『ニッポンノワール』6話 明かされた宮城の過去…壮大な伏線考察が話題「鳥肌立った」

賀来賢人演じる型破りの刑事・遊佐清春が、未解決事件を追いながら巨悪に立ち向かうドラマ『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』（日本テレビ系／毎週日曜22:30～）。

本作のはじまりは、碓氷薫（広末涼子）が何者かに殺された事件。主人公の清春が捜査を進める中で、「碓氷薫殺害事件」は薫自身が追っていた「十億円強奪事件」と繋がり、清春は2つの事件の黒幕を探ることに。友人の薫を殺した犯人を憎む有能刑事・才門要（井浦新）、謎めく行動ばかりの捜査一課長・南武修介（北村一輝）、清春の味方だが今一つ本性が見えない名越時生（工藤阿須加）ら、清春の周りは全員が黒（＝ノワール）とも思えるクセ者揃いだ。

2019年11月24日（日）に放送された#7「極秘地下組織」では、細田善彦演じる宮城の過去が明らかに。細田の細やかな演技に、ファンから「重要な役になってきて嬉しい」「細田善彦回じゃん最高」などの声があがっている

第7話　衝撃の事実が明らかに

※以下、ネタバレを含みます

清春は、警察の極秘地下組織ニッポンノワールの実験場から脱出。傷を負った才門は姿を消しており、死亡したことを後に知らされる。

一方、喫茶「bonnaro」では克喜を保護していたが、突然現れた大勢の捜査員たちに連れ去られてしまった。克喜の保護を命じたのは、薫の父親であり、克喜の祖父にあたる碓氷元警察庁長官（大和田伸也）。克喜が連れ去られた先には、なぜか江國（杉本哲太）の姿があった。江國は碓氷とつながっていたのだ。

江國のことを南武から聞いた清春は、江國のもとを訪ね、克喜の居場所を尋ねる。だが、反発する江國からNNの画面を見せられ、またフラッシュバッグが…。記憶の中で、薫は、克喜が人体実験にされた経緯を語り、自分が克喜を受け入れられなかったから彼が変わってしまったのだと後悔していた。

目を覚ました清春の前には、碓氷がいた。清春は碓氷から、克喜がかつて薫の手に負えないほど粗暴であったことや、薫との関係をやり直すために自ら人体実験による人格矯正プログラムを志願したことを聞く。また、母親を亡くしたことでプログラムが破綻しかけていると……。

清春は、それでも克喜を本気で守っていくと碓氷に伝えるが、碓氷は清春を殺人犯に仕立て上げ、江國に射殺させようとしていた。そこへ南武と宮城（細田善彦）が乗り込んでくると、今度は江國が清春に向けていた銃を碓氷に向け…。江國は、南武と清春に救ってもらった借りを返すために、ニッポンノワールの全貌を暴こうとしていたのだ。

これまで碓氷に協力してきた南武も、碓氷を敵に回そうとする。だがその矢先、碓氷が命じた警視総監から南武に連絡が入り…。そこで何かを伝えられた南武は、突然態度を急変して清春を逮捕。碓氷はまた、宮城が人体実験の被験者第一号だったことを明かす。

明かされた宮城の過去…壮大な伏線考察が盛り上がる

今回宮城の過去が語られると、宮城は本作と同じ脚本家・武藤将吾が2010年に手がけたドラマ『ジョーカー 許されざる捜査官』第1話に登場した猟奇殺人犯・“木内亨”と同一人物であると考察する視聴者の声も。それによると、宮城は“木内亨”として2010年に子どもを殺害した後、“ニッポンノワール”の人体実験を受けたことになる。作品をまたいだ思わぬ伏線に「鳥肌立った」「恐るべし武藤将吾」と、壮大な展開をみせるストーリーに驚きの声が相次いでいた。
“元殺人犯・木内”でもある宮城を演じる細田は、エンディングで突然キレるような名演技を見せており、「細田くんのキレキレの演技、また見られるかな〜」と期待するファンもいた。

また、ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』の半年後の世界を描く本作で、今回は“3A”で水泳部のメンバーを演じていた福原遥、神尾楓珠、堀田真由が登場。同じく“3A”に出演していた細田との共演シーンもあり、SNSは大いに盛り上がっていた模様。

現在、エンディング映像の“セリフありバージョン”が公開されるなど、話題性たっぷりで展開している『ニッポンノワール』。次回は、南武によって身柄を拘束された清春の前にガスマスクの男が現れ——。

『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』第8話は11月31日（日）放送予定。