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ラウールと吉川愛、“今”を作った“大切な過去”を告白「本当に人見知りで…」

2020年9月号の雑誌「セブンティーン」(集英社)で読者が選ぶ好きな少女マンガ&実写化してほしいマンガランキング1位を獲得した人気コミックを映画化した『ハニーレモンソーダ』で、初共演を果たしたSnow Manのラウールさんと吉川愛さん。

基本的には塩対応でソーダみたいに刺激的だけれど、実は誰よりも優しい“レモンソーダ男子”と、彼と出会って変化を遂げていくヒロインとして、2人がみずみずしい表情を披露しています。キラキラとした胸キュンシーンはもちろん、登場人物たちが恋や友情を通して進化していく姿にグッとくる本作。撮影を振り返ってもらうと、お互いの印象をはじめ、ラウールさんと吉川さんの“大切な過去”、意外な才能までが明らかになりました。

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©2021村田真優・集英社/「ハニーレモンソーダ」製作委員会

中学時代“石”と呼ばれていた自分を変えるため、自由な高校に入学した石森羽花(吉川さん)。そこで出会ったのはレモン色の髪をした三浦界(ラウールさん)。実は彼こそが、その高校を選んだ理由だった。次第に距離が近づいていく2人は想いを伝え合い、幸せな毎日を送っていたが、実は界には羽花に伝えられていない秘密があった。

SPECIAL INTERVIEW

2人とも極度の人見知り?

——ラウールさんにとって、映画単独初主演となった本作。お二人の共演も“初”ですが、共演する前と後で印象が変化したことなど、共演の感想を教えてください。

ラウール:吉川さんは大人っぽくて、“女優さん”というオーラもすごいので、最初はちょっと身構えていました。でも撮影が始まってみると、キャッキャと笑っている姿をよく目にするようになって、「こういう一面もあるんだな」と安心しました(笑)。他の共演者のみなさんも僕より全員年上だったし、そもそも俳優さんたちとご一緒する機会がこれまであまりなかったので、ちょっと緊張しちゃっていたんです。監督の提案でババ抜きや大富豪などトランプを一緒にやったりして、距離を縮めていって。僕自身、だんだん緊張も解けて、楽しく過ごすことができました。

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©2021村田真優・集英社/「ハニーレモンソーダ」製作委員会

吉川愛:ラウールさんには最初、クールなイメージがありました。あと全然、目が合わなくて(笑)。私も人見知りな方なんですけど、私よりもさらに人見知りかもしれない!と思いました。「ここは私から攻めなければ!」と試行錯誤して、どうやって話しかけようか考えて…。他の共演者の方は話好きな子も多いので、みんなで集まってわいわいしているうちに打ち解けて、ラウールさんとも目が合うようになりました(笑)。あと話し方や、17歳の等身大のラウールさんの姿が天然で面白くて。癒されるなと思って見ていました。

ラウール:ありがたいです(笑)。本当に人見知りで申し訳ないなって…。緊張が解けたのも、みなさんのおかげです!

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ラウールはバスケ・吉川は自転車に苦戦

——ラウールさんが演じたのは、クールだけど実は優しい、ギャップ力も魅力の界。ご自身と界は、似ているところが何パーセントくらいありますか?

ラウール:5パーセントくらいかな(笑)。僕は女性に積極的に話しかけたりすることもできないし、界のような男っぽさや男気もなくて…。僕とはかけ離れていますが、界は僕自身、大好きになったキャラクターです。

——吉川さんは、内気でいじめられていた過去を持つ羽花を演じましたが

吉川:私も5〜10パーセントくらいかな?羽花ちゃんのような女の子らしさ、かわいらしさは、私にはないかなって(笑)。似ている部分としては、私も羽花ちゃんと同じく、友だちづくりが苦手なところがあります。狭く、深く、友だちと付き合うタイプですね。もっとたくさん友だちを作りたいなとも思うんですが、どういう話をしたらいいのかわからなくて…。難しいなって思います。

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——映画を観ると、お二人とも役柄にとてもピッタリとハマっていましたよ!そんな中でも、苦戦したシーンなどがあれば、教えてください。

ラウール:劇中、カッコよく、バスケットボールでシュートを決めなければいけないシーンがありました。でも、僕は球技が苦手で、本当に球の取り扱い方がわからなくて…。「アメトーーク!」の「運動神経悪い芸人」の回みたいになっちゃうんです(苦笑)。カッコよさとシュートを両立させるのが大変で、“入ったけれどカッコよくない”とか、“見た目はよかったけれど、入らない”というのを繰り返していました。

坂東(龍汰)くんがバスケが得意なので、結構教えてもらいましたね。シーンとしては、“界がシュートを決めて、女性陣が「キャー」と歓声を上げる”という場面なんですが、カメラが回っているので、僕がシュートを失敗してしまっても、みなさん、歓声を上げなくちゃいけないんですよね。そういったときは本当に心が痛くて…。ごめんなさい!と思っていました。

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©2021村田真優・集英社/「ハニーレモンソーダ」製作委員会

吉川:私は自転車のシーンかな。“ものすごくキツい坂を自転車で登る”というシーンがあって、そのシーンを撮り終えたあとは、太ももがパンパンになってしまいました(笑)。
監督に「もし坂を登っている途中で自転車を降りてしまったら、どうなりますか?」と聞いたら、「もう一回、撮り直しだよ」とおっしゃっていたので、「これは失敗できない!」と気合が入って。「絶対に降りないぞ!」と思いながら漕いでいたので、すごい顔をしていると思います(笑)。でも一発で、登り切ることができたんですよ。

ラウール:すごい!

——では、お気に入りのシーンはどこでしょうか。

ラウール:僕はエンドロールが好きです。本作は、エンドロールにもキラキラが詰め込まれているんです。最後の最後まで、キラキラしていたなという気持ちになりました。あのエンドロールがあることで、本編が終わってもさみしくない。そこが、すごくいいなと思いました。

吉川:私は界と羽花が付き合ってから、2人で倉庫にいるシーンです。「2人でいると、あんなに楽しそうに笑うんだな」と実感して「本当に楽しくて、幸せなんだな」ということが伝わる、ほっこりするシーンです。界と羽花は、応援したくなるような2人だと思いました。

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Snow Manの中ではどんな係を担当?「休憩中のおしゃべり係かな?」

——劇中では、界が「俺は石森係だ」と宣言して、羽花の世話を焼いていきます。ラウールさんご自身は、Snow Manの中では“何係”だと思いますか?

ラウール:うーん、なんだろう…。休憩中のおしゃべり係かな?どんな話題でも、乗っかるのが好きなんです。聞き上手かどうかはわかりませんが、どんな話にも入っていけるようなところがあります。今、Snow Manの中では結構、ゲーム流行っていて。僕はそのゲームをやったことがないんですが、「ああ、あれね!」と参加しちゃいます(笑)。

——それはすばらしい才能です。吉川さんは、ご家族や友だちの中では“何係”だと思いますか。

吉川:私はアニメが好きなんですが、好きなことになると、とことん熱弁してしまうところがあります。推しのことになると熱狂的に話すので、オタク気質係かもしれません(笑)。ずっと推しているのは、『妖狐×僕SS』という作品の髏々宮カルタちゃん。カルタちゃんがパクパクと食べているシーンがすごくかわいくて、話し方も大好き。カルタちゃんを見て、いつも癒されています。

ラウール:ああ、カルタちゃんですよね。いっぱい食べるカルタちゃん。僕も好きです。カルタちゃん推しです。

——さっそく話に入っていただきました(笑)。界の放つ「この頃があるから、今の石森がある」というセリフも印象的です。お二人にとって、「この頃があるから、今がある」と感じるご経験について教えてください。

ラウール:僕も全編を通して、そのセリフが一番好きです。僕も同じように感じたことがあります。ジャニーズ事務所に入ったころは、ピンク色のノースリーブの衣装を着たりすると「恥ずかしいな」と感じることもありました。やっぱり中学生という思春期だったので、まあ、今も思春期ですが(笑)、「恥ずかしい」と思ったりしますよね。
でもそういうこともやってきたからこそ、今がある。今ではそれも大事な思い出になっていますし、恥ずかしいと感じることもふてくされずにやって、すごくよかったな、すべてが今に繋がっているんだなと思っています。

吉川:私は一度、芸能活動をお休みしていた時期があって。その頃に、“自分のやりたいことをやってみる”という経験をできたことは、とても大きなことだったなと思っています。友だちと二泊三日で海外旅行に出かけてみたり、ずっとやってみたいと思っていたアルバイトをすることもできました。
芸能活動をやっていたら、なかなかできないことばかりだったので、今振り返ると、すごくいい機会だったなと思っています。そして復帰させていただいて、『ハニーレモンソーダ』というステキな作品にも出会えた。こうして戻ってこられたことも、本当によかったなと感じています。

yoshikawaai

INFORMATION

映画『ハニーレモンソーダ』
2021年7月9日(金)

《出演》ラウール(Snow Man) 吉川愛 堀田真由 濱田龍臣 坂東龍汰 岡本夏美
《原作》村田真優「ハニーレモンソーダ」(集英社「りぼん」連載)
《監督》神徳幸治
《脚本》吉川菜美
《主題歌》「HELLO HELLO」Snow Man(avex trax)
《企画・配給》松竹
《公式サイト》https://movies.shochiku.co.jp/honeylemon-eiga/
©️2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会 ©️村田真優/集英社

《Photo by》片山岳洋

《スタイリスト》上田リサ(HITOME)
《ヘアメイク》窪田健吾(aiutare) 

《衣装協力》PERVERZE、FURFUR、MAISON SPECIAL、CASSELINI、talkative
《カーディガン》¥33,000/PERVERZE
《トップス》¥12,100、スカート¥25,300/ともにFURFUR
《ブーツ》¥22,000/MAISON SPECIAL
《クリアピアス》¥3,300、クリアリング¥2,750/ともにCASSELINI
《ゴールドリング(中指)》¥173,800《ゴールドリング(薬指)》¥96,800/ともにtalkative

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