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“ドライな怖さ”菅田将暉、映画『キャラクター』を経て伝えたかったメッセージとは

6月11日(金)公開の映画『キャラクター』の菅田将暉オフィシャルインタビューが行われた。

本作は、もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら?しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったとしたら??そんなアイデアを基軸に、登場人物(キャラクター)それぞれが幾重にも交錯する物語を描いたダークエンターテインメント。

菅田将暉インタビュー

sudamasaki

菅田「山城は、良くある映画の主人公っぽくない主人公。地味だし、自分から派手な動きをしない。だからこそ、そんな人物を中心にいろんな物事が目まぐるしく動いていく。自分が関わっていないシーンがとてつもなくカッコ良かったし、ワクワクしました」

菅田「今回は、引き算の芝居に徹底しようと思ってやってたんですよ。漫画家として1個夢を諦めたあとの徒労感の中に生きていて、それでも自分が真摯に向き合えて表現できるのは漫画だけ、というキャラクターだったので」

と山城を演じるにあたってのアプローチの仕方について話した。

sudamasaki

撮影時にも

菅田「アイデンティティが足りないことで悩む山城のように、【面白くいたい】、【より充実していたい】という欲が人間にはあるから、人に甘えられなく、どんどん孤独になっていく。観てくれた人の中にもそういうことを考える人がいっぱいいると思うので、そこが伝わればいいかなと思いました」

と話していたが、

菅田「行き切れない人間は、劣等感があると思うんです。だからこそ山城のように、『自分にはそこがないんだな』と思っていた人間が行き切っちゃう瞬間、ドライな怖さというのが、山城を演じているなかであって。これは今までにないな、それがうまいこと伝わっていたらいいなというのが願いでしたね」

と、根底にあるメッセージにも触れた。

Informatio

本作が俳優デビューとなるSEKAI NO OWARIのボーカル・Fukase。小栗旬、高畑充希、中村獅童と超豪華キャストが集結した映画『キャラクター』はいよいよ6月11日、全国公開。
全編クライマックス級の怒涛のストーリーをチェックしてみて!

Information

『キャラクター』
公開日:2021年6月11日(金)
出演:菅田将暉、Fukase(SEKAI NO OWARI)、高畑充希、中村獅童、小栗旬
©2021映画「キャラクター」製作委員会

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