一宮市にて初開催！山下幸輝ら出演、愛知県出身・岡崎紗絵がトップバッター『BISHU COLLECTION produced by TGC』

『BISHU COLLECTION produced by TGC』が2023年11月11日（土）と12日（日）に真清田神社と一宮市本町商店街にて開催。今回、世界三大ウールの産地・尾州の中心地である一宮市が2日間に渡って初開催した『BISHU FES.』とコラボレーションし開催となった。

『BISHU COLLECTION produced by TGC』

舞台は神社＆アーケード街、唯一無二のサステナブルなファッションの祭典

11日（土）に真清田神社で実施したイベントは総体感人数のべ約50,800人を記録。来場者数はのべ約1,300人、イベントのライブ配信（TGC公式YouTube）の総視聴者数はのべ約49,500人に上り、大盛況のうちに幕を閉じた。

愛知県出身・岡崎紗絵がトップバッターでイベント開幕

オープニングを飾ったファッションショーは、2015年に東京ニューエイジで鮮烈なデビューを飾り、自身のブランド・KEISUKEYOSHIDAでも尾州生地を使用している世界が注目する気鋭のデザイナー・吉田圭佑氏と、新人デザイナーの登竜門と言われる「第96回装苑賞」グランプリを受賞した現役大学生デザイナーで、平均年齢約72歳の「匠の技」をもつ技術者とコラボレーションする次世代育成プロジェクト「翔工房（※）」にも参加しその才能を見出された大下彩楓氏によるショー。尾州生地を使⽤した、今回のためだけに製作したオリジナルのショーピースを披露した。

トップバッターを飾ったのは、KEISUKEYOSHIDAの衣装を纏った愛知県出身の岡崎紗絵。岡崎は尾州生地を使用したシャツを着用し、川口ゆりなは尾州生地を使用したコートを着用して登場！大下彩楓氏デザインのショーピースは、様々な尾州生地をふんだんに使用したそう。さらに、大下氏と同じ高校出身のとうあや、注目の若手俳優・山下幸輝らも登場した。

実は高校時代、大下氏の卒業コレクションをとうあが着用してランウェイを歩いたという縁のある2人。今回は高校以来の共演となり、とうあは「本当にすごい先輩で、フィッティングの時に聞いたことのある名前が聞こえてきて驚きました！まさかの再会でエモいです（笑）」とコメントした。

（※）平均年齢約72歳の匠が継承する「翔工房」とは
一宮地場産業ファッションデザインセンターが主宰する、ファッション業界の各方面での活躍を期待される学生に対して、企画力を早い段階から醸成する目的で創設されたプロジェクト「翔工房」。学生の斬新なアイデアを基に、学生と歴史ある尾州産地の製織技術や染色整理技術など経験豊富な平均年齢約72歳の「匠の技」をもつ技術者とのコラボレーションによって、創造性豊かな新しいものづくりを推進。ファッション業界、尾州産地の将来のために、未来の尾州を支える要諦である若者の可能性に満ちた才知溢れる種をまく。

17歳の世界王者・小田凱人選手が“尾州のスーツ”をクールに着こなし

一宮市出身のプロ車いすテニスプレイヤー・小田凱人選手が尾州のランウェイに登場！1850年創業のテーラーの老舗・KUNISHIMAが衣装を担当し、丁寧に採寸を行い、この日のために世界で一つだけのスーツを製作。170年受け継いできた技術が生み出す、尾州のスーツを纏った。

衣装について小田選手は「オーダーメイドで衣装を製作いただき、バッチリと決まっています」とコメント。今後の目標については、「来年の世界大会への切符を手にすることができたので、ここから全部勝つ勢いでいきたいです」と語った。

MCは土佐兄弟！テーラーの老舗KUNISHIMAのスーツを着用

MCを務めたのは、お笑いコンビ土佐兄弟。テーラーの老舗KUNISHIMAのスーツを着用して登場し、実の兄弟ならではの掛け合いに会場からは笑いも沸き上がった。

「BISHU OPENING COLLECTION」のステージを手掛けた吉田圭佑氏・大下彩楓氏より、製作した衣装の説明を実施。吉田圭佑氏は「尾州地域の生産者様の元に2日で13か所周りました。皆さんが現場で働かれている姿を見て、改めて良質な生地を使用させていただいているのだなと感じました」とコメント。大下彩楓氏は「尾州の布を使用して、カラフルで明るいコレクションに仕上げました。ウールと聞くと、スーツやコートの様なかしこまったお洋服のイメージが強いと思いますが、今回の衣装のような可愛いらしい一面もあることをお伝えできたら嬉しく思います」と、それぞれの洋服にかけるこだわりや想いを語った。

また、同日に開催された一宮市本町商店街のコンテンツを手掛けた修文学院高等学校・愛知県立一宮高等学校の学生も登場。ステージや衣装の製作において苦労した点や尾州の素晴らしさを改めて振り返った。

アーティストライブにiScream&平原綾香が登場

1組目のアーティストライブは、愛知県出身のRUIが所属する平均年齢19歳ながら、全員がアーティストとして高い歌唱力とダンス力を持ち合わせたLDH所属の新世代ガールズグループiScream。「ホワイト・ラブ」「Scream Out」「Eyes to Eyes」の3曲を披露。MCにて、この日、メンバーが実際に使用していた尾州ファンシーヤーンを用いたヘアレンジも紹介された。

アーティストライブのトリには、デビュー20周年を迎える平原綾香が登場。平原が纏うケープは、“尾州の伝統”を次世代に引き継ぎたい想いのもと、尾州産地の匠の技術で、有名プレタブランドへも生地提供をしている “カナーレツイード”を採用したブランドEYCK（エイク）による、小塚毛織の尾州生地をふんだんに使用した1点もの。「からっぽのハート」「Jupiter」を披露し、ライトに照らされた幻想的な真清田神社に彩りを添えた。

FRUITS ZIPPERが着こなす“尾州発”の最新ルックにも注目

20歳からセレクトショップで7年間販売業をした後、27歳で現在の⼤⿅株式会社に⼊社し尾州ウールに魅了された彦坂雄⼤氏が手掛ける「新見本工場」がステージを展開。チャンネル登録者数140万人を超える大人気カップル動画クリエイターなこなこカップルのほか、ゆいちゃみ、松元絵里花らが登場し、会場を沸かせた。

デザイナーであるショコラ氏が、地元一宮市でロリィタ体験サロンを運営する傍ら立ち上げた、尾州生地を使用したロリィタブランド「尾州ロリィタ」のステージでは、TikTokで8億回再⽣、ミュージックビデオはYouTubeで1,370万回再生を突破した話題の楽曲「わたしの一番可愛いところ」が、9月12日付のオリコンシングルデイリーランキングで3位を獲得し、さらに現在全国ツアー敢行中で10月28日には東京体育館での初のアリーナ公演を控えるアイドルグループFRUITS ZIPPERが登場。尾州産地のウール生地と日本独自の可愛い文化「ロリィタファッション」を組み合わせた新しい形の洋服を提案する「尾州ロリィタ」を身に纏って、ランウェイを歩いた。

ランウェイ後には、「キミコイ」「わたしの一番かわいいところ」の2曲を披露。一度は耳にしたことのある楽曲に、会場の盛り上がりは最高潮に！その後、彦坂雄⼤氏、ショコラ氏、なこなこカップルが登壇し、今回の衣装についてトークを展開。彦坂雄⼤氏が手掛けた「新見本工場」を着用したなこなこカップルは「コートの軽さにとても驚きました。ステージに出る直前まで着ているのを忘れてしまうくらいでした」と洋服を絶賛。ショコラ氏が手掛けた「尾州ロリィタ」を着用したFRUTIS ZIPPERは「ロリィタに憧れていたので、軽い上に上品な今回の衣装が、初めて着用するロリィタの衣装でとてもよかったです」とコメントした。

宝塚歌劇団OGとのコラボ、総勢13名が人気作を熱演

TGC関連イベントで初となる、宝塚歌劇団OGとのコラボレーションが実現。元宝塚歌劇団月組トップ娘役麻乃佳世、元宝塚歌劇団男役スター椿火呂花のほか、麗たまき、千珠晄、青山雪菜、鳴海じゅん、美乃杏花、綺華れい、珠まゆら、真衣ひなの、鷺世燿のOGが大集結。尾州のランウェイで「ベルサイユのばら」「すみれの花咲く頃」などを熱演した。

「尾州を着ていれば間違いない」一宮市 市長・中野正康氏が登場

愛知県一宮市 市長の中野正康氏は「私自身、市長になってからずっと尾州を着用しています。“かっこいいですね、そのスーツ”“素敵ですね、ジャケット”など、着用している衣装はよく褒められます（笑）。尾州を着ていれば間違いありません」と絶賛した。

一宮市出身の北原里英、SKE48野村実代らが鮮やかにランウェイ

12万点以上の素材サンプルを常時展示し、毎年3,000点以上もの最新素材が集まる仕組みを構築したテキスタイルマテリアルセンターの提供による「BISHU ARCHIVE COLLECTION STAGE」を実施。一宮市出身の北原里英や、SKE48の同じく一宮市出身の野村実代と石黒友月をはじめ、みりちゃむ、山下幸輝、香川沙耶、とうあら総勢10名が登場。

北原は衣装について、「自分好みでもあるミックスでカラフルな感じも大好きなのですが、本当に暖かくて、この時期にピッタリな衣装だと思います」と話した。

尾州の“匠”を交えたフィナーレウォーキング

ファッションショーステージのトリを飾る「SHOKOBO COLLECTION」ステージでは、なごみ（なこなこカップル）、鶴嶋乃愛、川口ゆりな、岡崎紗絵らが登場。また、世界三大ウールの産地「尾州」の産業を支える10名の“匠”も交えたフィナーレウォーキングを実施した。匠ネットワークメンバーである、足立聖、水谷仁、渡邉文雄、水谷透、森良三、河路孝、飯田耕三、川村康文、岩田善之、伊藤政行がウォーキングに参加。『BISHU COLLECTION produced by TGC』のファッションショーを締めくくった。

グランドフィナーレでは平原綾香が「HAPPY」を歌い、出演モデル、衣装デザイナー、匠ネットワークメンバー、修文学院高等学校の学生、愛知県立一宮高等学校の学生が一堂にランウェイに登場。

平原綾香は「皆さんとコラボできて本当によかったです。本日はありがとうございました」とコメント。山下幸輝は「神社とランウェイという異色のコラボレーションがマッチしていて、本当に楽しかったです！ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。岡崎紗絵は「地元ということもあり、一宮の土地で開催されたことを嬉しく思いますし、服の始まりの土地で開催されたことも感慨深いです。本日はありがとうございました」と話し、イベントは幕を閉じた。

真清田神社のステージ装飾とランウェイにはアップサイクルした尾州を使用

真清田神社の社殿に1日限りの尾州装飾と尾州ランウェイが登場。社殿や境内の装飾には、尾州の生産者から提供されたハギレと、7⽉に開催された「⼀宮七⼣まつり」の七⼣飾りを、どんなものでもかわいくしてしまうアーティスト五⼗嵐 LINDA 渉氏の⼿によりアップサイクルしたものを使用。ステージ装飾は、五⼗嵐⽒の⺟校である服飾専門学校 ドレスメーカー学院の学生が制作協⼒し、さらにランウェイは愛知県立一宮高等学校の学生が尾州で制作をするなど、教育の場としても活⽤された。

装飾を担当した五十嵐氏は、「尾州という匠が成す技と出会うことができ、街全体と真清田神社の装飾を、一宮市の高校生とドレスメーカー学院の学生と一緒に作り上げ、未来を担うクリエーターの希望のイベントになれたことが大変に嬉しく思う。ご関係者の皆様、本当にありがとうございました」と感謝を綴った。

一宮市本町商店街には尾州尽くしの3つのエリアが登場

今回、同商店街に「Street Runway」「Installation Area」「Booth Area」の３つのエリアが登場。「Street Runway」は、一宮市本町商店街に突如現れた長さ約40mの特設ランウェイで、修文学院高等学校の学生が尾州を使用して制作に携わった。

また、ステージイベント「BISHU COLLECTION -Street Runway-」では、TGCモデルによるトークショーを開催！MCは松元絵里花が担当し、11日（土）にはゆいちゃみが登場。「商店街に活気があって本当に賑やかだなと感じました！インスタ映えしそうな場所も多くて、色々な所で写真を撮りたいです！」と話したほか、修文学院高等学校、愛知県立一宮高等学校、服飾専門学校 ドレスメーカー学院によるファッションショーを実施。服飾専門学校 ドレスメーカー学院のファッションショーでは、12名中10名が日本モデルウォーキング協会に所属するモデルが務めた。ファッションショーを終えた高校生は「緊張しましたが、貴重な経験をすることができて嬉しく思います」とコメント。イベント後には、実際に製作した衣装の展示が行われ、通りかかった多くの方々がその様子を写真に収めていた。

12日（日）には、尾州ツイードで作られた衣装を着用した野村実代（SKE48）と石黒友月（SKE48）が登場。開催地である一宮出身の２人は、ステージに上がると「私たち2人合わせて、“一宮―ズ”です！」とキュートにポーズを決めると、駆けつけたファンからは拍手が！地元のイベントへの出演に野村は「寒い中ありがとうございます。地元でイベントに出演できて大変光栄です」と喜びを伝えると、石黒は「地元でこうしてお仕事ができて、ファンのみさなんが地元まで駆けつけてくれて、見守ってもらえて嬉しい。」とコメント。また、中野正康一宮市長も駆けつけ「（このイベントを作り上げるのに）たくさんの方にお世話になったが、一番感謝を申し上げたいのは、わざわざ商店街に集まってくれてお祭りを盛り上げてくれた観衆のみなさんです。これからも一宮を盛り上げてほしい」と来場者へ感謝を述べた。

「BISHU FES.ファッショニスタコンテスト」では、個性あふれる18組の参加者が自慢のファッションで出場！グランプリは、名前の由来でもある真珠のように淡く純白な衣装を纏ったperlee（ペルレ）さんが受賞！審査員を務めた野村は「まるでアイドル。私が着たいくらいです！これからも可愛いを貫いてほしい」と、同じく審査員を務めた石黒は「服ももちろんですが、アクセもネイルも全て、可愛いが詰まってる！」と大絶賛！東京ガールズコレクション実行委員会チーフプロデューサーの池田友紀子は「頭の先からつま先までバッチリ。トータルでファッションを楽しむって最高だなと。まさに一宮のファッショニスタです」とコメントし、中野市長は「私は市長の特権で舞台に上がっていますが、この舞台に立つのは大変。今回100組近い応募があり、その中からの選りすぐりでグランプリを獲得された。一宮のファッションのレベルの高さを証明してくれました。これからも頑張ってください！」とエールを送った。そのほか、「一宮コスプレランウェイステージ」が行われ、会場は大いに盛り上がった。

「Installation Area」では、真清田神社のステージ装飾を担当したアーティスト五⼗嵐 LINDA 渉氏によるインスタレーションを展示。「NEO 和モダン」をテーマに商店街を尾州ヤーンや七夕かざりのアップサイクルで華やかに彩った。イベント全体を通して五⼗嵐氏は「長くTGCとは携わらせていただいてますが、真清田神社のランウェイで産地の皆さんが登壇したのを見て、クリエイターとファッションと地域が一体となったTGCは初めてなんじゃないかなって、とても感動した」と想いを綴り、池田は「初開催ということで、市内だけでなく全国からお客様が来てくださった。これは一宮という世界に誇るファッションの街だからできたこと。こんな宝物が溢れている街は他にないので、皆さんにもっと知ってほしいです」と呼びかけた。

「Booth Area」では、車の展示やヘアアレンジ体験ブース、ワークショップブース等を展開。尾州尽くしの一宮市本町商店街となった。

イベント概要

【BISHU COLLECTION produced by TGC 開催概要】

●日時
①2023年11月11日（土）開場16:30　開演17:30　終演19:45
②2023年11月11日（土）10:00～20:00 / 12日（日）10:00〜17:00

●会場
①真清田神社（愛知県一宮市真清田1丁目2-1）
②一宮市本町商店街

●ブランド
新見本工場、尾州ロリィタ　※50音順

●ゲストモデル
石黒友月（SKE48）、一宮らん、岡崎紗絵、香川沙耶、川口ゆりな、川津明日香、サトミ、鶴嶋乃愛、中田美由紀、中山亜美、野村実代（SKE48）、ブラダ、松元絵里花、みりちゃむ、ゆいちゃみ、レベッカ メイ　※50音順　全16名

●ゲスト
小田凱人、駆け抜けて軽トラ、北原里英、とうあ、なこなこカップル、山下幸輝　※50音順　全6組

●スペシャルゲスト
麻乃佳世、椿火呂花、麗たまき、千珠晄、青山雪菜、鳴海じゅん、美乃杏花、綺華れい、珠まゆら、真衣ひなの、鷺世燿、七咲心奏、伊藤凛　全13名

●メインアーティスト
iScream、平原綾香、FRUITS ZIPPER　※50音順　全3組

●MC
土佐兄弟

●公式サイト
『BISHU COLLECTION produced by TGC』公式サイト