9 min
ebookjapan評判

ebookjapanの魅力や弱点は?メリット・デメリット・評判もご紹介

皆さんは「ebookjapan」という電子書店を知っていますか?

以前の「ebookjapan」と「Yahoo!ブックストア」のサービスが統合され、新しく生まれたヤフー株式会社のサービスです。

恋愛漫画や少女漫画・少年コミック・ラノベなどの様々な漫画や本・コミックが一挙に電子書籍として読めるマンガアプリです。

そんなebookjapanですが、どのような魅力やメリット・デメリット・評判があるのでしょう?

順にご紹介していきたいと思います。

ebookjapanの基本情報

電子書籍は、いつでもどこでも手軽に書籍を読みたい人にとって、大変利便性が高いアプリです。

「ebookjapan」は、漫画の種類が豊富で無料試し読みができ、キャンペーンやクーポンを利用することで、大変お得に様々なジャンルの漫画を購入し読むことができます。

まずは、そんな「ebookjapan」の運営会社などの基本情報から見ていきたいと思います。

ebookjapanとは?

ebookjapan

「ebookjapan」とは、ヤフーのグループ企業である「株式会社イーブックイニシアティブジャパン」が2000年から運営している国内最大級の電子書籍販売サービスです。

数ある電子書籍販売サービスアプリの中でも「ebookjapan」は、漫画の品揃えがずば抜けているといわれています。

それでは、運営会社である株式会社イーブックイニシアティブジャパンについて、概要をご紹介したいと思います。

項目詳細
社 名株式会社イーブックイニシアティブジャパン
(eBook Initeateve Japan Co.,Ltd)
設 立2000年5月17日
所在地東京都千代田区麹町1丁目12番地1 住友不動産ふくおか半蔵門ビル
資本金1億円(2022年12月末)
代 表代表取締役:高橋 将峰
事業内容コンテンツの電子化および配信サービス
電子コンテンツの企画開発および制作
書籍・雑誌の編集および出版
紙書籍オンラインサービス販売

次に、「ebookjapan」の歴史について簡単に見ていきましょう。

ebookjapanの歴史

2000年
5月
東京都千代田区神田駿河台に株式会社イーブックイニシアティブジャパンを設立する
2000年
9月
通商産業省(現在の経済産業省)による新事業創出促進法の認定事業者として認定を受ける
2000年
12月
電子書籍配信を開始する
2001年
10月
株式会社手塚プロダクションと契約を締結し、電子書籍での配信を開始する
2002年
5月
株式会社ハドソンと共に独自のフォーマット形式で電子書籍を閲覧するソフトウェアの「ebi.BookReader」をリリースする
2003年
9月
ヤフー株式会社との提携により「Yahoo!コミック」へコンテンツの提供を開始する
2004年
7月
株式会社講談社と契約を締結し、電子書籍の配信を開始する
2006年
7月
株式会社小学館と契約を締結し、電子書籍の配信を開始する
2007年
10月
国内で初めて電子書籍をインターネット上で預かる「クラウド本棚サービス」を開始する
2009年
6月
iphone/iPod touch向けの電子書籍サービスを開始する
2009年
11月
Windows Phone(Windows mobile)向けの電子書籍サービスを開始する
2010年
1月
中華圏で電子書籍を配信する「eBookTaiwan」と技術および業務を提携する
2011年
1月
オリジナルのクラウド本棚サービスを無料化する
2013年
10月
東京証券取引所市場第一部に株式上場する
2016年
5月
株式会社ぶーくすを吸収合併する
2017年
4月
「Yahoo!ブックストア」運営業務の受託を開始する
2019年
2月
事業拡大のため、東京都千代田区麹町に本店を移転する
2021年
4月
「ebookjapan」で「タテヨミ電子コミックwebtoon」の配信を開始する
2022年
2月
「LINE Digital Frontier株式会社」との資本連携に伴い、東京証券取引所における株式の上場を廃止する

このような歴史を持つ「ebookjapan」ですが、一体どのような特徴があるのでしょう?

ebookjapanの特徴

「ebookjapan」の特徴は、次の3点が挙げられます。

  • 100万冊を超えるタイトルがラインナップされている
  • クーポンやPayPay ・Tポイントが使える
  • 無料試し読みができる

それでは、各項目について順にご紹介していきます。

100万冊をこえるタイトルがラインナップされている

「少女・女性向け」「少年・青年向け」「TLやBL」などの様々なジャンルの漫画がラインナップされています。

アニメ化された週刊少年ジャンプや週刊少年マガジンなどの最新人気漫画から名作漫画まで幅広く扱っています。

クーポンやPayPay ・Tポイントが使える

ebookjapan_クーポン
出典:ebookjapan

「ebookjapan」では、初回の会員登録で70%オフのクーポン券が6枚もらえることが最大のポイントです。

このクーポン券は、初めて無料会員登録を行ってから60日間の適用期間が設けられているため、登録したら先に使い切ることが大切です。

また、人気の高い「異世界系」や「BL系」が無料で試し読みできたり、最大60~80%オフで読めるセールなども定期的に行われています。

さらに毎週水曜日に対象となる作品の第一巻が70%オフで購入できるクーポンなど、様々なタイプのクーポン券が発行されます。

毎週金曜日の最大30%のポイント還元も見逃せません。

ebookjapan_PayPay
出典:ebookjapan

PayPay を利用している人は、PayPay 残高を使って支払うと、代わりにPayPay ボーナスがもらえるなどの嬉しいキャンペーンも期間限定で定期的に実施されています。

さらにソフトバンクやワイモバイルのユーザーなら、最大50%までポイント還元率が高くなるため大変お得に利用できます。

無料試し読みができる

会員登録をしなくても2,800冊以上の漫画を無料で試し読みができます。

例えば、国民的大ヒットの「鬼滅の刃」やロングセラー作品の「名探偵コナン」・「チェンソーマン」・「婚姻届けに判を捺しただけですが」などのドラマ化された作品なども多数ラインアップされています。

またダウンロードすることで、オフラインでも人気作品が読めるため、漫画好きにはたまらないアプリです。

ebookjapanのメリットと魅力

ここからは、「ebookjapan」のメリットや魅力を順に見ていきたいと思います。

他アプリにはない魅力として、以下のポイントが挙げられます。

  • 背表紙機能
  • 漫画が読みやすいリーダーアプリ
  • YahooIDとの連携が可能

背表紙機能

ebookjapanの背表紙本棚
出典:ebookjapan

他の電子書籍アプリでは見られない機能である「背表紙機能」が利用できます。

通常は本の表紙しか見れない仕組みになっていますが、「ebookjapan」ではまるで本棚を眺めているような感じで背表紙が表示できます。

この機能を付与することで、他の電子書籍サービスでは味わえない所有欲や達成感をも得られる仕組みになっています。

好みの作品ばかりを集め、オリジナルの本棚を作れるのも嬉しいサービスですね。

漫画が読みやすいリーダーアプリ

「リーダーアプリ」では「ビューワー(読書画面)」を自動ページ送り・ページスライダー・しおりボタンという機能から選び設定できます。

また「付箋」「検索」「マーカー」「ページ移動」などの、読書をする上でとても便利な機能を利用することが可能です。

他の電子書籍サービスでは見られないこのアプリを利用することで、より快適に漫画を思う存分読めるためアプリ利用者に大変好評です。

またアプリを閉じた後、再開したい時も前回読んでいた部分から表示し、一巻読み終わると次巻を自動的に表示してくれるため、手間をかけずにどんどん読み進めていけるところも魅力の一つです。

YahooIDとの連携が可能

会員登録をするときのIDはYahooIDを利用して行うため、別に専用のIDを作る必要がなく、自動でログインできるため便利なのもメリットの一つです。

ebookjapanのデメリットと弱点

次に「ebookjapan」のデメリットや弱点についてご紹介していきます。

デメリットとして挙げられる点は、以下の項目が考えられます。

  • 漫画以外の実用書や専門書が揃っていない
  • アプリ自体が使いにくい
  • 読み放題のプランがない
  • ポイント付与が遅い

それでは、各項目について順にご紹介していきます。

漫画以外の実用書や専門書が揃っていない

「ebookjapan」は、漫画は豊富に揃えていますが、それ以外の実用書や専門書は少ないため、これらの書物を読みたい人には不向きなアプリです。

特に、「ebookjapan」のリーダーアプリは、ほぼ漫画を読むために特化された機能といっても過言ではないほど、それ以外の本を読むには機能が少ないため不便です。

漫画より実用書や専門書を読みたいと思っている方は、他のアプリを探してみる方が良いかもしれません。

電子書籍サービスは様々な種類やタイプがありますが、自分に一番合ったアプリを見極めてから会員登録を行うようにしてください。

アプリ自体が使いにくい

Yahoo!と統合してからアプリ自体が使いにくくなり、ページをめくるスピードを調整できない点が使いにくさを助長しています。

うっかり読み飛ばしてしまう可能性も否めませんが、今後のアップデートに期待が寄せられています。

もしアプリ版を使いにくいと感じている場合は、ブラウザ版を利用することで大幅に改善されるため、一度試してみてください。

読み放題のプランがない

「ebookjapan」では月額の固定料金プランが設定されていないため、その都度課金して購入する必要があります。

その分多くのクーポンの配布やPayPayポイントが貯まるシステムが構築されています。

このことから「ebookjapan」は、たとえ読み放題プランが無くてもお得に漫画を読める仕組みになっています。

ポイント付与が遅い

「ebookjapan」では様々なキャンペーンが常時行われているため、多くのポイントを得ることが可能です。

ところが、そのポイントが付与されるタイミングは翌月であるため、少し遅れて付与されるイメージがぬぐえません。

ゲットしたポイントを利用して新たに漫画を購入しようと予定を立てている人にとっては、余り嬉しくないスケジュールのため注意が必要です。

ebookjapanの良い評判

それでは、「ebookjapan」の良い評判について見ていきましょう。

漫画好きにはたまらないほど、たくさん読みたくなる漫画が揃っているみたいですね。

さすが国内最大級の漫画専門電子書籍サービスです。

キャンペーンも頻繁に行われているようです。

参加して当たるとポイントが増えるなんて楽しみですね。

上記のように、「ebookjapan」の良い評判はやはり漫画の豊富さとキャンペーンがポイントです。

話題の漫画から新作まで豊富に配信されるのは、本当に嬉しい限りですね。

ebookjapanの悪い評判

一方悪い評判にはどのような意見があるのでしょう?

順に見ていきましょう。

一見商業本しか扱っていないように見える電子書籍で、一般書籍に同人誌が混ざっているのはさすがに不思議に思ってしまいますね。

以前まで新刊もポイント還元対象でしたが、どうやらポイント還元の対象外になってしまったため、還元を希望している場合は一ヶ月待たないといけなくなってしまったようです。

読みたいタイトルの三巻がまだ配信されていなかったみたいですね。

アプリ自体の機能面のことやポイントシステムのことなど、様々な意見が見られました。

今後の改善が待たれる部分ばかりですね。

ebookjapanがおすすめなタイプ

ここからは、「ebookjapan」を利用するのにおすすめな人のタイプについて見ていきましょう。

一つでも当てはまる部分があれば、一度「ebookjapan」のアプリを覗いて見るのも良いかもしれませんよ。

  • 漫画をメインにして、小説や雑誌は気晴らし程度で読みたい人
  • 漫画を安く購入したい人
  • 読みたい分だけ都度課金したい人
  • Yahoo!プレミアム会員もしくは普段PayPayを使っている人

それでは、各項目について順に見ていきましょう。

漫画をメインにして、小説や雑誌は気晴らし程度で読みたい人

「ebookjapan」といえば漫画と言われるほど、漫画のラインアップは大変多いですが、一方で小説や雑誌はそれほどではありません。

そのため、漫画をメインで利用している人向けのアプリといえます。

漫画を安く購入したい人

割引率の高いクーポンが頻繁に配布されるため、なるべく費用を抑えて漫画を購入し読みたい人に向いています。

割引率が高いクーポンも配布されるタイミングも多いため、チェックを欠かさないことで、多くのクーポンを利用できます。

読みたい分だけ都度課金したい人

基本的に電子書籍のサービスは、「月額制」と「都度購入制」があります。

月額制は一見楽なように思いがちですが、毎月定期的に作品を購入しないと無駄になる月がでてきてしまいます。

一方、都度購入制の「ebookjapan」を利用すると、読みたい時に読みたい分だけ支払えばいいため、毎月万遍なく漫画を読まない人にとっては大変都合のよいサービスです。

Yahoo!プレミアム会員もしくは普段PayPayを使っている人

「ebookjapan」は「Yahoo!」や「ソフトバンク」・「ワイモバイル」の仲間です。

そのため、これらのユーザーはクーポンの割引率が高くなる特典が付けられているため、大変お得に利用できます。

中でもYahoo!プレミアム会員は110以上もの雑誌が読み放題になり、おまけにPayPayボーナスも20%と最大還元率が適用されます。

ただしYahoo!プレミアム会員になるには月額料金がかかるため、検討する必要はあります。

ebookjapanの退会・解約方法

それでは、「ebookjapan」の退会方法および解約方法についてご紹介していきたいと思います。

色々な理由が見つかり、「ebookjapan」から退会や解約をしようと思った人は参考にしてくださいね。

ebookjapanには退会・解約方法がない?

「ebookjapan」で会員登録するとき、Yahoo!のIDを使って登録する必要があります。

そのため、退会するときにも「Yahoo! Japan ID」から削除しないといけなくなります。

このIDを削除してしまうと、その他のYahoo!のサービスも利用できなくなってしまいますし、今までの履歴も全部消去されてしまうため、大変不便です。

なぜ退会手続きが無いかというと、「ebookjapan」は旧「ebookjapan」と「Yahoo!ブックストア」が統合されたためです。

ならどうすればベスト?

最善の方法は、そのまま放置しておくことをおすすめします。

もし他のYahoo!関連のサービスも利用しない場合は、「Yahoo! JAPAN ID」から削除してしまうことで解決しますが、一度削除してしまったIDは再開しようと思っても不可能です。

そのため、もしかしたらいつかYahoo!の他のサービスを利用するかもしれないと思っている人は、そのまま放置しておくようにしてください。

それでも「ebookjapan」をどうしても退会したいという人は、以下の3つの方法で対処できる可能性があります。

各理由での退会希望の場合の対処方法

  • 本棚をリセットしたいから退会したい
  • メールの通知がうるさいから退会したい
  • そもそもアプリが邪魔だから退会したい

それでは、各項目別に順に見ていきましょう。

本棚をリセットしたいから退会したい

本棚をリセットしたい場合は、退会せずに購入した書籍を本棚から削除することで奇麗にリセットできます。

手順は以下の通りです。

  1. 本棚のページの右上の三本線
  2. 「本棚から削除」をタップ
  3. 次に削除したい本の左の部分にチェックマーク
  4. 削除したい項目に全部チェック
  5. 一番下に表示されている「削除」をタップ
  6. これで手続きの完了

一度本棚から削除した書籍も復元することが可能です。

その場合は、「マイページ」から「削除した本」を選びタップすると一覧が表示されます。

一覧がでてきたら、復元したい本を選ぶだけで再び読めるようになります。

メールの通知がうるさいから退会したい

アプリの通知が頻繁で困っているという方は、あえて退会しなくても配信停止の設定をすることで解決できます。

メールマガジンの停止は、送られてきたメールの最下部にある「配信の登録・解除」のURLをタップすることで解消されます。

そもそもアプリが邪魔だから退会したい

「ebookjapan」のアプリがそもそも目ざわりだから退会したいと思っている人は、アプリをアンインストールすることをおすすめします。

また読みたくなったときは、同じYahoo! JAPAN IDを使うことで再ダウンロードが可能ですし、一度購入した書籍のデータは消えないため、安心してアンインストールするようにしてくださいね。

それでも「Yahoo! JAPAN ID」を削除したい場合

「Yahoo! JAPAN ID」を削除するのはデメリットが多いため、あくまでこの方法は最終手段です。

どうしても「ebookjapan」のデータを完全消去したい人は以下の手順で手続きを行えます。

  1. まず「Yahoo! JAPAN IDの削除方法」のページに行く
  2. 次に「IDの削除ページへ」をタップ
  3. 「確認コード送信」をタップ
  4. SMSにコードが届くのを待つ
  5. コードを入力してログインをタップ
  6. 注意事項を読み、問題なければ「確認」をタップ
  7. これでIDの削除の完了

「Yahoo! JAPAN ID」を再登録する場合

以前登録時に使っていた電話番号と同じ番号では、一定期間、新規のIDを発行してもらえません。

そのため、別の電話番号を使う場合はすぐに新しいIDを作ることができますが、同じ電話番号で作る場合は、しばらく時間をあける必要があります。

まとめ

この記事では、「ebookjapan」の評判やメリット・デメリット・退会方法などを中心にご紹介してきましたがいかがでしたか?

「ebookjapan」は、電子書籍サービスアプリの中でも多数の漫画が配信されています。

話題作や最新作、異世界ものなど特殊なジャンルの作品もすべて網羅されていますが、漫画以外の書籍に関しては少ないのが現状です。

また、月額制ではなく都度購入制を導入してますが、キャンペーンやクーポンが多数発行されるため、安い金額で漫画を購入することが可能です。

機能面などまだまだ改善すべき点がありますが、今後の課題として克服することを期待したいと思います。

関連記事