「僕らはデキる男！」U-KISS、初の4人体制ライブで新たな魅力全開！〈ライブレポート〉

4人構成の「FEEL IT」に会場熱狂！

「盛り上がる準備はオッケーですかー？」という声をきっかけに、「FEEL IT」で再びライブパフォーマンスへ。スリリングでパワフルなダンスビートに乗って、イライのラップとジュンの歌声が絡み合い、キソプやフンもセクシーなダンスで魅了した。同曲はファンの間でも人気曲の1つで、フンは「4人では初めてだったので心配でしたが、キスミーの反応を見てとても幸せな気持ちです。ジュンとイライが意外なパートを担当したんだけど、みんな色んな反応をくれて嬉しかったです」と笑顔をみせた。

ジュンは韓国のアイドルオーディション番組「THE UNIT」で優勝し結成された期間限定ユニット・UNBでメインボーカルを務めるが、ボーカルの大変さを痛感したそう。「喉の管理が難しいのよ。フンさんとスヒョンさんは一番歌のパートが多いじゃないですか？本当に頑張っているなぁと思いました」と感心していた。

U-KISS 10周年。それぞれのメッセージ

続いて、エモーショナルなボーカルとサビのリフレインが印象的な「No Regret」、イントロでのファンのコールが熱い「0330」を披露。フンは「『0330』は、僕がU-KISSに加入して初めての曲。初心に戻ります」と話し、「そして、U-KISSは10周年に向かっています！」と会場を盛り上げると、大きな歓声が巻き起こった。イライは10周年、キソプは9周年、フンは8周年、ジュンは5周年と紹介し、グループで歩んだ様々な節目を感じさせる。残すところあと2曲となり迎えた最後の挨拶では、支え続けたファンに愛情たっぷりのメッセージを送ってくれた。

「U-KISSとしてのステージが久し振りだから、皆さんより100倍ぐらい楽しんでいて、我慢できないくらいです（笑）。いつも皆さんが僕たちのことを応援してくれて、離れていても僕のこと、兄貴たちのことを信じて、応援してくれて、心からありがとうございます。これからもっと頑張りたいと思います。スヒョンさんが戻ったら、ラップしかできないくらいに僕も歌もうまくなって、もっと頑張りたいと思います！（笑）　安心して！俺のプリンセスたちよ！」（ジュン）

（写真：ジュン）

「4人のU-KISSを笑顔で迎えてくれてとても幸せです！　リーダーのスヒョンさんがいない分、僕らは迷っていたんです。どんな事を話したら良いか、どんな歌を歌えばいいか……いっぱい悩んで、どんなに準備をしても不安でした。でもキスミーのみんなに会ったら、不安な気持ちがなくなりました。もう怖くないです。この後、スヒョンさんが戻る日まで、いつでもキスミーに会いにくる気持ち満々です。キスミーに会うためなら、なんでもやります！だから僕らが30代、40代になっても応援してね！」（フン）

（写真：フン）

「10周年に向かっているんですけど、色々なことがありましたよね。大変なことや辛いこともあったけど、それも思い出。それがあるからファンの皆さんともっと距離が近くなったと思います。本当に自然に、一対一でコミュニケーションして……友達、家族みたいにこれからも過ごしたいです。ずっとU-KISSのそばにいて欲しいです」（キソプ）

（写真：キソプ）

「本当にいろんなこと、U-KISSにはいつも何かありました（苦笑）。でも、何があってもいつもそばにいてくれて、本当に心から感謝したいです。10周年を迎えますけど、僕たちは今からスタートです！」（イライ）
※メンバーから日本語の指導を受けながら、探り探り言葉を選び、自分の気持ちを一生懸命伝えてくれた姿にファンも拍手！

（写真：イライ）

最後は、4人からの感謝の気持ちが込められたバラード「Ready for U」と、一転してハードなビートで熱狂を生み“フルートダンス”も炸裂する「Beginning」で、ライブ本編は幕を閉じた。

4人のU-KISSが生みだす、新たな可能性

4人がステージを去ったあとも、手拍子とU-KISSコールは鳴り止まない。そして満を持して4人が再登場すると、待ち焦がれたアンコールがスタートする。

アンコールは「Standing Still」「Man Man Ha Ni」と続き、ラストを締めたのは「久しぶりの曲を歌います！」（イライ）と伝えてからパフォーマンスされた「Stay Gold」だ。タオルを使ったパフォーマンスでメンバーとファンが一体となるナンバーだが、曲中でじゃれあうフンとジュン、肩を組んで歌うキソプとフン、イライのソロパートの時にイライを囲んでいじる3人など、メンバー同士の親しい関係性が伝わってくる姿が微笑ましい。

アンコール中のMCでは、キソプとフンによる初のユニットシングル「Train／Milk Tea」がリリースされること、「Train」はキソプが作曲、「Milk Tea」はフンが作曲していることも発表された。

アイドルとして、そしてアーティストとして、スヒョンが戻ってくるその日まで、これから迎える10周年とその先に向かって4人のU-KISSがきっと生み出すであろう、新しくて大きな可能性。その芽吹きを確かに感じさせてくれる、そんなライブだった。