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TVer評判

TVerのおすすめポイントとメリット・デメリットについて紹介

毎週必ず見ているドラマやテレビ番組を見逃したという経験はありませんか。

一昔前なら、そのまま諦めて再放送を待つか、レンタルに出されるまで待たないとまた視聴するという方法がありませんでした。

とくにバラエティー番組に至ってはレンタルに出される確率も低く困ったことがあるはずです。

万一レンタルに出たとしても人気の作品はなかなか借りられなかったりと苦い経験がある人もいると思います。

今ではTVerと呼ばれるサービスを使って、たとえ見逃してもすぐにカバーできるのでとても便利です。

今回は、そんなTVerについておすすめポイントは何か、メリットやデメリットはどういったところにあるのかを紹介していきます。

そもそもTVerとはどんなサービスなのか

TVer
出典:TVer

まずはじめに、TVerとはどういったサービスなのかを解説していきます。

民放5社が共同で立ち上げたサービス

TVerは、テレビ朝日、日本テレビ、フジテレビ、TBS、テレビ東京の5社がメインとなって共同で立ち上げた番組視聴サービスです。

その他地方の放送局の番組も視聴できる場合もあります。

一部地方の放送局を含め、NHK以外のドラマやアニメ、バラエティーに至るまで様々なジャンルの番組がこのサービスで視聴可能です。

TPOを選ばずTVを楽しむ人々という意味から名付けられたこのTVerは、時間に追われている現代人の救世主として重宝されています。

毎週見ている番組のスケジュールを覚えておくほど余裕がない人にとっては、後からでも視聴できるサービスは、空き時間を活用するツールとしても使えます。

すべての仕事が終わって一息つきながら楽しむことができるので、1週間分を一気に視聴してしまう事も可能です。

違法アップロード対策の一環として始まったサービス

近年ではTV番組などを無断で動画配信サイトなどに掲載する違法アップロードが問題になっていました。

そこで、このサービスを導入し、たとえ遅れて見逃しても番組の視聴を可能とすることで視聴者側が違法アップロードの番組を見る機会をなくしました。

違法アップロードされた映像はアップロードした側も、それを見た側も同じく罪に問われますので、万一視聴してしまった場合は著作権法に抵触する可能性が大きくなります。

きちんと民放各社がオフィシャルで出している映像を送れても見られるようにすることで、アップロードしようとする人のメリットも減る上に、視聴者を救う為にもなるということでこのサービスが開始されました。

また、違法に出回っているものは音声や映像がかなり不安定なものが多いです。

きちんとしたルートで出ている映像なのでかなりクオリティーが高く、スマートフォンやパソコン、その他どのようなデバイスでも気兼ねなく楽しめるようになっています。

民放各社独自のサービスと連携

TVerは、この大枠を入り口にして、民放各社独自のサービスにつなげる役割も持っています。

視聴期限が過ぎた番組については、各社のサービスに登録することで振り返って視聴ができ、月額料金などが発生します。

しかし、その特典を以て少しでも登録者を増やしたいという思惑から、TVerというプラットフォームを使って宣伝しています。

各社も以前に比べ独自サービスへの登録者数も増え、業績に影響を与えていることは事実です。

放送局のまた違った形の営業の一つとして有効利用されている一面もあります。

このように、様々な要因がTVer立ち上げには関わってきています。

単純に視聴者にとってのメリットだけ考えられたサービスだけでなく、違法アップロード対策や、各社の営業活動の一環として捕らえられる部分もあります。

TVerで何ができるのか

次にTVerで出来ることは何なのかを解説していきます。

視聴者にとって便利な機能が多数あるので活用してみてください。

TVerでできること
  • 各民放の番組があとから観られる
  • 視聴環境の選択ができる
  • テレビアプリにも対応している
  • 様々な再生方法が可能

各民放の番組があとから観られる

TVerは基本的に、見逃した番組を後からでも視聴できるサービスです。

それは、各放送局の垣根を超えて、このプラットフォーム上であればどの曲でも対応しています。

放送が終了してすぐに対応していることも多く、帰宅が間に合わなくても見逃さずに済みます。

また、一部過去の番組も定期的に再度アップされていることもあり、振り返って視聴も可能です。

シリーズものだと、新しいシリーズが始まった時に以前のシリーズを振り返る映像が挙げられることができるので、前作を知らなくても十分楽しめるような工夫がされています。

視聴環境の選択ができる

番組を見るときに、視聴する画質を気にする人も多いと思います。

TVerであれば、再生する画質の選択もできるので、視聴するデバイスの画面スペックに合わせて設定ができ、ストレスなく見ることができます。

テレビアプリにも対応している

近年、ネットに接続できるテレビが販売されています。

購入してからすぐに使えるようにあらかじめいくつかのアプリがダウンロードされていますが、そのなかにTVerのアプリが入っていることもあります。

スマホやタブレットなどの小さい画面だけではなく、テレビの大画面を使って見逃した番組を楽しめるのも魅力の一つです。

元々入っていなくても、テレビのブラウザからダウンロードすることが可能なので、是非探して入れておいてください。

特に番組を見逃すことが多い人にとっては、入れておいて損はない機能と言えます。

様々な再生方法が可能

TVerは放送開始時間に間に合わなかったとしても追っかけて再生できる追っかけ再生と、放送と同時に視聴ができるライブ配信という再生方法があります。

すべての番組に対応しているということではありませんが、ドラマの最終回だったり重要な番組について可能となることが多いです。

なかなか目当ての番組の放送時間にスケジュールを合わせて動くことが難しいので、この機能があれば多少遅れても周りの人と同じようにほぼリアルタイムで視聴ができるので話題についていけないという事は解消されます。

尚、この追っかけ再生やライブ配信はTVerに会員登録をした際のサービスとなります。

アプリを落とすだけで視聴している人はこの機能が無いので視聴するときは気を付けてください。

TVerのおすすめポイントについて

次にTVerのおすすめポイントについて紹介していきます。

おすすめポイント
  • NHK以外の民放すべてに対応している
  • 一部ローカル番組にも対応している
  • あとで見る機能の便利さ
  • 検索機能が便利

NHK以外の民放すべてに対応している

TVerは、NHK以外の民放5社すべてに対応しています。

放送局が垣根を超えて立ち上げたプラットフォームなので、今現在放送している番組であれば、ほとんどの番組が後から視聴が可能です。

一部視聴できない放送局があるというストレスは無く、いつでも好きなようにどの番組でも楽しめるのがおすすめできるポイントです。

一部ローカル番組にも対応している

民放5社が基本となって立ち上げているので、その会社に付随する地方の放送局までは対応できていないと感じると思います。

しかし、一部ではローカル番組も積極的にTVerに対応させてくれている放送局もあります。

全国区の番組だけではなく、その土地でしか見られない番組も見逃してしまうと後悔する場合があります。

そういった部分もカバーし始めているTVerは、まさに視聴者の為にあるサービスと言えます。

まだまだ対応していない番組もありますが、大枠で獲られている番組やゴールデンタイムの番組であれば対応している可能性も高いので是非調べてみてください。

あとで見る機能の便利さ

TVerを使っていて、サムネイルなどで見たい番組を探しているときに気になるものがある場合、あとで見るという登録をすることができます。

後々何が観たかったっけと思い出すこと無く、カテゴリに入れておけばいつでも視聴可能です。

沢山の番組を見ておきたい人や、忘れっぽい人にとってはこの補助ツールは大変有難い物だと言えます。

検索機能が便利

番組ひとつ探すのも、正式な番組名を知らない場合見つけてくるのがかなり大変です。

TVerは、検索機能もユーザーに分かりやすいように作られており、ジャンルや放送曜日などから探せます。

また、シーズン物のドラマであればひとくくりにされてトップページなどに配置してくれているため比較的すぐに見つけることができます。

バラエティー番組についても人気の番組はトップ画面に出てきている事も多いのですぐに目につきます。

このように、ユーザーの使いやすさを優先して設計されているので、アプリを使ったまでは良い物の、使いにくくて辞めてしまうということが無いように工夫されているのが嬉しいポイントです。

登録されている番組数もかなり多いので、エンターテイメントを第一線で追いかけたい人は活用してみてはいかがでしょうか。

TVerのメリットは何か

次に、TVerを使うことで生じるメリットは何かを解説していきます。

メリット
  • すべて無料で使える
  • 様々なデバイスに対応している
  • インターネットの回線に合わせて画質を設定してくれる
  • 見逃し期間のリマインド
  • 定期的な再アップ

すべて無料で使える

TVerは、他の動画視聴サービスのように有料の会員登録が不要です。

会員登録しなくても、アプリを落とした時点で登録されている動画のすべてを視聴できます。

テレビ番組には様々なジャンルがありますが、ドラマやバラエティーの見逃しをカバーするために各放送局のサービスに登録しているならば、TVerなら民放一括無料で見られるので、こちらの方がメリットがあるように思えるポイントです。

各社のサービスが悪いというわけではありませんが、なるべくお金をかけずに動画配信を楽しみたい人や、スマホやタブレットなどでいつでもどこでも楽しみたい人にはTVerのお手軽さがおすすめできます。

様々なデバイスに対応している

先ほども記載がありますが、TVerはアプリを通じて民放各社の番組を見るサービスです。

アプリなので、スマートフォンやタブレット等でも利用可能です。

またPCからでもブラウザから飛べば検索して番組を見ることも可能です。

インターネットにつないでいるテレビであれば、あらかじめTVerのアプリがインストールされている機種もあります。

テレビの大画面でも見逃し配信を楽しめるので、周囲のあらゆる危機にサービスが対応しているのは大きなメリットと言えます。

インターネットの回線に合わせて画質を設定してくれる

見逃した番組を見ているときに一番気になってくるのが画質の問題です。

ネット環境が低速度であれば途中で止まったりする不安もありますが、TVerの場合お使いのインターネットの環境に合わせて画質を調整してくれるので、重たくなって停まるということがほとんどありません。

映像を見るときに、設定で自動を選んでおくと勝手に合わせてくれるので画面がガサガサしたり、再生が途中で止まるということを防いでくれます。

ただし、気を付けたいポイントは対応しているOSやテレビの製造年月日も決まっているので、まずは対応しているかどうかを確認してからこの機能は試してみてください。

見逃し期間のリマインド

どうしても忙しくて、見逃し配信すら忘れてしまうこともあります。

配信期間を忘れずにいるために、リマインド機能も備わっています。

事前に知らせてくれるので、これに合わせて隙間時間を作る事や、スケジュール調整ができるので、毎日忙しくしている人にとっては大きなメリットと言えます。

リマインドのタイミングなども指定できるので、忘れそうな人は試してみてください。

定期的な再アップ

見逃しを完全に忘れていたドラマでも、新シリーズが始まるタイミングで過去のストーリーが再度アップされることがあります。

視聴期限は限定的で一気に消化してしまう事は不可能ですが、前作からのつながり等を詳しく知りたいという人にとってはメリットです。

また、数十年前のドラマも一定のタイミングでTVerで視聴できるようになっています。

昔はビデオテープに録画という手段をとっていましたが、今ではいつでも好きな時に視聴できるので便利で有難いです。

TVerのデメリットは何か

次に、TVerを利用していてデメリットに感じるポイントや弱点に関して解説していきます。

デメリット
  • CMが長く感じるときがある
  • 見放題期間が限定的で短い
  • オフライン再生が不可能
  • Wi-Fi環境下でないと通信料が多くとられる
  • アニメの見逃し配信には弱い部分がある

CMが長く感じるときがある

TVerで動画を視聴していて一番ストレスになるのがCMの時間です。

他の動画配信サイト等と同じように途中でスキップができません。

TVerで流れているCMは巻き戻しやスキップが一切効かず、それでいて長さも15秒から60秒まで、時に何本も流されることもあります。

興味がない広告が延々と流れてしまうとかなり時間と体力を削られた気になります。

隙間時間を見つけて視聴している人にとっては、この時間がかなり勿体なく思えてしまいデメリットになるかもしれません。

また、視聴している動画の途中で少し前が気になって戻った際にもCMが流れることがあります。

見たいポイントを探しているうちに何回もCMに当たってしまったという例も少なくありません。

CMの長さも他の動画配信サイトと比較すると長めにできているのですぐにスキップできる他のサービスに鞍替えしたほうが良いかもしれないと考える人も一定数居ます。

時間に余裕があってゆっくり動画を視聴できる人はとくに気にすることなく楽しんでください。

見放題期間が限定的で短い

TVerが見逃し配信動画を見放題として出している期間は放送開始から1週間です。

その間に視聴しないと無料で見返すことができません。

他の動画配信サービスの見逃し機能と比較すると少し短い傾向にあるので、どうしてもスケジュールが付かなかったり、忘れてしまうと取り返しのつかないことになります。

前の週のストーリーをあまり覚えてなくて2週間分連続して理解を深めたいということも配信期間の都合で出来ませんのであらかじめ認識しておいてください。

尚、ドラマの場合1話目は最終回を迎えるまでずっと無料で視聴できるので間のストーリーを省略してでもリアルタイムで追いつきたい人はとくに気にしなくても大丈夫です。

オフライン再生が不可能

他の動画配信サービスには、ダウンロードして後から視聴するということも可能なサービスもあります。

TVerは、このダウンロードやオフライン再生が不可能なので必ずオンラインの環境であることが条件です。

回線の工事やキャリアの通信不具合などで通信ができない場合はTVerを使用することができませんので、何もできない時間の暇つぶしとはならないので気を付けてください。

Wi-Fi環境下でないと通信料が多くとられる

契約しているキャリアのモバイル回線を使ってTVerを視聴すると、見ているデータ容量の大きさから通信料がかなり高額になることがあります。

データ使い放題や定額制などで支払っている人は特に問題ないですが、オプションなしに契約してしまった人はきちんとWi-Fiにつなげて視聴しないと請求がひどいことになります。

Webページや写真と比べて、動画はその何倍もデータ容量を使いますので、何も介さずに見ようとしている人は必ず注意が必要です。

アニメの見逃し配信には弱い部分がある

TVerはドラマやバラエティー番組に関しては見逃し配信をほぼすべての番組に対応させており、後からでも1週間という期限付きですが視聴することができます。

その反面、一般的にシーズンでやっているアニメやローカルなアニメについては見逃し配信に対応しているものも少なく、他のサービスを併用しなければカバーできません。

現在リアルタイムでやっているアニメすべてには対応しておらず、どちらかというと一昔前にやっていたものやかなり長い期間放送しているアニメには多く対応させているようです。

目的が現在進行形のものでなければ特にデメリットには感じません。

シーズン中のアニメも網羅したいというのであれば、TVerは不向きと言えます。

同じく戦隊ものなども対応しておらず他のサービスとの併用が必要となります。

ドラマやバラエティーをほとんど見ない一部ユーザーにおいてはなかなか観たいものが見つからないという弱点があります。

TVerはなぜ無料で利用できるのか

TVerの利用に関して支払うべきお金は一切ありません。

それではなぜ、このサービスが無料で使えるのかについて解説していきます。

広告料で成り立つ収益

TVerが無料になっている要因の一つに広告料というものがあります。

利用した人なら分かると思いますが、番組を視聴している間に何度かCMが入ることがあります。

そのCMの広告料を各企業から得て運営をしているので基本的にサービスが無料で続けられます。

また、運営に至っては国内の大手民放5社及び大手広告代理店も同様に関わってきますので広告収入による循環がとてもよく、安定したサービスを続けています。

見逃した番組を観たいという欲求は誰にでもあることです。

ましてや、時間がない現代では特にTVerのようなサービスは無くてはならないものになりました。

見逃した番組を視聴するユーザーも年々増加していることから広告収入だけでも十分に提供できる余裕があると言えます。

得体のしれない視聴サイトから守るための広告

違法アップされた出所がわからない視聴サイトに飛ぶと、フィッシング詐欺や情報を抜き取られたりします。

TVerは民放各社や広告代理店がオフィシャルで運用しているサイトなので、安全性の確認された広告しか出てきません。

万一クリックした場合でも、よくわからないサイトに飛ばされることなく安心できます。

番組視聴中のCMやバナーなどは少し邪魔になりますが、視聴者の安全を確保しようと無料でサービスを提供するためのものですので、多少の我慢は必要です。

TVerを使う際の注意点

最後に、TVerを利用する際の注意点を解説します。

注意点
  • 見逃し番組を録画しないこと
  • 配信期間を過ぎたらどうするのか

見逃し番組を録画しないこと

TVerにはもともと録画機能やオフライン再生機能もありません。

先述にもある通り、違法アップロードなどに対応するために余計な機能はつけていないということです。

万一、どうにかして映像や画面をコピーして配信などすると罪に問われる可能性が高いのでTVerに限らず他の配信サイトでも同様ですがそういった行為はしないように気を付けてください。

また、気に入ったシーンのスクリーンショットも撮れなくなっているので、コピー対策としては万全と言えるサービスです。

配信期間を過ぎたらどうするのか

うっかり見逃し配信を見逃して、もうストーリーが追い付かないなどと言ったことになった場合、民放各社が独自に運営している動画配信サービスを活用してください。

最新話はもちろん、過去に放送された分まで放送期間中は視聴することができます。

また、そのテレビ局オリジナルのストーリーなどもついている場合があるので、たとえばドラマなどでものすごく好きな作品になった場合、そういったツールも併用して楽しむ方法があります。

尚、各社独自のサービスは月額使用料がかかるので、なるべく出費を抑えたいという人は、リマインド機能などを活用して見逃し配信スケジュールを忘れないようにしておきましょう。

まとめ

仕事が忙しくてなかなか時間が取れない現代人にとって、放送終了した番組が1週間限定となりますが視聴できるサービスはとても有用です。

できればリアルタイムで見て友達や家族と感想を言い合いたいという面もありますが、じっくり一人で楽しむという方法も悪くありません。

テレビだけではなくスマホやタブレットなどあらゆるデバイスで再生可能なTVerは、見逃し番組を楽しむ時間の可能性を広げてくれます。

寝る前の1時間、休日の数時間など、見逃し配信を見る時間にあてて少し余裕を持った生活をしてみてはいかがでしょうか。

利用方法を守っていれば、国内民放各社の番組が無料で見られるというサービスを使う時間はきっと有意義なものになると思います。

まだ視聴していない人はぜひ試してみてください。

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