映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』が、2019年9月13...
小栗旬主演映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』豪華すぎる男性キャスト発表
girlswalker編集部
蜷川実花監督、小栗旬主演映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』に出演する豪華男性キャスト陣が、2019年5月23日(木)に発表された。
太宰治の遺作となった『人間失格』は、日本文学史上最高の傑作にして、累計1,200万部以上を売り上げ、現在もなお単一書籍として歴代ベストセラーランキングのトップを争う。そんな同作誕生秘話を、太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして初めて映画化される。
天才ベストセラー作家の太宰は、身重の妻・美知子と2人の子どもがいながら恋の噂が絶えず、さらには自殺未遂を繰り返すという破天荒な生活を送っている。弟子でもある作家志望の静子と、未亡人の富栄という2人の愛人と正妻をめぐり、日本中を騒がせた文学史上最大のスキャンダルが幕を開ける。
監督は、世界屈指の写真家であり衝撃的な成功を収めた映画『さくらん』 『ヘルタースケルター』に続き、今年は『Diner ダイナー』の公開も控えるトップクリエイター、蜷川実花。主人公・太宰を演じるのは、ハリウッド版『ゴジラVSコング』でついに世界進出を果たした小栗旬。正妻・津島美知子役に宮沢りえ、太宰の愛人であり弟子でもある太田静子を沢尻エリカ、太宰の愛人で最後の女・山崎富栄を二階堂ふみが演じるなど、各世代を代表する超豪華女優陣が一堂に会し、体当たりの演技を披露する。
そしてこの度、新たに豪華な男性キャスト陣が解禁された。
太宰に『人間失格』の執筆を依頼する老舗出版社の若手編集者・佐倉潤一を演じるのは、今年3月に開催された日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞し、若手実力派としても大きな注目を集める成田凌。太宰の巻き起こすさまざまな女性問題に巻き込まれ、翻弄されていく熱心な若手編集者を、魅力たっぷりに演じる。
太宰の弟子であり愛人でもある静子の弟・太田薫を演じるのは、千葉雄大。太宰の子どもを身ごもった姉・静子に対して音信不通となった太宰に、本気で怒りをぶつける姉想いの弟役だ。
また、太宰が心を許す親友であり、脚本家としてラジオやテレビなどを中心に活躍した気鋭の作家・伊馬春部役には、瀬戸康史。自身と同じ福岡出身の伊馬を演じるにあたり、劇中で流暢な九州弁を披露しているほか、明るく人懐っこい役どころをコミカルに演じる。
そして、太宰を批判する若き日の三島由紀夫は、『シン・ゴジラ』や『万引き家族』など話題作への出演が続き、若手実力派俳優の筆頭株・高良健吾が演じる。後に日本文学界を代表する世界的作家となる三島は、無名時代に太宰と直接対面し真っ向から批判したという知られざる実話が残っている。同作ではスター作家に喧嘩を売る野心的な若手作家として、小栗演じる太宰との直接対決に挑む。
さらに、映画『Diner ダイナー』に続き、2作目の蜷川作品出演となる藤原竜也は、過激な思想で戦後一躍時代の寵児となった無頼派を代表する作家であり、実際に太宰の友人でもあった坂口安吾を演じる。同作での坂口は、決して酒と薬を手放さない破天荒で強烈な作家であり、太宰を堕落へと誘う悪魔的な魅力を持つ人物として描かれる。かつて互いに蜷川監督の父・蜷川幸雄氏に見出され、厳しい稽古にも耐え切磋琢磨してともに演技を磨いた“盟友”とも呼べる小栗と、芸術にすべてを捧げる“同志”として肩を並べる。
小説『人間失格』誕生の裏に隠された、太宰と3人の女たちとの恋に、彼らがどのように関わり巻き込まれていくのか。蜷川でしか作りえないビジュアルワールドで繰り広げられる、日本映画界を牽引する実力派俳優達の圧巻の演技に注目したい。
映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』は、2019年9月13日(金)全国ロードショー。
Information
映画 『人間失格 太宰治と3人の女たち』
《公開日》2019年9月13日(金)
《出演》小栗旬、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也
《監督》蜷川実花
《脚本》早船歌江子
《配給》松竹、アスミック・エース
(C) 2019『人間失格』製作委員会