皆さんはBookLive!という電子書籍サービスを知っていますか?
スマホで漫画が簡単に読めるアプリで、収録されている冊数も多いことで有名です。
この記事では、BookLive!の特徴やメリット・デメリット・魅力を中心にご紹介していきたいと思います。
まずは、BookLive!の基本的な内容から見ていきましょう。
目次
BookLive!の基本情報
BookLive!は、2011年2月17日からサービスが開始された「都度課金型」の電子書籍アプリです。
人気の連載漫画や雑誌・小説・コミックなどの品揃えが豊富で、国内最大級の電子書籍ストアとして知られています。
それでは、BookLive!について詳しくご紹介していきます。
BooKLive!とは
BookLive!を運営しているのは「株式会社BookLive!」で、凸版グループの関連会社です。
凸版グループが電子書籍事業を推進するために「BookLive!」や「ブッコミ」「Handy ブックショップ」などを運営しています。
それでは、株式会社BookLive!について詳しく見ていきましょう。
会社名 | 株式会社BookLive(BookLive Co.,Ltd.) |
所在地 | 〒108-0023 東京都港区芝浦3-19-26 |
設立 | 2011年1月28日 |
代表 | 代表取締役社長 淡野 正 |
事業内容 | 電子書籍ストア事業 電子書籍配信プラットフォーム事業 |
BooKLive!の歴史
2011年1月 | 株式会社BookLiveを設立 |
2011年2月 | 電子書籍ストア「BookLive!」開設 |
2011年7月 | 定期購読サービス開始 |
2011年11月 | 月額ポイント制コース開始 |
2011年12月 | 三省堂書店との戦略的パートナーシップ構築合意を発表 |
2013年10月 | 中国の4大ポータルサイトの一つである「網易(Net Ease)」にスマートフォン向けコミックビューアソリューションの提供を開始 |
2013年11月 | 中国インターネットサービスの最大手である「テンセント」にコミック作品の提供を開始 |
2014年4月 | 法人向け電子コミック・イラスト制作サービスを本格稼働し「BookLive Artstudio」を開設 |
2014年7月 | iphone/iPodユーザー向け新アプリ「Liveコミック」をリリース |
2018年3月 | 「ハンディコミック」から「BookLive!コミック(略して「ブッコミ」)」へ名称変更 |
2021年1月 | 「BookLive!」から「ブックライブ」へサービス名称変更 |
2022年5月 | マンガアプリ「ブックライブ fun」サービス開始 |
2022年12月 | 「BookLive!コミック」から「ブッコミ」へサービス名称変更 |
BooKLive!の特徴
BookLive!は、主要株主を凸版印刷が務め、TSUTAYA・東芝・NECといった大企業がそれに追随する形で出資し、運営を行っています。
ここからは、そんなBookLive!の特徴について見ていきましょう。
- 130万冊以上配信されている
- クーポンやポイント・セールが豊富
- 2万冊以上の無料試し読みができる
- Tポイントが貯まる
- 作品や作者のフォロー機能がある
- しおり機能がある
- 文字の明るさを調節できる
- 「鍵付き本棚」がある
- ランキングページから試し読みができる
- 端末は最大5台まで共有できる
それでは、各項目について順にご紹介します。
130万冊以上配信されている
BookLive!は、漫画のみならず小説や雑誌・ビジネス書・語学書などの一般書籍まで幅広く扱っている総合電子書籍ストアです。
配信冊数は国内最大規模を誇っています。
各ジャンルに特化して配信しているアプリは数多くありますが、様々なジャンルを網羅して配信しているアプリはかなり珍しいです。
しかも、130万冊の蔵書数があるのは、日本でもトップクラスの品揃えで、これだけ見ても幅広いジャンルが万遍なく配信されている電子書籍ストアであると言っても過言ではありません。
クーポンやポイント・セールが豊富
BookLive!のトップページを下へスクロールしていくと、「特集・キャンペーン」の項目が出て来て、「全てのキャンペーンを見る」をタップするとお得なクーポンやセールの最新情報が一覧で見れるようになっています。
中でも「クーポンガチャ」は、1日1回引けるようになっています。
クーポンの種類には様々なタイプがあり、全作品50%オフなどのお得なクーポンがハズレなしで当たる仕組みになっています。
ただし1度に使えるクーポンは1枚で、有効期限が当日のみと決まっているため、読みたい本を決めてから使うようにしてください。
また、BookLive!では、1日1回来店ポイントが受け取れ、来店ポイントを10回受け取るたびにボーナスポイントが貰えるようになっています。
さらにTポイントを使って購入することが可能です。
Tポイントを使った場合は、最大3%の還元率が得られ、書籍をまとめ買いすると大幅還元されるキャンペーンなども実施されています。
お得な割引セールも毎日実施されており、期間限定で対象作品が半額になったり、巻数指定で無料になったりしますよ。
気になる作品がある場合やまとめ買いしたい・試し読みしたい場合は、このチャンスを利用するようにしてください。
2万冊以上の無料試し読みができる
BookLive!では、会員登録なしで常時2万冊以上の無料試し読みができます。
中には一巻まるごと試し読みができる作品もあるため、お金をかけることなくある程度無料で楽しめるようになっています。
漫画のみならず雑誌・写真集なども無料で試し読みができるため、気になる作品がどんな感じなのかを知ることができます。
Tポイントが貯まる
有料会員になり、書籍を購入するたびにTポイントが貯まります。
会員ランクによってボーナスでもらえるポイントの付与率は変わりますが、購入するたびにポイントが増えていくのは嬉しいシステムですね。
作品や作者のフォロー機能がある
気になる作品や作者をフォローし、新刊などの情報をチェックできる機能がBookLive!にはあります。
この機能を利用することで、素早く目的の作品や作者にたどり着けるのは、とても有難いシステムです。
しおり機能がある
BookLive!を使って隙間時間で電子書籍を読んでいた場合、様々な理由で途中中断をしなければいけない状況に遭遇することも多いと思います。
そんな時に便利なのがこの「しおり機能」です。
しおり機能は、一か所ではなく複数個所に入れられるようになっているため、後で読み返す場合や中断したところから読みたい場合などにも便利に利用できます。
このしおり機能は、BookLive!ならではの機能です。
文字の明るさを調節できる
電子書籍はとても便利なアプリですが、問題があるのは目への負担です。
そのためBookLive!では「夜間モード」が設定でき、ブルーライトをカットし目への負担を軽減できるようになっています。
夜間モードは就寝前のみならず、日中でも時間帯でモードが切り替えられるようになっているため大変便利です。
光度を下げるだけで目の負担を軽減し、長時間読み続けられるため一気読みをしたい場合などに使うことをオススメします。
「鍵付き本棚」がある
BookLive!では「鍵付き本棚」という機能があり、家族やパートナー・友人に見られたくない本をシークレットモードとして保管することができます。
「鍵付き本棚」に入れると、本棚自体が見えないため、書籍名で検索した場合でも検索結果に表示されないため、誰にも気づかれず安心です。
またBookLive!の本棚は、オリジナルにカスタマイズできるため管理も簡単ですし、自分好みの本棚が作れます。
ランキングページから試し読みができる
BookLive!のランキングページは毎日更新され、読みたい本がすぐに見つかる仕組みになっています。
ランキングはトレンドの作品のみならず、あまり有名ではないもの紹介されるため、新たな作品と出会えるチャンスも生まれます。
ランキングページには、タイトルや表紙・金額・あらすじの掲載があるため、興味のある作品にいち早くたどり着け、試し読みをした後そのままワンクリックで購入できるようになっています。
端末は最大5台まで共有できる
BookLive!で購入した作品は、購入時に使用した端末ではなくクラウド上に保存されているため、最大5台まで共有して読むことができます。
ただし、共有した場合はしおり機能もそのまま引き継がれるため、自分で複数台の共有をする場合はどこまで読んだか端末が変わる度に分からなくなることもないため大変便利です。
また、家族で共有していて回し読みする場合も、複数のしおりをつけることができるため、それぞれのしおりをつけることで誰がどこまで読んだかが分からなくならず、家族で共有するにはなくてはならないアイテムです。
BooKLive!のメリットや魅力
BookLive!にはどのような魅力があるのでしょう?
他のアプリには見られない魅力をご紹介します。
- 友達招待で購入額20%相当のポイントが獲得できる
- 無料・激安コーナーで安く購入できる
- まとめ買いポイントバックが受けられる
- お得情報を公式アカウント&メルマガで獲得できる
それでは、各項目について順にご紹介していきます。
友達招待で購入額20%相当のポイントが獲得できる
友達や家族をBookLive!に紹介し、紹介した人が招待コードを入力して30日以内に購入すれば、購入した金額の20%分のポイントが付与される仕組みになっています。
紹介した人が多く購入してくれればしてくれる程、自分のボーナスポイントとしてもらえるため、実質無料で読みたい本を購入できることもあります。
無料・激安コーナーで安く購入できる
Booklive!には、無料や激安で購入できるコーナーが設けられています。
無料コーナーでは1冊丸ごと読める作品を常時配信し、人気作品や期間限定で無料の作品もあるため、気軽に試し読みできます。
また激安コーナーでは、マンガ・ラノベ・小説の人気作品から、大幅に値下げした作品を数多く紹介しているため、気になっていた作品や読みたかった作品をお得に購入できます。
常時チェックすることでベストな機会を逃さないようにしてくださいね。
まとめ買いポイントバックが受けられる
Booklive!では講談社か諸学館のマンガを5冊以上購入すれば、まとめ買いポイントがバックされる仕組みになっています。
ポイントは購入した冊数に応じて以下のように変わります。
- 5冊以上9冊以下:250Ptバック
- 10冊以上24冊以下:600Ptバック
- 25冊以上49冊以下:1800Ptバック
- 50冊以上99冊以下:4000Ptバック
- 100冊以上:10000Ptバック
予算に応じた無理のない範囲で購入することで、それ相応のポイントをバックしてもらえるのは、非常にうれしいシステムです。
お得情報を公式アカウント&メルマガで獲得できる
Booklive!では「SNS公式アカウント」をフォローしたり、プッシュ通知やメールマガジンを利用することでお得な情報やキャンペーン情報・おすすめの特集などを不定期で知らせてくれるシステムがあります。
具体的にどうすれば情報を受け取れるかを見ていきましょう。
キャンペーン情報や電子書籍に関することから、プチ情報までゆるりと一日に数回配信しています。
キャンペーン情報を中心に、LINE限定のクーポンやアンケート企画などを週に1回程度不定期で配信しています。
※情報を受け取るためには「友達追加」する必要があります。
キャンペーン情報やおすすめの作品を随時紹介しています。
端末のプッシュ通知をオンにすると受け取れます。
Myページのメール配信設定からメールマガジンを「受け取る」にチェックを入れることで受け取れるようになります。
これらの手続きを行うことで、随時お得な情報やクーポン・キャンペーンなどの情報をいち早く受け取ることが可能です。是非賢く活用してくださいね。
BooKLive!のデメリットや注意点
ここからは、Booklive!のメリットやアプリを利用するうえでの注意点についてご紹介していきたいと思います。
以下のポイントに着目するとBooklive!のデメリットが見えてきます。
クーポンがはずれのことも多い
Booklive!では毎日クーポンの配信があり、当たれば50%分のクーポンがもらえるため、大変魅力的な仕組みです。
しかし、毎回良いものが当たるとは限りません。
全ジャンルにわたる割引クーポンもありますが、ジャンルごとの割引のほうが当たる確率が高く、好みのジャンル以外のクーポンが当たっても使い道に困るだけということになりかねません。
クーポンガチャを何度引いても、なかなかお目当てのクーポンがもらえないという現状もあるためメリットではあるもののデメリットでもあります。
アプリから電子書籍が購入できない
Booklive!アプリで操作できる機能は
- 購入した電子書籍を読む
- 無料本の情報・おすすめ情報を得る
- 本棚機能
- 試し読みリスト機能
- 通知でのクーポンのお知らせを受け取る
という項目のみです。
そのため、アプリから電子書籍を購入できない仕組みになっており、もし購入したい場合はストアのページから購入する必要があります。
いったんストアのページから購入してからしかアプリで読めない点が、他のアプリに比べて手間がかかるためデメリットといえます。
ポイント還元率があまり良くない
Booklive!はTポイントを貯められそして使える点が魅力的なポイントですが、還元率という観点から見ると他のストアより低い事が挙げられます。
Macのアプリがない
Booklive!では「iPhone」「iPad」「androidスマホ」「androidタブレット」「Windows」のアプリは用意されていますが、「Mac」のみ専用アプリがありません。
もちろんMac上ではブラウザで読めますが、読みかけの本の同期や本棚の整理などができないため他のアプリが用意されいる端末と比べたら不便といえます。
アプリのビューアにページ一覧機能がない
Booklive!アプリのビューアには次のページのプレビューやページを一覧で表示できる機能がありません。
ページ一覧機能がないとマンガや雑誌・図が多い実用書を読むときにとても不便さを感じるポイントです。
BooKLive!の良い評判
ここからは、Booklive!の良い評判や口コミについて見ていきたいと思います。
良い評判としては、やはり様々なクーポンが当たったという声が一番多いです。
中でも全ジャンル用のクーポンが当たると皆さん格別のようです。
BooKLive!の悪い評判
では次にBookLive!の悪い口コミを見ていきましょう。
色々な意見がありますよ。
意外と無料が少なく試し読みなどは表紙だけとかありますね。
割高なのであっという間に1万円…なんてことが(汗)他の人も書かれているようにガチャも微妙ですね。
ひとつオススメ出来ることは割に良い漫画が多いかな?
お安く済ませたい人には他のアプリが良いかもしれないですね
以前から問い合わせても返答がない、使っている機種が悪い、と全く対応してもらえない。
月額会員を退会しようとするとキャリア登録させときながらメールアドレスとパスの登録を求め、パスを入力すると今度はdアカウントの登録を求めてくる。
こういう退会手続きに至るまでの面倒な手間で気力負けを狙った悪質なシステムを考えた社員は首切れ
いずれの意見にも共通していることは、サービスが良くないという点です。
しかも対応が最悪という口コミが多く見られました。
BooKLive!がおすすめのタイプ
ここからはBookLive!の利用に向いている人についてご紹介していきたいと思います。
考えられるポイントは以下の通りです。
- 色々なジャンルが万遍なく揃っている電子書籍ストア希望の人
- クーポンを毎日貯めたい人
- 本棚にロックをかけておきたい人
- 固定レイアウト型の本が読みたい人
- パソコンのブラウザでも電子書籍を読む人
それでは、各項目別に順に見ていきましょう。
色々なジャンルが万遍なく揃っている電子書籍ストア希望の人
BookLive!は、漫画のみならず雑誌や小説・写真集・専門書など、幅広いジャンルの作品が収められています。
そのため、多種の書籍が一つのアプリで読めるため大変便利です。
これは、他のアプリではあまり見られない現象のため、BookLive!は色々な本を読みたい人に向いた電子書籍配信サービスです。
クーポンを毎日貯めたい人
BookLive!では、毎日クーポンガチャによるクーポンがもらえます。
割引率の高いクーポンも当たることもあるため、とてもお得なシステムです。
上手に利用することで安く読みたい本が読めるため人気のシステムです。
本棚にロックをかけておきたい人
本棚という機能は他のアプリでもありますが、ロックがかけられる機能はBookLive!にしかありません。
家族でアプリを共有する場合はのぞき見される心配がなく、大変便利に使うことができます。
自分だけの秘密の本棚を作りたい人は是非利用してみてください。
固定レイアウト型の本が読みたい人
BookLive!では書籍ごとにコンテンツ形式が決まっており、コンテンツ形式によりアプリで利用できる機能が異なります。
BookLive!で使用しているコンテンツ形式は、以下の通りです。
XMDF形式 | シャープ株式会社が開発した電子書籍フォーマットで、主に書籍のコンテンツ形式として使用されています。 |
.book形式 | 株式会社ボイジャーが開発した電子書籍フォーマットで、主に漫画のコンテンツ形式として使用されています。 |
EPBU形式 | リフロー型とフィックス型(固定レイアウト)型の2種類あり、リフロー型は文字が主となる小説や文芸書などの作品に多数採用されている形式で、読者が文章の一部にマーカーを引いたりなどのカスタマイズができます。 一方フィックス型はコミックや雑誌・技術書などの、文字よりもイラストや図表などがメインの書籍で使われています。 こちらはマーカーを引いたり文字の大きさを替えることはできませんが、レイアウトが維持されたりページ全体を拡大して表示することができます。 |
写真集や雑誌・技術書などの専門的な書籍を扱っているため、固定レイアウト型の形式が採用されており、これらの作品を読みたい人には向いているアプリです。
パソコンのブラウザでも電子書籍を読む人
BookLive!では、ブラウザビューア対応作品ならブラウザ内で、そのまま電子書籍を読むことができます。
ブラウザビューアという機能は、閲覧するたびに通信を行い、電子書籍のデータをダウンロードしながら閲覧する方法です。
そのため、ブラウザビューアで閲覧する場合は、電子書籍データが端末に保存されないため、多くの通信料がかかる場合もあるため注意が必要です。
BooKLive!の退会・解約方法
BookLive!の退会や解約方法はとても簡単です。
ところが一度退会してしまうと、今まで購入した電子書籍データが全て消えてしまうのみならず、保有していたBookLive!ポイントも全て失効してしまうため注意が必要です。
それでも退会したいと思われる方は、以下の手順で進めてください。
- BookLive!のサイトにアクセスし、Myページを開く
- Myページのユーザー設定をタップする
- タップすると「退会」という項目が出てくるため、そこを選択する
- パスワードを入力し、「次へ」を選択する
- 「退会申請」を選択し、利用規約に合意して「退会」をタップする
- 退会手続き完了
まとめ
この記事ではBookLive!についての魅力やメリット・デメリット・評価・退会方法など、様々な面からご紹介してきましたがいかがでしたか?
BookLive!は毎日もらえるクーポンがとても人気のアプリで評判も上々でした。
アプリから電子書籍を購入できない点については今後の改善が求められるポイントのため、これからの更なる発展が楽しみですね。