんな顔して見てるんだろう、とかみんなのことをじっくり見ながら、幸せを1つ1つを噛み締めながら、ライブができていたなと、10年前の自分に言ってあげたいなと改めて思いました」と、話した。

佐々木は「小さい子から大人まで、いろんな環境の方々がたくさん集まってくれて、こうやってライブができることは幸せだなって思いました。今日が終わっちゃうのはすごく寂しいのですが、配信で見てくれてるみんなにも早く会いたいです！」と配信を見ている“モノノフ”にも笑顔でメッセージを伝えた。

玉井は、「最後の曲が終わった後の皆さんの温かい拍手が、とても心地よくて、贅沢で、ライブしているなという気持ちを感じられました」と有観客ライブを開催したことを実感しながら、「ライブというものが絶対に今の生活に必要かどうかというと、今はライブに行くべきじゃないのかなって考えた方もいらっしゃると思うし、私たちも開催するべきじゃないのかなとかたくさん考えました。でも、2年ぶりに大きなステージに立たせていただいて、ライブって必要なものだなって私たちも思いましたし……」と話すと、会場からは「必要だよ！」という声の代わりに大きな拍手が起こり、メンバーは温かい空気包まれ、涙を流した。

最後に、百田は「ライブが必要っていう、皆さんの気持ちが嬉しかったなと思いましたし、いろんな人生がある中で私たちのライブに足を運んでくれるのが嬉しいです。この10年色々なことを経験させていただいて、みんなとどんな風に歳を重ねていけるのかなってワクワクしますし、1番楽しい私たちをお届けできるようにしたいなって改めて思いました。これからもまだまだいろんな状況が続いていくと思いますが、皆さん元気でいてください。それが1番だから……！」と話し、「また最高の時間を一緒に過ごしましょう！今日は本当にありがとうございました！」と締めくくった。

“ここだけしか聞けない”トークで盛り上がった「オンライン限定反省会」

そしてライブ後の「オンライン限定反省会」では、“ここだけしか聞けない”反省会トークで盛り上がった。百田が「今回のセットリストでお気に入りのパートは？」と問いかけると、オンラインでライブを鑑賞していたというファンは「最後の『白い風』ですかね」と答えるとメンバーも「グッときた」「冬っぽいからね」と反応。

続いて、玉井が「自分のうちわを掲げてくれている方に聞いてみたい！」と、ファンの方を指名。「『仮想ディストピア』が好きなので歌ってくれて嬉しかった」とメンバーも「1日目は歌わなかったしね！」「久しぶりで楽しかったし、配信でもその楽しさが伝わってよかった」と回答するなどのやりとりがあり、12月24日（金）のクリスマスイブに「ABEMA」で無料生配信を行うことも発表された。（詳細は後日発表）

笑顔も涙もあり、内容盛りだくさんの本公演の完全版（DAY2）は、12月25日（土）正午から配信開始予定。完全版（DAY2）はライブが全編視聴できるほか、ここだけでしか視聴できない秘蔵映像も含まれる。（本公演の視聴チケットを購入した人は完全版（DAY2）も視聴可能）

なお、「ABEMA」では、12月31日（金）より、『第5回ももいろ歌合戦〜届け！希望の彼方へ〜50組超え出場！年越し8時間無料生放送』を、「日本武道館」から8時間ノーカット放送で生中継する。こちらも併せてお楽しみに。