ちょっと考えが浅いんだよな…短絡的な人の特徴と、短絡的な性格を直す方法

よく「あの人は短絡的だ」とか「行動が短絡的すぎる」などと言いますよね。今回は、短絡的な人の特徴についてご紹介します。短絡的な人はどのような特徴があるでしょうか、また、短絡的な性格を直すためにはどうすればいいのか解説します。

短絡的とは

短絡的とは、深く考えずに原因と結果などとを結びつけてしまうことです。考えが単純すぎて、結論を急いでしまうことですね。つまり、あの人は短絡的だと言うときは、その人は深く考えない人だとか、浅はかで単純な人だなどと言われていることになります。

見ての通りあまりいい言葉ではなく、人を悪く言うときに使われる言葉ですね。悪口に使われるとは限りませんが、批判的に用いられることは間違いないでしょう。

短絡的な人の特徴

ここでは、短絡的な人の特徴をご紹介します。以下の特徴に当てはまったら、残念ながらあなたは短絡的な性格をしているということになります。普段の自分の行動を見なおした方がいいかもしれません。逆に全く当てはまらないなら、短絡的ではない可能性が高いと言えるでしょう。

それでは短絡的な人には一体どのような特徴があるのか、一つずつ見ていきましょう。

失敗が多い

短絡的な人は、失敗が多いです。「これは、きっとこういうことだ」というように決めつけて判断し、その判断が間違っていることが多いため、失敗してしまいます。単純に考えすぎるせいで勘違いや見当違いなことを考えるので、仕事でもミスしてばかりです。簡単なことならできますが、難しいことや駆け引きが必要なことは全く向いていません。

楽観的

短絡的な人は楽観的な人が多いです。あまり考える習慣がついていないので、必然的に楽観的になります。というのも、よく考える癖がある人は、物事を悲観的に捉える傾向があるからです。楽観的なところは長所でもあり短所でもあります。なんとかなるだろうと思って甘い考えを持ってしまい、取り返しがつかないことをやらかすことも多々あります。

人の話をあまり聞かない

短絡的な人は人の話をあまり聞きません。もしも人の話をじっくり聞くことができるなら、短絡的な考えをするようにはなりません。人の話を聞かず自分の中でさっさと結論を決めてしまうので、浅い考えになってしまいます。

人をすぐに疑う

短絡的な人は、人をすぐに疑ってしまう場合があります。短絡的な人は、人のことを信じて騙されやすいのでは？と思う方もいることでしょう。確かに短絡的な人はそのような一面もあります。

しかし、短絡的な考え方のせいで、すぐにその人に裏切られたと考えてしまうことがあるんですね。例えば自分の恋人が異性と歩いているところを見ただけで、自分に黙って異性と歩いている！浮気だ！裏切りだ！別れる！などと考えてしまいます。

普通の人なら、「まずはどういう人なのか聞いてみよう」とか「何していたんだろう」などと考えますが、短絡的な人の場合は、すぐに浮気に結びつけて裏切られたと結論を出してしまいます。

このように、短絡的な考えを基にしてすぐに裏切り認定、敵認定することがあり、人をすぐに疑うことがあるんです。

信じすぎて騙されることも

前述の「人をすぐに疑う」とは反対の特徴もあります。短絡的な人は、その短絡的で楽観的な考えによりすぐに人を信じて、結果的に騙されることも多いです。どちらかといえば、単純に人を信じてしまうことの方が多いですね。うまい話を持ちかけられると、短絡的に決断して騙されてしまいます。深い考えをせずに言うことを聞くので、簡単に騙されるわけです。

せっかち

短絡的な人はせっかちな性格をしています。せっかちとは、先を急いで落ち着きがない性格のことです。短絡的な人は落ち着きがなく結論を急ぐ傾向があるため、せっかちな人の特徴に一致しているんですね。なので短絡的だと言われるだけではなく、落ち着きがないとか、せっかちだと言われることもよくあります。

思い込みが激しい

短絡的な人は思い込みが激しいです。自分がこうだと思ったら、それを信じ込んでしまいます。自分が正しいという謎の自信があるんですね。周りの忠告を無視して自分の考えを信じてしまい、大失敗することも多いです。

短絡的な性格を直す方法

短絡的な性格を直したいという人のためにここでは、短絡的な性格を直す方法を3つご紹介します。以下の内容を試してみれば、段々と短絡的な性格を直すことができるでしょう。

考える癖をつける

まずは考える癖をつけてください。何をするにしても考えてから行動する癖をつけるだけでかなり違います。考えることが当たり前になると、いろいろな考えが頭に浮かぶようになり、短絡的な結論を出すことが少なくなります。

人の考え方を学ぶ

短絡的な物の考え方をするのは、経験や知識が少ないせいということが多いです。そこで、本を読むなり人と話すなりして、人の考え方を学ぶようにしてください。いろいろな考え方や物の見方があることを知れば、自然と短絡的な性格も直るでしょう。

自問自答する

自分が何か考えたときは、それが正しい考えなのか、他に何か考えることはないか、自問自答するようにしてください。自分を疑い問いかけることで、短絡的な考えを正すことができるようになります。

考えすぎは禁物ですが、ろくに考えずに短絡的な決断ばかりしてしまうよりは、はるかにいいです。考え疑い、悩み、結論を出すというプロセスの経験を重ねていってください。

おわりに

短絡的な人とは、考えなしに結論を出して行動する人のことを指します。短絡的であることで判断ミスすることも多く、仕事の失敗につながることがよくあります。仕事をスムーズに行うためにも、自分が短絡的な行動をしないようにすることが大事です。

短絡的な性格を直すには、自問自答するなど考える癖をつけることが大事です。また、読書や人の話を聞くことによって人の考え方を知ることも必要です。考える前に行動することをやめて、慎重すぎるくらいに考えてから行動するようにしましょう。そうすればきっと短絡的な性格が直り、しっかりと考えることができる人になることができますよ。