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私生活ではHIROの妻・上戸彩が語る理想の母親像

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こんにちは、ガーリーベアです!今回は、あの有名な作品「おしん」で、おしんの母親役を演じた、上戸彩さんのインタビューにやってきました!
■母親役ということで、どう理解されて臨みましたか?
上戸(以下U):台本に書いてある通りにやろうと思っていたんですけど。こんなに苦しいんだって思ってしまうくらい、一番最初のリハーサルのときから涙が止まらなくなってしまいました。 台詞がしゃべれないくらいすごく辛くなってしまいました。

 

■その中でも一番涙が溢れたシーンはどこでしたか?
U:やっぱり奉公に出るシーンですね。 もう、なんでこの子を外に行かせなければならないんだろうという思いでいっぱいになってしまって。でも、監督にここは泣かなくていいですと言われて、あ。今の感情は違うんだ。って思って一度気持ちをリセットさせてやり直しました。
それで最後、では、最後に上戸さんがさっきやったような自然な感じでお願いします。と言われて。その時には、やっぱり泣いてしまいました。結局本編ではそちらが使われていたので。あぁ、あれでよかったのかなと思いました。

 

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■母親役を演じる上で、一番大事なことは何だと思いましたか?
U:きっと母親って……。と考えている暇があったら、ここねの魅力と少しでも多くの時間触れ合って、心の底から好きになることのほうが大事なんじゃないかなって思っていました。 母親像というよりも、こどもの前で見本となる女性でいようという一心でしたね。
フジとしても。上戸彩としても。

 

■おしんも、フジも上戸さんもみなさん働く女性だと思いますが、この映画を通して女性が働くことへの意識や感じ方は変わりましたか?
U:自分の両親も共働きで母親も結構家にいないことも多かったのですけど。
やっぱり仕事が終わって帰ったらすぐにご飯をつくって。とか、あと仕事をするようになって私が朝の4時や5時に家を出るときも夜中・朝方に帰ってくるときも、必ず玄関で「おかえり」と「いってらっしゃい」は言ってくれたんです。
そうされている時って「気にしないで寝ていていいのに」って思うんですけど。
でもやっぱり自分も結婚して思うけれど、帰ってくるまで寝られなかったりするし、「こんな思いをしておかんは待っていたのかな」って思うとすごく苦しくなったりとか。気づかされることはたくさんありましたね。

 

■なるほど。この映画を通して、上戸さん自身のお母さまに対する想いは変わったりしましたか?
U:昔から、基本的に「ありがとう」って思ったらその場で手紙だったり、メールだったりで、すぐに伝えるようにしているし親には何も隠さないので。
たとえば、「帰ってくる時間がわからないのに待つってめちゃくちゃ苦痛だよね」って話をしたり、「これ、しんどかったでしょ」って言ったりするんですけど。でも、お母さんは「当たり前よそんなの」っていう感じなんですよ。
「あなたが仕事に行っていたら寝られるわけないじゃない」って言ってくれましたね。

 

■きついとかそういうことは一切言わずにだったんですね。
U:そうですね。寝ないじゃなくて寝られないんだったってことに気づいたりとか。

■お母さまのような母親になりたいですか?
U:そうですね。 うちの母は本当にフジ(おしんの母)っぽいので、理想です。

 

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■設定が、時代背景もあってとても苦しい生活だったと思うのですが、どのように理解しましたか?
U:うちは、本当に小さい時に余裕がない家だったので、ひとつの納豆をみんなで分けたり、アボカドを、目をつぶると大トロの味がすると言って食べたり。そんな経験もしてきたので、家族みんなでありがたく分かち合うとか、どれだけ今の生活を家族みんなで共有して楽しむかというところは、自然に理解できましたね。
まぁ、今思えば笑い話になるようなこともあるけども、私は辛いと思ったことがなかったから、当時はふつうにそれで楽しかったです。これは母親の努力ですよね。

でも、だから家族っていいなと思いますし、母親って必要だなと思いましたね。その中でgたくさんお兄弟や家族で分かち合うという家族を作れたらいいと思います。
上戸家はそうだったので、私もそういう家庭を作れるお母さんになっていきたいなと思います。

 

■ ありがとうございます。そんな母親役への挑戦を果たした今、ちなみ、公開を控えた今、どんな気持ちですか?
U:ちょっといやなドキドキです笑。 まだ早すぎるかなとも思ったけれども、やるしかないと覚悟を決めた演じた母親役は、早く見てほしいと思う気持ちもありながら、やっぱり早かったと思われるかも知れないし。やってよかったと思えるかも知れないし…。
とにかく不安な気持ちでいっぱいではあります。

■ありがとうございました。上戸彩さん演じるおしんのお母さん、楽しみにしています。

Information
映画「おしん」

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2013年10月12日公開
http://pr.livedoor.com/movie/oshin/

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