まるでパラレルワールド！女優・高畑充希が見る“夢”とは

■高畑さん自身も夢を見ますか？
T：夢は見ます！でもいい夢じゃなくて、追いかけられたり、ずっと水を飲み続けたりとか、悪い夢ばかりです（笑）。舞台の稽古がハードな時は、役を降ろされる夢だったりします！

記者：どれも追い込まれる夢ばかりですね…！

T：どっちが現実かわからなくなってしまうくらい、見る夢はいつもリアリティがあります（笑）。なので目が覚めた時は安心します。現実より夢の方がツラいことが多いかもしれないです（笑）。

■知らない“ワタシ”を発見した瞬間はありますか？
T：お仕事で、結構ぶっ飛んだ役などを演じることがちょこちょこあって（笑）。普段は会話の中で、これを言っていいものかとか、この言葉が今伝えたい事なのかとか、一度頭で考えて言葉を出します。でも突拍子もない性格の役を演じるとき、言葉を脳に通さずもっと動物的に気持ちを伝えたり発言したりしていることに気づきました。

記者：今までの自分にはない要素だったんですね。

T：“思った”から“言った”の距離がすごく近くて、普段の私にはない感覚なのでこんな自分もいるんだなと感じました。演じている時はすごく楽しいです。知る度にこういう生き方もあるんだなと思います。

■人生で1番勇気を出した経験を教えてください。
T：13歳の時に、この世界に入るきっかけとなったオーディションが東京で開催されて、その時両親がどうしても一緒に来れなくて。でも1人で東京の会場に無事に着くことが出来て、それだけで「自分偉い！」と満足していました（笑）。

記者：頑張ってよかったですね！

T：あの時勇気を出したから今があると思います。1人で東京に行っていなかったら、いま全く違う生活を送っていると思います。

■2020年が舞台ですが、高畑さんの2020年にはどうなっていたいですか？
T：ココネじゃないけど、自分が変わっていないといいなと思います。 本当にいろんなことがどんどん変わっていくお仕事なので、その中で自分を保つことはすごく難しいなって感じます。変化する人や環境に、どう関わり合いを持っていくか、自分のペースを崩さずにいられたらいいなと思います。

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幅広い役を豊かな表現力で演じきる高畑さんに役者としての姿勢を問うと「出来るだけ今までやったことのない新しいモノに挑戦したいと思っているので、毎回苦しみながら演じています。演じた事があるような役をもう一度やるほうが、楽だと思うのですが、せっかくやらせていただいているのでたとえ大変であってもトライしたほうが面白いかなと思っています。」と真っ直ぐ大きな瞳を輝かせながらコメント。作品ごとで魅力を増す理由がそこにはありました。今後の活躍も楽しみです！
本作もまた新たな挑戦。身近の様でファンタジー、不思議で吸い込まれる様な世界観に惹きつけられる事間違いなし。ココネの勇気と冒険に背中を押して貰ってみてはいかがでしょうか。

Information

『ひるね姫 ～知らないワタシの物語～』

3月18日（土）より全国ロードショー

すべてを知るために、私は眠る。

岡山県倉敷市で父親と二人暮らしをしている森川ココネ。何の取り得も無い平凡な女子高生の彼女がたったひとつ得意なこと、それは「昼寝」。そんな彼女は最近、不思議なことに同じ夢ばかり見るようになる。進路のこと、友達のこと、家族のこと…考えなければいけないことがたくさんある彼女は寝てばかりもいられない。無口で無愛想なココネの父親は、そんな彼女の様子を知ってか知らずか、自動車の改造にばかり明け暮れている｡2020年、東京オリンピックの3日前。突然父親が警察に逮捕され東京に連行される。どうしようもない父親ではあるが、そこまでの悪事を働いたとはどうしても思えない。ココネは次々と浮かび上がる謎を解決しようと、幼馴じみの大学生モリオを連れて東京に向かう決意をする。その途上、彼女はいつも自分が見ている夢にこそ、事態を解決する鍵があることに気づく。
たったひとつの得意技である「昼寝」を武器に、ココネは夢とリアルをまたいだ不思議な旅に出る。その大きな冒険の末に見つけた、小さな真実とは…。

http://wwws.warnerbros.co.jp/hirunehime/

原作・脚本・監督：神山健治
キャスト：高畑充希、満島真之介、古田新太、釘宮理恵、高木渉、前野朋哉、清水理沙、高橋英樹、江口洋介ほか
音楽：下村陽子
キャラクター原案：森川聡子
作画監督：佐々木敦子、黄瀬和哉
演出：堀元宣、河野利幸
制作：シグナル・エムディ
配給：ワーナー・ブラザース映画

（C）2017 ひるね姫製作委員会