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中条あやみ、感極まり涙!當真あみ主演 映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』舞台挨拶で“思い出し泣き”
girlswalker編集部
10月17日(金)公開の映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』の完成披露試写会が行われた。主演の當真あみをはじめ、齋藤潤、池端杏慈、杉野遥亮、中条あやみ、田中麗奈、ユースケ・サンタマリア、酒井麻衣監督が登壇し、公開に向けて期待が高まるなか、舞台挨拶が実施された。
目次
映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』
令和イチ泣ける純愛小説を実写映画化
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
本作は、余命半年と宣告された高校1年生の主人公が、一生分の恋をする姿を描いた純愛ストーリーである。TikTokで話題を呼び「令和イチ泣ける」と評された芥川なお氏の同名小説を実写映画化した。脚本は映画「余命10年」(2022年)を手がけた岡田惠和、監督は「美しい彼」シリーズ(2021年)などを手掛けた酒井麻衣が務め、注目を集めている。
主人公・桜井萌を演じるのは當真あみ。幼少期から病弱でありながら、余命を告げられても明るく振る舞う役どころだ。萌に突然告白される同級生・佐藤日向役は齋藤潤が務め、13年後の成長した日向を杉野遥亮が演じる。萌の親友・麗は高校時代を池端杏慈、13年後を中条あやみが担当。過去と現在、2つの時代が交錯する構成も作品の見どころとなっている。
當真あみ、初主演の喜びとプレッシャーを告白
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
舞台挨拶では、主演の當真あみが「この作品を皆さんに観ていただくのは今日が初めてになるので、とても楽しみにしていました」と語り、完成披露の日を迎えられたことに感慨深い表情を見せた。
當真にとって本作は長編映画初主演作となる。「一番は『やった!』といううれしい気持ちでした。でも主演を任せていただけるということは、現場での振る舞いや芝居一つひとつで雰囲気が変わるのだろうと、プレッシャーも感じました」と当時の心境を明かした。演じた桜井萌という役柄については「明るくて少し天然っぽいけれど、まっすぐな女の子。自分とは性格が違う部分もあるので、そこを理解しながら楽しく演じたいと思っていました」と振り返った。
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
萌の恋人となる佐藤日向を演じた齋藤は「原作を読んで日向をやりたいと思っていたので、決まったときはうれしかった」と語り、「日向は萌から背中を押してもらえる言葉をたくさん受け取っていたので、自分もそれをエネルギーにして頑張りました」とコメントした。
二人はドラマ「ちはやふるーめぐりー」(2025年)でも共演しており、當真は「映画の撮影中は静かでおっとりしていて、日向の雰囲気をまとっていたと感じました。ドラマでは同世代が多く、はじけた印象でした」と印象の違いを語った。一方の齋藤は「主演でプレッシャーが大きかったはずなのに、それを出さずに同世代をまとめてくれて頼もしかった」と當真を称えた。
役作りのために當真あみの写真をスマホの待ち受けに!
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
萌の親友・麗を演じた池端杏慈は「麗はすごくさばさばした女の子。日向には辛口なところもあるけど、萌を全力で応援できて楽しかったです」と笑顔で語った。一方、13年後の麗を演じた中条あやみは「萌も日向も麗も、この人しかいないというキャスティング。その麗の13年後を演じるのはプレッシャーでした」と胸中を明かした。
さらに中条は、役作りのために「萌ちゃんにあまり会えなかったので、撮影中はあみちゃんの写真をスマホの待ち受けにしていました」と意外なエピソードを披露。中条が照れ笑いを浮かべると、當真が「めちゃくちゃうれしいです。ニヤニヤしちゃいました」と返し、会場は和やかな空気に包まれた。
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
13年後の日向を演じた杉野遥亮も、齋藤潤とはあまり顔を合わせられなかったという。それでも「まじめで一生懸命なところは似ているので、リンクする部分があった」と語り、役作りの手がかりになったことを明かした。
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
また、家族の絆も作品の重要なテーマの一つ。萌の母を演じた田中麗奈は「岡田さんの脚本に出演できるのがまずうれしかった。原作も読みましたが、映画で追加された家族のエピソードがとても美しく、ピュアに描かれていた」と振り返った。
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
父役のユースケ・サンタマリアも「岡田さんが脂ののった脚本を書いてくれた」と出演を即決したと明かし、「準備稿から完成稿にかけて修正があり、そこで監督と改めて話したときに信頼度がマックスに。背中を預けられると思って3年に及ぶ撮影を乗り切りました。まあ実際は3年じゃないですけど(笑)、感覚的にね」と笑いを交えて語った。
「号泣しました」と中条あやみが思い出し泣き
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
舞台挨拶の後半では、一足先に本作を観たキャスト陣から「泣けた」という感想が続出。「顔を見られたくないくらい泣いてしまいました。萌に向けてくれた愛情が画面からびしびし伝わってきて、うるっときました」と話す當真に、中条も「今、思い出しただけでもうるうるするくらい号泣しました。いい映画です。皆さん、観てください!」と涙をぬぐいながら、声を詰まらせた。
たくさんのひまわりにストロベリームーンと、本作の世界観を表現したステージでのフォトセッションを挟み、その最後には當真が「この映画のタイトルは『ストロベリームーン 余命半年の恋』。“余命半年”と入っていますが、その限られた時間が悲しいものではなく、そのなかでどれだけ自分を大切にして、強く生きるかを描いた作品です。恋や友情、家族愛。誰かを誰かが想う温かさが詰まっているので、それを感じながら観ていただきたいです」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。
Information
映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』
2025年10月17日(金)より全国公開
《原作》芥川なお「ストロベリームーン」(すばる舎)
《脚本》岡田惠和
《監督》酒井麻衣
《音楽》富貴晴美
《主題歌》ORANGE RANGE「トワノヒカリ」(Sony Music Labels Inc.)
《出演》當真あみ 齋藤 潤 / 杉野遥亮 中条あやみ
池端杏慈 黒崎煌代 吉澤要人
伊藤健太郎 泉澤祐希 池津祥子 橋本じゅん
田中麗奈 ユースケ・サンタマリア
《配給》松竹
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
《公式サイト》https://movies.shochiku.co.jp/stmoon-movie/
《公式SNS》stmoon_movie