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『女神降臨』渡邊圭祐×綱啓永×シークレットキャスト宮世琉弥×プロデューサーインタビュー、共演の3人がやってみたい楽器って……?
girlswalker編集部
3月20日(木・祝)、5月1日(木)に2部作で連続公開される『女神降臨 Before 高校デビュー編』『女神降臨 After プロポーズ編』。本作はyaongyiのWEBマンガ『女神降臨』が原作のラブコメディで、メイクで人生を切り開いた女子高校生が、大人になるまでの“恋”と“夢”を追いかける9年間の成長を描いたメイクアップ☆ラブコメディとなっている。
girlswalkerでは、映画の撮影現場に潜入し、神田俊役・渡邊圭祐、五十嵐悠役・綱啓永、葉山楓役・宮世琉弥、プロデューサー・古林茉莉にインタビューを実施。撮影を終えたばかりの3人の声をお届けする。
SPECIAL INTERVIEW
主演Kōki,は原作のビジュアルイメージにぴったりだった
──まずはプロデューサーの古林さんにお聞きしたいのですが、どのように映画のプロジェクトが立ち上がったのでしょうか?
古林茉莉(以下、古林)「WEBマンガの広がりを強く感じるようになったころ、私も一読者としてこの「女神降臨」と出会いました。当時から若い女性を中心に広く支持を集めていた作品で、韓国の原作ではあるのですが、国をまたいで共感できる部分がたくさんあって、前向きになれるようなポジティブさがとても素敵だなと思っていて。もし日本で映像化できるチャンスがあるなら、ぜひやってみたいと手を挙げました」
──韓国と日本では文化的背景も違いますよね。その辺りはどのように映画に活かされているのでしょうか?
古林「韓国で生まれた物語なので、もちろん原作には文化の違いを感じるようなシーンもありました。日本の文化と韓国の文化って、結構違うところも多く描かれているんです。でも、日本で作るからには、日本の文化の中でも違和感のない内容にしたかった。そこで、脚本は当時現役の女子高生だった(今は大学生の)鈴木すみれさんにオファーをさせて頂きました。日本の若い世代のリアルな感覚が取り入れられた内容になっているのではないかと思います。原作のyaongyi先生も日本のドラマや映画が大好きだと仰っていて、鈴木さんの書いた脚本に対して快くご了承を下さいました。」
──キャスティングについても聞かせてください。まずは主演のKōki,さんについてはいかがでしょうか?
古林「主人公の麗奈は、スタイルが圧倒的で、存在感のあるオーラを持っていることを前提に、ロングヘアがよく似合っていて、華やかで洗練された雰囲気がありながら、どこか抜けた一面もあるキャラクター。そんなヒロインを探していた時に、Kōki,さんがいた!と気付いて。麗奈というキャラクターが持つ原作の魅力をすべて詰め込んだような要素を持っている方だと感じました。この作品でご一緒できるなら、きっと面白い企画になるのではないかと思ってオファーをさせていただきました。」
──渡邊圭祐さん、綱啓永さんはどのように決まったのでしょうか?
古林「渡邊さんに関しては、実年齢が実際の高校生や大学生の年齢より少し上にはなるのですが、今回の作品は前編と後編の2部構成で、登場人物たちの成長を長期で描くことを狙った企画。高校生ものなら高校生に近いキャスト、大学生ものなら大学生に近いキャストを起用するのが一般的ですが、今回は物語の終盤まで9年間という幅広い時代を描いているので、その世界観を託せる方が必要でした。もし前編だけの制作であれば、このキャスティングは実現しなかったかもしれません。渡邊さんの整ったお顔立ちは以前から強く印象に残っていました。俊という役は脚本上でも『ビジュアルが美しい』と書かれているほどハードルの高い役ですが、それが決して嘘にならない、むしろ完璧にハマる説得力を持って演じてくださいました。その存在感は本当に心強かったです。綱さんについては、原作の悠というキャラクターが少しワイルドで情熱的な人物として描かれているのですが、綱さん自身も周囲を巻き込むような熱さを持った方で、人を大切にする姿勢がとても印象的でした」
撮影現場は「とても楽しかった」
──3人には演じられた役柄について聞かせていただけますか?
渡邊圭祐(以下、渡邊)「前半は“氷の王子”と呼ばれていますが、麗奈との出会いをきっかけに、好きなことにまっすぐひたむきになっていきます。過去のとある事情が重なって心が次第に凍りついてしまうのですが、そこから少しずつ解けていく過程が、映画の中で、特に前編でしっかりと描かれればいいなと考えながら演じました」
綱啓永(以下、綱)「映画では裕福な家庭で育ったキャラクターですが、一見すると少し尖っているように見える部分もあります。でも、実際には素直な一面もあって、仲間を大切にする優しさを持った人物だと感じました。特に楓との回想が多く描かれているので、彼の過去や人間関係がどのように築かれてきたのかが伝わると思います。そして物語が進むにつれて、夢ややりたいことに向かってまっすぐ進んでいく姿が描かれていくので、そういった成長の過程も見どころの一つです」
──古林さんは情熱的なところが似ていると話されていましたが、綱さんもそう感じますか?
綱「そうですね……仲間に対する熱みたいなものは、僕も似たようなものを持ってるのかなと思います」
宮世琉弥(以下、宮世)「楓くんは元々いじめられっ子で、自分の本音を素直に言えるタイプではないんです。そんな彼が、ある日2人の仲間からバンドに誘われることで、大切なものを見つけて、それに熱中していきます。でも、その過程でさまざまな出来事を経験して、一度その大切なものを失ってしまって、彼自身も間違った選択をしてしまうんです。とても繊細で複雑なキャラクターなので、演じるうえでも、彼の内面の変化を丁寧に表現することを意識しました」
──実際に撮影現場を見させていただいて、すごく和気あいあい楽しい現場だなと感じました。実際に撮影してみていかがですか?
宮世「僕たちにとって、今日の(撮影の)シーンが初めて3人が揃う場面だったんですが、本当に特別な瞬間だったなと思います。」
綱「とても楽しかったよね」
渡邊「学校で過ごす時間が何よりも楽しかったです。今日撮影した文化祭のシーンもそうですが、大人になると、あの頃のように何かに全力で打ち込む機会が少なくなってしまうじゃないですか。だからこそ、こうした作品を通じて、学生時代の熱量や、一瞬一瞬を大切にする気持ちを思い出せたのが嬉しかったです」
──今回の作品全体の印象はいかがでしたか?
宮世「とても共感できる部分が多い作品でした。2人が前を向いて歩き出す姿が描かれていて、それぞれの思いをしっかり伝え合える環境が作られているのが、とても良いなと思いました。楓のシーンで、「特別なんて」が流れるところは、楓自身の成長や前向きな決意が表れていたと思います」
3人が挑戦してみたい楽器は?
──3人が撮影現場で意識されていることを教えてください。
綱「礼儀と挨拶です。挨拶はしっかりと、大きな声で伝える。とても基本的なことですが、やはりその基本を一番大事にしようと常に思っています。でも、現場によって雰囲気はまったく違います。特に今回の現場はとても明るくて、みんなが楽しそうに撮影に臨んでいて、いつも笑顔が溢れているんです。和気あいあいとした雰囲気の中で進んでいくので、そういう現場は自然と『早く行きたい!』という気持ちになります」
宮世「作品によって役が変わるのはもちろんですが、スタッフの皆さんや共演者の方々も毎回違うなかで、台本を読んで自分なりに想像していても、実際の現場では想像とは違うことが起こることが多いんです。でも、僕はそれがとても楽しくて。自分とは違うキャラクターを演じること自体も楽しいのですが、特にお芝居の中で共演者の方と関わる瞬間が一番ワクワクします」
渡邊「あまり強く意識していることは少ないんですけど、ハッピーな現場で終わりたいという気持ちはあります。誰かが気を遣いすぎることなく、全員が対等でいられるような雰囲気を作りたいと思っています。お互いに意見を言い合える関係が理想ですし、真面目な話をしながらも、時には冗談を交えつつ、自然体でコミュニケーションが取れる現場がいいなと。そういう、良い雰囲気の中で作品を作ることで、より良いものが生まれるんじゃないかなと思っています」
──最後にそれぞれ演奏してみたい楽器を教えてください。
綱「難しいな〜(笑)」
宮世「何かある?」
渡邊「ベースもやってみたいんですけど、サックスを吹けるようになりたいです。サックスってすごくかっこよくないですか?」
宮世「かっこいいです!」
渡邊「演奏ももちろんかっこいいんですけど、一人で前に立って吹いている姿や、礼儀正しい所作がとても魅力的だと思います。ああいう姿に憧れます」
綱「ボーカルをやってみたいです。歌うのが好きなので、やっぱりボーカルには憧れます。でも、楽器をやるならドラムも楽しそうだなって。ドラムってバンドの中でリズムをキープする重要な役割があるじゃないですか。それがとてもかっこいい。僕も“かっこいい”ものに憧れるタイプなので(笑)、もし楽器をやるならドラムに挑戦してみたいです」
宮世「ベースです。バンドの“芯”となる部分でもあると思うので、1本のベースラインで曲調がガラッと変わるのが本当にかっこいいなと思います。目立ちすぎず、でも確実に楽曲の土台を支えている。そういう隠れた魅力があるところが好きなので、いつかベースを弾けるようになりたいです」
INFORMATION
『女神降臨 Before 高校デビュー編』3 月 20 日(木・祝)/『女神降臨 After プロポーズ編』5 月 1 日(木) 二部作連続公開
《出演》:Kōki, 渡邊圭祐 綱 啓永 菅井友香 宮世琉弥 鈴木えみ 津田健次郎 佐藤二朗 ほか
《監督》星野和成
《脚本》鈴木すみれ
《原作》「女神降臨」yaongyi(「LINEマンガ」連載)
《主題歌》「ときめき」Kucci(エピックレコードジャパン)
《劇中歌》「特別なんて」五十嵐悠 starring 綱 啓永
《配給》ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
《公式サイト》https://www.megamikorin-movie.jp/
©映画「女神降臨」製作委員会