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日焼け止め効果が半減!? 勘違い多数の“基本のき”をおさらい

万田発酵から、7月10日(火)より発売される新スキンケアライン「Mforte(エムフォルテ)」の発表会に、コスメコンシェルジュの小西さやかさんが出席。この夏知っておきたい美容について個別インタビューを敢行しました!

散々勉強したけどイマイチ「?」な紫外線対策や本格的な衣替えと合わせて行いたい“コスメ断捨離”、夏のトレンドスキンケア&メイクについてご紹介します。

【profile】小西さやか。東京農業大学 食品香粧学科 客員准教授、オスカ―プロモーション所属 美容家 コスメコンシェルジュ。元化粧品研究&開発者。ニキビで悩んだことがきっかけで化粧品の中身(成分)から学べる日本化粧品検定協会を設立。

コスメコンシェルジュ直伝!今知りたい美容のアレコレ

――毎年メディアで紹介されているものの、すぐ忘れてしまうのが日焼け止めの選び方ですが、日常で使うSPFやPAはどのくらいが最適なのでしょうか?

「化粧品工業連合会という化粧品の中で一番大きな団体で、このシーンではこのぐらいっていうSPFの数値が決まっているんですね。それによると、一般的なオフィス勤務の方はSPF20のPA++くらいあれば十分といわれています」

――そんなものなんですか!

「ただ、それはちゃんと必要量を塗った場合です。日焼け止めの塗布量も決まっていまして、クリームタイプだとパール粒2個分、液体タイプだと1円玉2枚分ぐらい。これを2回に分けて半顔ずつ塗るっていうのが、SPF値を効果的に出すための塗布量といわれています」

――2回に分けて重ねるのが大事ということですね。

「はい。1回なじませてからもう1回重ねるのがオススメです。実は、一般の方ですと大体SPFの効果を出す必要量の半分から1/5くらいしか塗っていないことが分かっています。なので、SPF20を使っていても、20の効果が出ていない可能性が高いんです! 日焼け止めを薄づきで付けたいっていう人は、SPF50とか高めのものを薄く塗ってもいいかと。肌への負担などを気にされて、あまりSPFの高いものを付けたくないという方は、SPF20〜30くらいのものを、きちんと必要量塗っていただきたいです」

日焼け止めを塗り直すタイミングって?

――大体どのくらいの時間で塗り直せばいいんですか?

「基本的には3〜4時間に1回と言われていますが、オフィス勤務の方が日常生活をするくらいであれば、朝通勤の前に塗る。後は、お昼休憩の時にパウダータイプの日焼け止めなどで上から重ねていただいて、帰る頃は日が沈んでいると思うので、塗り直しなしで大丈夫かと思います」

――外出しないなら2回くらいでいいんですね。あと、色付きタイプの日焼け止めはヨレやすい印象があるのですが、オススメの日焼け止めの選び方ってありますか?

「浮いてくるのが嫌な方はシャバシャバタイプといわれる液体のものを使っていただくとサラッとしますし、メイクも崩れにくいですよ。クリームタイプの方が油分が多くヨレやすいので、乾燥肌の方向けです」

日焼け止めの顔・体用は違う!

――やっぱり顔に使用する日焼け止めは体に使用するものより、価格が高めの方がいいんでしょうか?

「価格というよりは、顔と体で法律上禁止されている配合成分が違うんですね。なので、基本的に顔用は顔のみ。顔・体用のものは、両方使えるんですけど、体用だと顔には使えません。特に、目や口の周りの粘膜に対する化粧品の使用基準が厳しいので、もし、体用のものをどうしても顔に使いたい場合は、目や口周りを大幅に外していただいて皮膚だけなら大丈夫かも、という感じです」

――いままであまり気にしていませんでした……。顔の中で1番焼けやすい箇所ってどこなんでしょうか?

「1番日焼けしやすいゾーンというのが、頬の高いところからこめかみまでで、シミができやすい。紫外線が当たりやすいというのがわかっているので、そこの部分だけ厚めに塗ったり、重ね付けをすればしっかり紫外線対策ができます」

飲む日焼け止めよりビタミンC!?

――気をつけます! 飲む日焼け止めとか日傘は使用されていますか?

「私は飲む日焼け止めは飲んでいなくて、ビタミンCを飲んでいます。というのも、飲む日焼け止めって基本的に抗酸化成分なので、日焼けを抑えるとか肌を白くするっていうものではなくて、紫外線によって肌が老化するのを防ぐもの。肌を白くしたいとか、メラニンを蓄積させたくないっていう方々は、ビタミンCを飲んだ方が良いんです」

――ビタミンCはどのタイミングで飲むのが効果的ですか?

「できるだけお腹が空いているときです。水溶性なので、食事をしてお腹の中が油で満たされている時は吸収されにくい。できれば、1日3回〜5回に分けてこまめに飲む方が、1度にたくさん摂るよりは良いといわれています。1日の目安摂取量に3粒と表記されていたら、それを1粒ずつ飲んだほうが、吸収率は高いです」

コスメ断捨離をしましょう

――勉強になります。続いて、30℃を超える日も増えてきて本格的に衣替えをする方も多いと思うので、合わせて取り組みたいコスメ断捨離について教えてください。コスメってなかなか使い切れなくて結構溜め込みがちですが、使用期限はどのくらいなんですか?

「未開封の化粧品は、製造されてから3年間が有効期限といわれています。なので、使用期限が書いていないものは、3年間は保証しているということ。開封してしまうと、もう少し早く使っていただかないといけないので、スキンケア用品は1年以内を目安にしていただくとか、マスカラとかは乾きやすいので、開封したら1〜3ヶ月くらいで使っていただくのが良いです」

最悪失明することも……!

――期限を超えて使い続けることによって起こるトラブルって?

「粘膜は、1番吸収率が高くて、ほかの皮膚より42倍といわれているんです。なので、目の粘膜に当たるマスカラとかも古いものを使うと、最悪失明する可能性があります。また、マスカラって乾燥しやすいので、開封してから何か月も経ったものを使うとカスがポロポロ落ちてきて、目の中に入ってしまう。できるだけ新しいものを使っていただきたいです。ファンデーションは、パウダーよりリキッドの方が劣化が激しくて、半年から1年で使い切った方が良いです。開封から翌年になると分離してしまうこともあるくらいなので。パウダーだと1年くらいです」

――クッションタイプの場合はどうでしょうか?

「クッションタイプは、使用するときにパフとファンデーションが直で触れるので、菌が発生しやすいんです。1シーズン以内に使い切るのがいいかと思います」

――リップアイテムはいかがでしょうか?

「スティックタイプのものは分離しないので、1年くらい使えます。ただ、油で出来ているため酸化しやすい。酸化した油をつけると肌荒れが起こりやすいので、あまり長持ちはしません。グロスタイプは分離して腐りやすいので、半年以内くらいで使い切っていただくのがベストです」

――この期間で使い切るのって難しいと思うんですが、オススメの大量消費法ってありますか?

「スキンケアは、首やデコルテまで使うようにすれば、顔の倍以上使用します。首のシワも気になってくると思うので、顔を塗る時に首やデコルテまでケアするというのが1つ。あとは、ボディとかにつけていただいても」

コスメトレンドもSNS映え!?

――この夏のトレンドスキンケアってありますか?

「このシーズンは大気汚染カットに着目した商品が出てきています。大気汚染カットのミストがあったり、洗顔やクレンジングもこの秋の新商品から、大気汚染などの付着物を洗い流せるシリーズが増えてきていますね。あとは、スキンケアのパーソナライズ化という、その人の肌悩みに対するカスタマイズ化というのが流行っています。1つのブランドでも何種類か美容液が用意されていたりして、肌悩みに応じて選べたり」

――人によって肌悩みは違いますもんね。コスメだとこの夏ゲットしておくべきアイテムがあれば教えてください。

「夏はメイク崩れが気になる方が多いと思うので、メイク崩れしにくいベースアイテムが必要だと思っていまして、下地だと花王さんの『ソフィーナ プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地』とか。ファンデーションだと、クッションタイプ。基本的に外層が油で出来ているので、薄くのせていただくとメイク崩れしにくいんです。」

――手に入れるべきメイクアイテムも知りたいです!

「去年の秋から赤み系が流行っているので、リップやアイシャドウも赤み系がオススメ。質感は、マット系のアイテムが増えているので、グロスやリップでもマットな質感になるものを1つ持っておくと重宝すると思います。あとInstagramなどSNSで映える大きなラメの入ったアイシャドウが多いです。写真に撮っても質感がわかるくらいギラギラしているものが増えてきていますね。特に、2年前位くらいから流行っているゴールドリップも今年はたくさん出ているので、1本あると唇に深みを出せたり、中心だけに付けて立体感を出したりっていう使い方ができます」

――ありがとうございました!

発酵の勢いが止まらない!化粧品にも発酵のチカラ

発表会でお目見えした新スキンケアライン「Mforte(エムフォルテ)」は、万田発酵ならではの化粧品。うるおす、保つ、守るの3つのポイントにこだわり、万田発酵独自の複合発酵によって得られた「フェルアミノ※2」、「発酵ポリフェノール※3」を含む植物発酵エキス、そしてヒト由来の保湿成分「セラミド」を全てのアイテムに配合。発酵と保湿を掛け合せることによって理想の素肌へとアプローチします。

発酵化粧品について小西さんは「美容成分は小さいほど、お肌になじんでいきます。成分が発酵すると、分子量が小さくなって、よりお肌に浸透しやすくなる、という利点があるんです。植物由来の成分を発酵させているので、肌なじみもいいのが特徴ですね」と魅力をアピール。

発売されるのは、先行美容液「エムフォルテ ベースセラム 30ml 8,640円(税込)」、保湿化粧水「エムフォルテ モイスチャーローション 120ml 5,400円(税込)」、美容乳液「エムフォルテ エッセンスエマルジョン 60ml 6,480円(税込)」、保湿クリーム 「エムフォルテ リッチモイストクリーム 30g 7,560円(税込)」、1週間のトライアルセット「ウェルカムキット 1,500円 (税込)」。まずはウェルカムキットで発酵パワーを体感してみるのがオススメです♡

※1 (混合植物/ハチミツ)発酵エキス(小麦由来)
※2 複合発酵によって得られた植物発酵エキスに含まれるアミノ酸の総称
※3 果皮や種などから発酵過程で得られたポリフェノール類の総称で、植物発酵エキスに含まれている

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