ネガティブに受け取られることも。“粘り強い人”の長所と短所とは?
girlswalker編集部
「粘り強い性格」と聞くと、何事も諦めず最後まで取り組む人なんだろうな、などと良い印象を抱きますよね。就職活動やアルバイトの応募の自己PRに「粘り強い」と書いたら、きっとタフな子なんだろう、なんて思ってもらえそうな気がするものです。「粘り強い」という言葉は、一般的にもポジティブなイメージで使われることが多い言葉の一つと言えるでしょう。
粘り強いとは
「粘り強い」とは、辞書では「根気強い、よく頑張る」と書かれています。会社などでも「根気強い人」といえば、頑張り屋さんで、やり始めたことはちゃんと終わらせる人のイメージが強いはず。自分の性格をアピールしたいなどにも、粘り強さを売りにする人もいることでしょう。
しかし、実はこの「粘り強い」という性格はネガティブにも受け取られることがあるのを知っていますか?良い意味で使われることが多いだけに、なぜネガティブに受け取られるのか気になりますよね。また、粘り強いことを自分の長所と思っていた方は、どんな風にネガティブにとらえられるのかを知っておきたいと思うでしょう。
そこで今回は、粘り強い人の長所と短所を紹介していきます。長所・短所を知ることであなたのその粘り強さをより一層輝かせましょう!
粘り強い人の長所
粘り強い人の長所はやはり「努力ができること」「こだわりがあること」そして「諦めないこと」。立派な目標があっても、試練が多いと諦めてしまう人も多い中、粘り強い人は試練が多いほど燃えたり、「もっと頑張らないと」と思う人が多いようです。それが粘り強い人のいいところ。
周りが諦めてしまったことも、1人になってしまってもどうにかできないかと試行錯誤する。そんな頑張っている姿は、時に見ている周りを動かす力にもなるでしょう。ここからは、粘り強い人の長所について詳しく紹介していきます。
努力ができる
「努力をするなんて誰でもやってるんじゃないの?」や「努力なんて何もしてない」と粘り強いあなたは思ってしまうかもしれませんね。努力とは、目標のために頑張ることを言います。なので何かの目標のためにあなたがしていることは全て努力。
「努力してる」と言うのは簡単ですが、実際自分で決めた目標でもそのための努力をするのは難しかったりします。でも粘り強い人は、それが苦ではなくむしろ「して当たり前」という思考なんです。努力ができるって実はすごいことなんですね。
目標が明確
粘り強い人は、目標や自分の求めることが明確です。明確だからこそ、そこに向かって諦めずに努力ができるんですね。また、目指す結果が明確であるがゆえに、目標や目指すものについては勿論、努力の過程にも自分なりのこだわりを持っています。ただ闇雲に、手あたり次第手を付けてみるのではなく、しっかりと結果が出るように自分なりに考えた方法や手段があるんですね。
意思が強く諦めない
そして、粘り強い人の最大の長所と言えるのが、諦めないところ。自分で「ここまでする」と決めたら、何が何でもそこまではきちんと辿り着こうという強い意志があるから、諦めないんです。そして、先ほども触れたように目標を明確に持っているからこそ、目標を掴んだ自分の姿を具体的に思い描くことができ、諦めずに目指すことができます。
試練があればあるほど、しんどくなればなるほど、人は諦めてしまいます。諦める方が、努力し続けるよりも簡単なものです。でも粘り強い人は、諦めません。自分で立てた目標はあくまでも到達して当然と思っているからです。ちゃんと自分で決めたところまではやりきるのが、粘り強い人の信念です。
粘り強い人の短所
これまで、「努力ができる」「目標が明確」「意思が強く諦めない」などの長所をご紹介しました。しかし、これらの長所も度が過ぎてしまえば一転、短所として捉えられてしまうこともあるんです。ここからは、どのようなことが短所として見られてしまうかを見ていきましょう。
一点集中型になってしまう
「努力ができる、諦めない」はとてもいいことですが、周りが見えなくなってしまうほど度が過ぎれば、それはチームワークを無視した、一点集中型と言われてしまうかも。
特に会社などでは個人プレーよりもチームワークが重視されることがあるでしょう。チームワーク重視の仕事で、1人だけこだわって同じ仕事をずっとしていれば、チームメンバーから他の仕事も満遍なくやってほしいと思われてしまうかもしれません。こだわりを持つことは良いことですが、周りの状況を見ながら場面によっては手を止めてチームワークを優先しましょう。
無理をする
粘り強さのある人は、気づかないうちに自分の限界を超えてしまうときがあります。目標に集中し過ぎるあまり、休憩を取ったり、キリの良いところで止めるという事をしないからなんですね。頑張り屋さんな粘り強い人の短所の1つは、無理をしてしまうところです。
「やりきりたい」「終わらせたい」と諦めずに努力するのはいいことですが、一寸の休憩も取らずに突き進めることは、却って作業効率を低下させることもありますよね。
こだわりすぎる
粘り強い人は、目標が明確でこだわりがあると長所で紹介しました。しかし、そのこだわりも度が過ぎれば物事をこじらせる短所と捉えられてしまうかも。自分のこだわりを貫きたいあまり周りが見えなくなったり考えられなくなったら、それはもはや“自己中心的”と言わざるを得ません。その場面や状況に応じて柔軟に対応できるようにしなければ、どんなに素晴らしいこだわりも活かすことはできないですよね。
バランスよく粘り強い人になろう
今回は粘り強さのある人の長所・短所について紹介しました。どんな長所も見方を変えれば、短所になってしまいます。もし粘り強さを自己PRに入れたいと思うのであれば、今回紹介した短所として見られる可能性を念頭に置いて、適度なバランス感覚を持って上手にアピールしてみてくださいね。