インタビュー
AAA・宇野実彩子と山田裕貴が初共演する、宇野の新曲『最低な...
宇野実彩子＆山田裕貫、異性にしてしまった“最低”エピソードとは？恋愛観を赤裸々告白
girlswalker編集部
2020年11月26日 (木)
AAAの宇野実彩子さんが作詞を手掛けた新曲「最低な君にさっきフラれました」が現在好評配信中です。恋愛の素晴らしさと辛さを同時に描いた楽曲で、日常から生まれる様々な感情が積み重なって別れを選択した男女の物語を、女性の目線からリアルな本音の気持ちとともに描かれています。
さらに、俳優・山田裕貴さんを相手役に迎えた初のドラマ仕立てのミュージックビデオも注目！ 日本アカデミー賞受賞映画『新聞記者』の監督・藤井道人氏が手掛けており、話題を呼んでいます。
今回、甘く切ないコラボを果たした宇野さんと山田さんの2ショット対談が実現。全てアドリブだったというという“壮絶ケンカシーン”の裏側や、楽曲制作エピソードなどを伺いました。2人の恋愛観が垣間見えるインタビューは必見です♡
目次
SPECIAL INTERVIEW
全部アドリブ！長回しの壮絶ケンカシーンは「ものすごく心がキツかった」
――共演に際しお互いの印象は、いかがでしたか？
宇野実彩子（以下、宇野）「これまで出演されていた作品も観させていただきましたが、本当に変幻自在で、柔軟な方。なので、私にとって“最高で最低の彼氏”を演じてもらうには山田さんだなと、お会いするのを楽しみにしていました。実際、すごく気さくな方でたくさん話しかけてくださって、撮影は2日間だけでしたがすごく素敵な時間でした」
山田裕貴（以下、山田）「撮影初日、最初のカットが始まるくらいの時に宇野さんが『緊張する』と言っていて。こういったドラマ仕立てのPVは撮り慣れてると思っていたんですが、意外にも、なかなかなかったようで……一気に、『あ、やばい、これは俺引っ張らなきゃいけない』って感じたんです（笑）」
宇野「あはは（笑）。プレッシャーを与えてしまった」
山田「一応、俳優という職業をやらせて頂いているので自分がリードしていかなきゃいけないとか色々思いましたが、やってみたらそんな心配は無用で、すごく自然にそこにいさせてくれる空気感があって、本当にやりやすかったです。恋愛模様を表現しようというより、自然にその場にいる感覚でいられれば良いなと思ってやっていました」
――2人が言い合ってお別れするシーンはかなりシリアスな感じでした。監督からの指示や話し合いなどはされたんですか？
宇野「あのシーンは本当に壮絶でしたね。全然、用意されたものではないんです。ある程度設定があって、そこからどうやって壊れていくんだろうっていうのは、私たち2人もやってみないとわからないというものでした。ケンカが始まったら、『別れ』にもっていかなきゃいけない事だけは決まっていて。2人で見合いながら、感じながら、終わりに向かっていくっていう作業ってものすごく心がキツかった。それはリアルだからこそ。私にとって忘れられないシーンです」
山田「全部アドリブでしたね。15分くらいカメラを回していました。もうね、“セッション”でした」
宇野「セッション（笑）。本当に生。あの時でしか出せない感じですね」
山田「お芝居ってあまり思わなかったですね。設定だけ背負って、あとはもう自分の中から自然に出てくる言葉。相手の声と言葉を聞いて、受け取って、『いやいやそうじゃないでしょ』っていうのをワーッと言い合う。その積み重ねでした。4回くらい、やりました（笑）」
宇野「リアルなケンカでしたね。あれは本当に、人生史上一番のケンカでした（笑）」
渾身のバラード制作の裏側は…「苦しくて何度も書くことをやめそうに」
――今回、宇野さんがバラードを書こうと思ったきっかけは何だったんでしょうか？
宇野「やっぱりラブソング、バラードはファンの方々が好きでいてくれてるのは感じていて。1月から始まるツアーに向けて楽曲制作をしていくなかで、会場で歌ったときにみんなの心が切なくキュッとなるようなバラードを極めたいなと思ったんです。女性って、失恋していないハッピーな時でもバラードで酔いしれたりすることもあるじゃないですか。季節問わず、タイミング問わず、ちょっと心に寄り添えるものでもあるかなと思って。今のタイミングで、綺麗な言葉じゃない、パワーのあるバラードを作りたくて今回作ってみました」
――宇野さんが作詞された歌詞のなかに出てくる相手の台詞がとてもリアルで刺さります。「入れられなかったけど、この言葉入れたかった」というような候補ってありますか？
宇野「何だろう。『先が見えないんだよね』みたいなことですかね。切ないな（笑）」
山田「急にリアル（笑）」
宇野「（笑）。『好きかどうかわかんなくなっちゃったんだよね』とか……そういうことってありません？ 曖昧で、雑なように感じます」
――歌詞をつくるときに、そういう言葉を書き出していったんですか？
宇野「そうですね。今回でいうと、『最低な君』と『最高な君』の人物像があって。最高なところと、『何で愛してしまったか』『何で終わりに向かってしまったのか』っていうところをワーっと書いて、それと同時に『私はどういう気持ちで彼をずっと待ってたのか』という『私』の気持ちの部分も書き出していきました。
最高に愛したからこそ、最低って言わないと終わりにできない。あのケンカも終わらせたくて始めたわけじゃないのに、でも溜まっちゃって、『あ、自分から手放しちゃった』みたいな。そのリアルな苦しい感じを出すには、具体的な言葉を書かないと、毒にならないなって思ったんです。私も書きながら『むちゃくちゃ苦しい！』と思いながら、何度も書くことをやめそうになりました（笑）」
異性にしてしまった“最低”エピソードとは？
――歌詞にも出てくる男性の「覚悟できてない」の言葉など、“あるある”で女性目線からはすごく共感するポイントだと思いますが、男性である山田さんからみたときに反論したいような部分ってありますか？
山田「僕、結構特殊かもしれないんですけど。僕の経験上、僕が女性の方に『覚悟がないな』って思ってることが多かったかもしれないです（笑）」
宇野「へぇ～！（笑）」
山田「むしろこの歌詞に共感するほう！ だってそんな簡単にお付き合いが始まることないじゃないですか。特に、こういう仕事をしていたら。だから僕もそれ相応の覚悟でいるんですけど、女性に対して『え？』って思うようなことの方が多かったかもしれません（笑）」
宇野「ふふふ（笑）リアル（笑）」
山田「（笑）。もちろんお互いの生活やタイミングで色々気持ちが変わっていくのは仕方ないと思うんですが、それは話し合えば良いし、それぞれの価値観はみんな違って当たり前ですよね。僕はそういう部分は歩み寄って、変えていこうという覚悟があるので。何だろう、すごく赤裸々になっちゃいましたけど（笑）」
宇野「あはは（笑）覚悟ある男子ですね！」
山田「だから歌詞にはすごく共感できるっていう話です、はい（笑）」
――異性にしてしまった、またはされてしまった“最低なコト”のエピソードが何かあれば教えてください。
山田「男女数名でご飯に行ったときなんですけど、男性側には『今日俺が払うよ』と言っていたのに、財布を忘れて……（笑）。その男性も、俺にご馳走してもらえると思っていたからそんなにお金を持ってきてなくて。それで結局、女性にお金を払わせてしまいました。仲の良いメンバーだったので、『全然いいよ！次回はご馳走して』って感じで済みましたが、結果まだお返しできてません（笑）」
宇野「私は今でこそ、失恋してこんな切ないこと書いてますけど、若い頃はあまりにも自分本位だったなって思うんです。その頃の私は、“最低な君”だったなと。わがままで世間知らずで、勝手な恋愛をしていたなと思います」
――異性に対して「ここは譲れない！」というポイントはありますか？
山田「僕は、『明るくいてほしい』って思います。明るく、楽しそうでいて欲しい。もちろん悲しいときがあれば支えようと思うんですが、毎日暗かったら、自分も影響を受けてしまいそうだから……だから、明るく、前向きでいてくれたらなって思います」
宇野「『いてほしい』願望で、言い切らないところが、優しい（笑）」
山田「いてくれたら、それだけでいいんですよ（笑）」
宇野「（笑）。私は、誠実な人ですかね。このMVみたいに、仕事に一生懸命で、連絡が取れなくても彼は誠実だったし。常に嘘がない、信じられる人がいいなと思います」
INFORMATION
AAA・宇野実彩子
『最低な君にさっきフラれました』配信中
《楽曲URL》https://avex.lnk.to/unomisako_kimifura
