意外な落とし穴がある、理論的な性格の特徴。“理論”“論理”の違いも
girlswalker編集部
よく、理論的な人だとか、理論的にありえないといった言い方をしますよね。
何となく使っている方も多いですよね。
また、“理論”という言葉に似たものとして“論理”という言葉もありますが、きちんと理解しないままごちゃごちゃに使われることって多いんじゃないでしょうか。
理論的、論理的におかしいみたいにまとめて言う人もいるでしょう。
理論と論理の二つの言葉は、似てはいても何かが違うとはわかるものの、具体的にどのような違いがあるのか説明することって難しいですよね。
そこで今回は、理論的の意味と、理論と論理の違いについてご紹介します。
また、理論的なことにこだわる人の特徴もまとめていますので、合わせて参考にしてみてくださいね。
目次
理論的とは
まずは理論的の意味を確認しましょう。
そもそも理論とは、物事を説明するために組み立てた知識の体系のことを指します。
ある条件でのルール、計算などを指しているわけですね。
理論的には・・・という言い方をしているときは、「その条件での計算上は」「ルール上は」と言っているのと同じ意味だと考えていいでしょう。
理論と論理の違いって?
理論の意味がわかったところで、理論と論理の意味の違いを見ていきましょう。
論理の意味は思考の組み立てのことです。
こうだからこう、といった理屈の立て方が論理ですね。
理論と異なり、個人の経験が論理の組み立てに影響されることが多いです。
つまり、日常会話で理論的に~と言われるときは「法則では、計算上ではこうで~」という意味となり、論理的に~と言われるときは「こうだからこうなると考えられるので~」と微妙にニュアンスが変わります。
前者はあくまでも法則や条件に則ったもので主観等は入りませんが、後者の方は経験や主観を踏まえたイメージですね。
ただし主観や経験が入っているとはいえ、他人が納得できるように、原因と結果をハッキリとさせて筋道を立てているという特徴があります。
理論的なことにこだわる人の特徴
ここでは、理論的であるかどうかにこだわる人の特徴をご紹介します。
よく「理論的にありえない!」などと言ってしまう人はどういう性格をしているのか、明らかにしていきましょう。
自分が正しいと思っている
理論的なことにこだわる人は、自分のことが正しいと思っていることが多いです。
理論にこだわるだけあって頭がいい人が多く、自信があるわけですね。
ただ、理論を過信しすぎている部分もあります。
理論とはかけ離れた事態になると焦ってしまったり、理論的にあてはまらないようなことを言う人を小馬鹿にするということがあるんですね。
理論が絶対的ではないと頭では理解していても、理論が正しいものという意識が強すぎてしまうようです。
正論を言うのが好き
理論的なことにこだわる人は、正論を言うのが好きなことが多いです。
正しさに強いこだわりを持ち、ある意味正しさに甘えているところがあるとも言えます。
正しければ何をしてもいい、責められることはない、正しくない相手が全て悪いと思っているところがあります。
そのため、相手がミスをしたら正論を言って責めるということを無意識にやってしまうようです。
ただし、自分では正論好きをと自覚していないことが多く、周りから疎まれてしまうことも多いです。
あくまでも自分は悪くないと思っているので周りとの関係に亀裂が生じ、浮いてしまうこともしばしばあります。
感情を軽視しがち
理論的にこだわる人は、感情を軽視しがちな傾向があります。
というよりも、主観や個人のこだわりを軽く考える傾向があるんですね。
理論的なことを学び、加えて論理的に考える癖がついているので、曖昧な人の感情を理解することを面倒だと感じるようになっています。
これは、感情には明確な定義や答えがなく、わかりにくいためです。
どこか感情的な人を見下しているところもあるので、人の気持ちを軽く考え、トラブルを引き起こすことも珍しくありません。
意外と浅はかな考えをすることも
理論的にこだわる人は、基本的には頭が良く深い思考をする傾向があります。
しかし意外なことに、時には短絡的で浅はかな考えをすることもあるんです。
一度理論的に正しいと思うと、それを信じ込んでしまうということがあるんですね。
自分の知識や法則に頼り切って、びっくりするような失敗をしてしまうことがたまにあります。
アドリブが苦手なタイプもいる
理論的にこだわる人の中には、アドリブが苦手なタイプもいます。
理論にあてはまらない予想外の事態が起きたときに慌ててしまい、パニックになってしまうんですね。
ゆっくりと考えることは得意ですが、その場その場で考えて柔軟な対応をすることが苦手な人も一定数いるようです。
そのため、頭が良くても役に立たないというレッテルを張られてしまうことも。
理論にこだわるのも一長一短
理論とは、ある条件の下で正しいと考えられているルールですから、それを基準にして考えるのは当然のことのように見えます。
しかし、理論も決して完ぺきではなく、理論がひっくり返るということはよくあることです。
また、理論にこだわりすぎることで柔軟な対応ができず、失敗してしまうこともあります。
理論にこだわることも一長一短で、絶対的ではないのだということを頭に入れておきたいですね。
おわりに
理論とは、物事を説明するために組み立てた知識の体系のことを指します。
「理論的には」と言うときは、「計算上は、法則上は・・・」と言っている意味になります。
対して論理とは思考の組み立てで、原因と結果など、こうだからこうという風に考えるやり方のことです。
論理の方が個々の経験や先入観が混じることが多く、客観的であろうとしつつも、個人の主観が混じるきらいがあります。
理論的なことにこだわる人は、自分が正しいと思っていて、正論を言うことが好きです。
また、理論を過信しすぎるところがあり、時に浅はかな結論を出したり、アドリブに弱い面があるという特徴があります。
理論的であることは正しいことも多いですが、全てが絶対的なものではなく、過信するのも考えもの。
一長一短であるということを頭に入れておきたいですね。