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綾野剛主演、映画『楽園』2019年公開!杉咲花、佐藤浩市も出演
girlswalker編集部
ベストセラー作家・吉田修一原作の映画『楽園』が主演・綾野剛で2019年に公開されることが2018年8月21日(火)に発表された。
同作家原作の映画『怒り』でも好演を魅せた綾野。本作では主人公である容疑者の孤独な青年という難しい役どころに挑戦する。心に深い傷を追う紡役には、TV・映画で幅広く活躍し、急成長を遂げる若手注目女優・杉咲花が抜擢された。狂気へと転落していく男、善次郎役には、その存在感で作品世界を支える、日本を代表する俳優・佐藤浩市。監督は、『64-ロクヨン-』で大ヒットを打ち出した、瀬々敬久。豪華キャスト、スタッフが集結し、2019年新たな衝撃作が誕生することとなった。
綾野は「ただただ、そこに存在する事。映るのではなく、居る。それだけです。杉咲さん、浩市さん、お二人との大切な時間を、愛おしく抱きしめながら過ごしたいと思います」と意気込みを語った。
杉咲は「綾野さんとは、これまで何度か映画の授賞式などでお会いする機会があり、その度に『いつか一緒にやろうね』と声を掛けてくださっていたので、今回ついにご一緒させていただけることをとても嬉しく思います。そして4年前、映画の世界にほぼ初めて足を踏み入れたあの頃の私に、格好良くて優しいお人柄で、その背中で、色々なことを教えてくださった尊敬する佐藤さんとまたご一緒させていただけること、心から幸せに思います。紡は難しい役ですが、どうか彼女がこの映画の中の一筋の光になりますように。初めての瀬々組、心して臨みたいと思います!」とコメント。
佐藤は「人種、宗教、個人で心の折れ方バランスの崩れ方は多様です、人の数だけある。他人がそれを解りたいと思うのは日常の生活に余計な不安を取り除きたい、安心に暮らしていきたいという当然の思いです。しかし最後のスイッチが何処に在るのか? それは壊れていくその人自身にも分からない。作者の吉田さんも監督の瀬々さんも、そして僕自身も、最後に背中を押されるその瞬間の人間の脆さ、怖さに目を向けていきたい。『楽園』はそれを体現する作品です」と作品の魅力をアピールした。
Information
『楽園』
《公開日》2019年
《出演》綾野剛、杉咲花、佐藤浩市ほか
《監督》瀬々敬久
《原作》吉田修一『犯罪小説集』
《STORY》豪士(綾野剛)は、母親と共にリサイクル品を販売しながら孤独な日々を過ごしていた。ある夏の日、青田に囲まれたY字路で幼女・愛華の誘拐事件が起こった。犯人は見つからず、事件直前まで愛華と一緒にいた紡は、心に深い傷を負うこことなった。
事件から12年後、高校を卒業した紡(杉咲花)は、街のホームセンターで働いていた。祭りの前日、準備で集まった公民館で、紡は豪士と出会い、孤独な豪士に対して感情が芽生える。そして祭りの日、12年前と同じY字路で、再び少女が行方不明となる。やがて豪士が犯人だと疑われた。追い詰められ、街へと逃れるが、そこで豪士は驚愕の行動に出るのだった―。それから1年後、東京の青果市場で働く紡。Y字路に続く限界集落では、養蜂家の善次郎(佐藤浩市)が愛犬レオと生活していた。祭りの前日、手伝いで地元に帰省していた紡は善次郎と出会う。そんなある日、善次郎が計画していた村おこしの話がこじれ、村人たちの怒りを買ってしまう。村八分によって善次郎は狂気に陥り、恐るべき事件へと発展する――。
© 2019「楽園」製作委員会 配給:KADOKAWA