朝ドラ以来、7年ぶりの共演で再び親友に！橋本愛、のんへの懺悔「昔の私は相当やりづらかった……」

のんが主演を務める映画『私をくいとめて』が、2020年12月18日（金）より公開されることに先駆けて、追加キャスト、本予告、ビジュアル、メイキング写真が解禁となった。

（C）2020『私をくいとめて』製作委員会

追加キャストはのんと7年ぶりに共演する橋本愛

ロングランを記録した『勝手にふるえてろ』の原作者・綿矢りさと、監督＆脚本の大九明子のゴールデンコンビで贈る同作。

脳内に相談役“A”を持つ、31歳おひとりさま・みつ子（のん）。悠々自適におひとりさまライフを満喫していたみつ子が、年下営業マン・多田くん（林遣都）と出会い、久しぶりに訪れた恋に戸惑いながらも一歩踏み出していくさまが描かれた同作に、追加キャストとして、橋本愛が出演することが発表された。

橋本が演じるのは、イタリアに嫁いだみつ子の親友・皐月役。映画オリジナルの設定として、妊婦という設定が付与された。

（C）2020『私をくいとめて』製作委員会

2013年に放送されたNHK連続テレビ小説以来、7年振りに再共演を果たした2人のメイキング写真も到着。

出演のオファーがきた感想について橋本は、「大九監督と綿矢りささんの最強コンビネーション作品に参加できることが嬉しくて、撮る前から早く観たい！とお客さん気分でわくわくしました。とにかく脚本が面白くて、ポップでチャーミングなのに人間の深淵を描いていて、漫画を読んでいるようなライト感がありながら、ドッと心臓が鳴るような読後感。これこれ！と嬉しくなりました」と喜びを語った。

皐月という役柄に関して考えたことや大九監督と話したことについて聞かれると、「皐月は原作で描かれた人間性をベースに、映画ではもっとみつ子との関係性に特化して、また1番今の時代が投影されるキャラクターになりました。傍からは幸せに見える条件が揃ったような人でも、内実不安や恐れに毎日襲われていて、その弱さが見えたとき、みつ子を救うといいな、と。監督とは、みんな生まれながらのおひとりさまなんだ、という話をして、その言葉を大事に抱えて最後まで演じたつもりです」と話した。

久しぶりの、のんとの共演については、「あまりに久しぶりで、最初はとても照れました。それに、昔の私は相当やりづらかっただろうなという、懺悔の気持ちを常に持っていました（笑）。でも今回、役としてお互いが目を合わせたときの、電気が走るような、心が通じる感覚。鮮烈でした。声を発して会話しづらい中、心の会話の気持ちよさを強く感じました。超超楽しかったです」と語った。

橋本との久しぶりの共演について聞かれたのんは、「かなり久しぶりに共演させていただいたので、とてつもなく照れました。最初は、目を合わせただけでドキドキしちゃうくらい恥ずかしかった！　その時の私は、好きな人にうまく話せない男の子のようでした。でも、愛ちゃんの方から本読みをしたいと声をかけてくれて、みつ子と皐月のやりとりで心を通わせることができたように思います。そして何と言っても再び親友役。これ以上ない相手でした。楽しかった！」と話した。

（C）2020『私をくいとめて』製作委員会

さらに、久々の恋心を手にあます31歳おひとりさま・みつ子が、感情をぶちまけるポスタービジュアル＆本予告映像が公開された。脳内に相談役“A”を持つ、31歳のおひとりさま・みつ子が、年下営業マン・多田くんとの恋に一喜一憂する姿をおさめた本映像。

サシ飯に行くわけでもなく、時々多田くんに手料理を作っておすそわけするだけ、という微妙な関係のふたり。多田くんの気持ちを確かめたいと思うものの、20代の頃のように一歩踏み出すことができないみつ子は、脳内相談役“A”に自虐やぼやきを炸裂。

さらに映像終盤では、心乱されたみつ子が、感情をぶちまけながら涙を流す姿も。圧倒的な透明感で多くの者を魅了してきたのんが、久々の恋心を手にあまし、人間味あふれるひねくれたユーモアセンスを持つ不器用なヒロインを体現している。愛せずにはいられない“やさぐれ感”満載な役どころと、心震わす熱演で新境地を拓いた。

劇中歌は大滝詠一の名曲『君は天然色』。今もなお時代を超えて多くの人に愛され続ける名曲をこの映画のために5.1chサラウンドでニューミックス。

心地良く軽やかなメロディが映像にやさしく溶け込み、トキメキに慌てるみつ子の姿を色鮮やかに映し出している。この5.1ch版『君は天然色』は、『A LONG VACATION』40周年を記念して2021年3月21日（日）に発売されるボックスセット『A LONG VACATION VOX』に収録が予定されている。

第33回東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」部門に招待が決定

なお、同作は、10月31日（土）～11月9日（月）まで開催される第33回東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」部門に招待が決定。第30回東京国際映画祭「コンペティション部門」で一般観客の投票で選ばれる観客賞を受賞した『勝手にふるえてろ』以来、2度目の受賞も期待され、早くも映画ファンから熱い注目を集める中、11月5日（木）に行われる舞台挨拶に監督＆キャストの登壇も決定。チケットは10月24日（土）16:00～、東京国際映画祭公式サイトにて発売される。

令和を生き抜く女性たちに容赦なく突き刺さる、わかりみが深すぎる崖っぷちのロマンスをお楽しみに。