脂性肌(オイリー肌)とは?乾燥肌・混合肌との違いや効果的なケア方法を解説

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脂性肌とはどんな肌?意味が知りたい。
油分肌や脂性肌のスキンケアはどうすればいいんだろう。
脂性の肌や非脂性肌の肌荒れに効果のある対策は?

油性肌・オイリー肌の特徴は?
乾燥肌から脂性肌になった場合や超脂性肌のケア方法が知りたい。
脂性を治すには?対処法やお手入れの仕方は?
大人の脂性肌や保湿についても気になる。脂性肌の特徴や脂質について知りたい。

ユーザー

ユーザー

「肌が脂っぽくてテカってしまう」
「メイク崩れがひどくて、常にあぶらとり紙が手放せない」
「ニキビができやすい」

こんな肌の悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?

肌タイプは、大きく分けて4つに分類することができます。

  • 肌の皮脂も水分も少ない「乾燥肌」
  • 肌の皮脂も水分も多い「脂性肌」
  • 部分的に皮脂の量が異なる「混合肌」
  • 皮脂と水分のバランスが取れた「普通肌」
先生

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今回は、特に若い世代に悩む方が多い「脂性肌」について、その特徴や原因、対策方法を詳しく解説していきます!

脂性肌とは?

顔を触る女性

脂性肌は、「オイリー肌」とも呼ばれ、皮脂分泌が過剰なために肌がベタついたりテカってしまったりすることが多い肌質です。

顔の皮脂は、肌表面を覆うことで肌の水分を外に逃さず保湿する役割や、外部からの刺激から肌を守る機能・雑菌が繁殖しにくいようにする働きなどがあるため、適量であれば必要なものです。


ですが、過剰に分泌してしまうと毛穴に皮脂が溜まりやすくなる、多くの肌トラブルを引き起こします。

  • ニキビ(毛穴に皮脂が詰まることで炎症を起こす)
  • 毛穴の開き(毛穴に皮脂が詰まることで毛穴が開く)
  • 肌のくすみ(皮脂が酸化することで肌がくすむ)

自分が脂性肌なのかどうかを判別するポイントとしては、洗顔後の肌の変化をチェックすると良いでしょう。
洗顔後、通常は水分が蒸発するため比較的乾燥することが多いですが、脂性肌の場合は乾燥による肌の突っ張りを感じることはなく、すぐに皮脂が浮いてきます

また、夏場や湿度が高い場所だと、化粧が崩れてしまうことも多く、脂性肌は日常的に何かとストレスを感じやすい肌質といえます。

脂性肌と判別が難しいケース

比較するイメージ

「自分は脂性肌だ」と思っていても、厳密には脂性肌ではないケースもあります。

判別がやや難しいのですが、以下に当てはまる場合は脂性肌ではない可能性があるので注意しましょう。

混合肌

冒頭でも少し触れましたが、混合肌とは部分的に皮脂量が異なる肌のことです。
「インナードライ」と呼ぶこともあります。

見極めポイントとしては、脂性肌は皮脂量も多いのですが、同じく水分量も多い肌質になります。
一方、混合肌は、皮脂量は多いものの水分量が少ない(乾燥している)肌質になるため、似ているようで実は全く違う症状なのです。

皮脂量だけに注目して一見脂性肌と思えても、実は混合肌だった場合、しっかり乾燥対策をしないと根本的な治癒に至らないので注意が必要です。

乾燥肌

乾燥肌とは、皮脂量も水分量も足りない肌質になるので、本来脂性肌とは対極のものなのですが、意外と間違えている場合があります。

理由としては、乾燥が皮脂が過剰分泌させてしまうことがあるためで、このケースは非常に判別が難しいです。

自分で判別するのは結構難しいから、一度皮膚科を受診してみるのもオススメです!

脂性肌の原因

肌のケアをする女性

では、なぜ脂性肌になってしまうのでしょう?
脂性肌の原因は、外的な要因内的な要因遺伝的な要因と、多くの要因が絡んでいます。

それぞれ詳しく見ていきましょう!

外的な要因

間違ったスキンケア

皮脂汚れが気にななるとつい強い力で洗顔を行ったり、1日に何回も洗顔をしたりしがちですが、過剰なケアは肌を傷つける原因となり、肌を守ろうと皮脂が余計に分泌されてしまう逆効果になってしまいます。

また、洗顔だけではなく、日常的に手放せないあぶらとり紙も使いすぎには注意で、上記と同じ理論で皮脂が増えてしまう可能性があります。

皮脂のケアをすることで、余計に皮脂が出てしまうという、悪循環に陥ることになるのでスキンケアの程度には十分に注意しましょう。

季節的な影響

どんな人でも夏は汗をかくため、自然と皮脂量が大きくなります。
よって、季節的な問題で脂性肌の症状が現れる人もいます。

冬の時期はあまり脂性肌が気にならないという方は、季節の影響を受けているだけかもしれません。

内的な要因

糖質・脂質の多い食事

皮脂の量は食事の内容にも大きな影響を受けます。

特に、普段から糖質や脂質を多く含む食事を摂っている方は注意が必要です。
糖質や脂質の摂りすぎは、皮脂の過剰分泌につながる恐れがあります。

具体的には、炭水化物や肉、ジャンクフードやファーストフード、お菓子などは糖質と脂質が大量に含まれているため、普段よく食べているという方は、まずは食事を見直してみてください。

また、糖質や脂質以外の観点でも、野菜や果物の不足でビタミンが足りていないという方は要注意。
ビタミンには肌のバリア機能を高める効果があり、美肌の維持には欠かせないものです。
どうしても日常的に野菜や果物が摂取しづらい環境であれば、マルチビタミンのサプリメントを活用する方法もあります。

睡眠不足

肌の調子を整えるには、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を正常化することが大切です。

睡眠不足の状態は、ターンオーバーを通常より早めてしまうため、しっかりと成長しきっていないバリア機能の低い肌を生むことになります。

肌のバリア機能が低下してしまうと、外部の刺激から肌を守るために皮脂が過剰に分泌されてしまいます。

ストレス

皮脂の分泌には、男性ホルモンが関係しています。

脂性肌は男性の方に多く見られますが、、女性でも男性ホルモンは分泌されているので、男性ホルモンの作用が強まると、皮脂が出やすくなるのです。

特にストレスを感じるときは、男性ホルモンが分泌されやすくなるため、日常的にストレスを感じやすい環境にいるだけで、皮脂分泌がされやすくなってしまいます。

遺伝的な要因

脂性肌になりやすい体質

日本人はもともと乾燥肌の人の方が多いと言われていますが、子どもの頃から肌の乾燥を感じたことがない人や、両親も脂性肌で悩んでいるという人は、遺伝的な体質が原因になっていることがあります。

また、思春期にニキビがひどかったという人も体質的なものである可能性が高いです。

遺伝的な体質は、仕方のないことなので、脂性肌を悪化させない適切なケアを行っていくことが大切です。

脂性肌を改善するためには?

美容液のイメージ

先ほどご紹介した脂性肌の要因をもとに、改善方法を見ていきましょう!
早速明日からできるものばかりなので、できるものから意識してみてくださいね。

正しいスキンケア方法を身につける

肌への刺激や、皮脂を除去しすぎることが余計に皮脂を生んでしまいます。
ちょうどよい加減を見つけるのは難しいですが、まずは過度なケアをしないことを意識して、調整しながら様子を見ましょう。

ポイント

・洗浄力や肌への刺激が強い洗顔料は使わない(ピーリング剤など)
・洗顔する時は、ゴシゴシと擦らず、泡をしっかりと立てて優しく洗う
・洗顔中のお湯の温度は40度以下のぬるま湯で
・保湿はしっかり行う(乾燥による皮脂の分泌を押さえるため)
・化粧水は必ずしも「オイリー肌用」や「さっぱりタイプ」を使用するのがオススメ。
 (ただし、アルコール濃度が高いものだと肌の皮脂を溶かしてしまうため注意)

脂性肌のスキンケアでは、保湿が特に重要です。
化粧水やクリームなどを使用する時は、こってりしたテクスチャーのものだと、毛穴を詰まらせてしまうことがあるので、ヒアルロン酸などを含んだ軽いローションやセラムがオススメです。
化粧水と美容液が合わさったオールインワンジェルもオススメですよ。

紫外線対策を念入りに行う

肌の刺激に敏感な脂性肌の方は、スキンケア時だけでなく、紫外線による刺激にも気をつけなければなりません。

ポイント

・外に出る時は、日焼け止めクリームや日傘、サングラスなどを使用する
・紫外線対策は夏だけでなく、1年を通して行うようにする

日焼け止めクリームを選ぶ時は、敏感肌に優しいタイプのものを選びましょう!
ポイントとしては、「紫外線吸収剤」が使用されていないこと。
「紫外線吸収剤」が入っていると伸びがよく、使い心地が良いのですが、敏感肌には刺激が強すぎてしまいます。
また、皮脂が出やすい脂性肌の方は、皮脂で日焼け止めクリームが落ちやすくなってしまうので、ウォータープルーフタイプを使用すると良いでしょう。

生活習慣を整える

脂性肌だけでなく、全ての肌トラブルに対して言えますが、バランスの取れた食事や、十分な睡眠、適度なストレスの発散など、基本的な生活習慣を改善することで肌の調子を整えることができます。

ポイント

【食事】
・ビタミンB1・B2・Cを積極的に摂取する
・甘いものや揚げ物、ジャンクフードなどは量に注意し、糖質や脂質を過剰摂取しない

【睡眠】
・最低6時間は確保し、早寝早起きを心がける
・起床時間・就寝時間をなるべく一定にし、生活リズムを整える

【ストレス】
・疲れているときは、適度な休養を取る
・趣味や旅行、人との会話などを通じて、上手にストレスを発散する

【その他】
・現在喫煙している人は、禁煙する
・自身が喫煙者でなくても、たばこの煙に触れる機会は避ける

栄養素効能食材例
《ビタミンB1》皮脂の分泌をコントロールする・豚肉
・たらこ
・うなぎ
・大豆など
《ビタミンB2》皮脂の分泌を押さえる・レバー
・うずらの卵
・チーズ
・アーモンドなど
《ビタミンC》皮脂の酸化を防ぐ・柑橘類
・パセリ
・ピーマン
・ブロッコリーなど
各栄養素の効能と多く含まれている食材の例

どれも非常に基本的な内容ですね。
たばこについては、健康だけでなく肌へのダメージも非常に大きく、百害あって一利なしです。
煙が肌に付着するだけでも、肌にとっては刺激になるため皮脂の分泌が促進されてしまう可能性があります。
日常的にたばこを吸っている方はもちろん、喫煙者が身近にいる方は注意してくださいね。

皮脂分泌を抑制するサプリメントを活用する

まずは、上記の基本的な事項を改善することが先決ですが、なかなか改善しないというときは、サプリメントを活用するのも1つの手です。

なかなか聞き馴染みが無いのですが、「パントテン酸」という成分が含まれているサプリメントを摂取することで、脂性肌の症状を緩和できると言われています。

《パントテン酸とは?》
パントテン酸はビタミンの1種で、レバーや納豆、魚、肉、卵に多く含まれます。
糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギー産生に不可欠な酵素を補助する役割を果たし、コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成にも関係しているため、皮膚や粘膜を強くします。
通常の食事から不足することはあまりないですが、摂取上限も特にないため、皮脂の分泌を抑えたいという方は積極的に摂取したい栄養素です。

パントテン酸のサプリメントは、日本製のものがあまりなく、海外製のものが多いです。
海外製のサプリメントに抵抗がある方は、パントテン酸よりも幅広なラインナップがある「マルチビタミン」など、ビタミンを配合したサプリメントを使用してみるのも良いでしょう。

参考までに、パントテン酸とマルチビタミンの代表的なサプリメントと、その口コミをご紹介します。

Now Foods(ナウ・フーズ)パントテン酸(ビタミンB5)

商品名Now Foods(ナウ・フーズ)パントテン酸(ビタミンB5)
容量100粒
原材料・成分パントテン酸(ビタミンB5/パントテン酸カルシウム)
カルシウム(パントテン酸カルシウム) 
ステアリン酸マグネシウム など
使用方法1日1粒を目安に
リンク詳しく見る

大容量でいいです

栄養不足カルシュウム不足が気になる私には健康管理によさそう。大容量で価格もお手ごろなのでずっと続けていけそうでよかったです。変化の方かよくわかりません。1本飲み切ったら分かるのかな?

引用元:Yahoo!ショッピング

リピーター

ビタミンBを食以外で取るには欠かせない一品です。食事療法で取ろうと思いましたが、なかなか取ることはできません。最初はサプリメントに抵抗がありましたが、外せない一品でリピーターになっています。

引用元:Yahoo!ショッピング

リピーターです。

いつもいつものリピーターです。ビタミン不足かな?と言う時には忘れず摂取します。具体的にどこがと言うこともないのですが、シャキッとする気がします。多分ずっと続けると思います。

引用元:Yahoo!ショッピング

ディアナチュラ ストロング39アミノ マルチビタミン&ミネラル

商品名ディアナチュラ ストロング39アミノ マルチビタミン&ミネラル
容量150粒
原材料・成分ビタミンB1・亜鉛・ビタミンE など
使用方法1日3粒を目安に
リンク詳しく見る

良いものがどんどん開発されているのですね

今まではミネラルとマルチビタミンそしてアミノ酸、別個に取っておりました。成分もこの商品の方が数値が上。上述の3種別個だと手間も粒量もお金もかかるのでこの商品発見したときは驚きました。良いものがどんどん開発されているのですね!助かります。

引用元:楽天市場

近くのドラッグストアではなかなか売ってないサイズなので取り扱いありがたいです。色々な種類のサプリを飲むのが面倒という人にはとりあえずこれでベーシックな成分を摂取するといいと思います。ボトルタイプの容器なので自立するし袋をスライドする手間もないし、と地味に取り扱いも便利。

引用元:楽天市場

ビタミンが取れていい

胃の手術をしてから野菜等量が全く取れず補う為に買ってます。
飲んで半年近く経ちますが効果は分かりませんが無いより有るほうが良いだろうとおもいますのでこれからも飲み続けます。

引用元:楽天市場

肌質を見極め、脂性肌に合った適切なケアをしよう!

脂性肌は、日常生活において顔が脂っぽくテカってしまい見た目が気になるほか、メイクが崩れたりあぶらとり紙が手放せなかったりと、苦労が耐えない肌質です。

乾燥肌でも混合肌でも、それぞれにお悩みはありますから、いずれにしても適切なケアをして対策する必要があります。

ただ、脂性肌のように見えても実は混合肌だったり乾燥肌だったりするケースもありますので、肌質の見極めは非常に重要です。
正しく判断できていないと、症状が悪化してしまうという可能性もありますので、安易に判断せずに皮膚科を受診してみるのも良いでしょう。

今回ご紹介した、脂性肌の方向けの対策のポイントとしては、以下のものを挙げました。

  • 正しいスキンケア方法で、洗顔や保湿を丁寧にする
  • 紫外線対策を季節に関わらずしっかり行う
  • 食事や睡眠、ストレスなど、基本的な生活習慣を整える
  • 上記で満足いく改善が見られない場合は「パントテン酸」や「ビタミン」を配合したサプリメントを活用してみる

紫外線対策や生活習慣を整えることは、さまざまな肌トラブルに対して効果的なので、肌質関係なくぜひ意識してみてくださいね。

自分の肌質と上手く向き合いながら、悩みのない綺麗な美肌を目指していきましょう!


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