デビューから10ヶ月で連ドラ3本出演!宮沢氷魚が家族で“ガチ”になることとは? - girlswalker
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デビューから10ヶ月で連ドラ3本出演!宮沢氷魚が家族で“ガチ”になることとは?

『島唄』で有名なロックバンド「THE BOOM」のヴォーカル・宮沢和史さんを父にもつ宮沢氷魚さん。2015年より、雑誌『MEN’S NON-NO』の専属モデルとして活躍中で、俳優としては、2017年10月期の連続ドラマ『コウノドリ』でデビューしました。
その後、2018年1月期の連続ドラマ『トドメの接吻』にも出演し、6月には初主演のNHKドラマ『R134/湘南の約束』が放送。デビューからわずか10ヶ月で3本の連ドラ出演を果たした、今注目の俳優です。

2018年7月16日(月・祝)には、初舞台で主演に抜擢された『BOAT』が東京芸術劇場で公演開始となります。稽古をしながら役柄が出来上がっていくという斬新な演出が話題となっている同作。稽古の段階では、台本もなく、セリフは全て演出家である藤田貴大さんから口頭で伝えられます。この高難易度な作品に宮沢さんは、物語のカギを握る重要役を担います。

girlswalkerでは、そんな、いきなり超難関に挑んだ宮沢さんにインタビューを敢行。この難関をどう突破したのか、初主演としてのプレッシャーはあったかなどについてお話を伺いました。また、家族とのエピソードやオフの日の過ごし方など、こだわりの私生活にも迫りました。

突破口は「あまり考えすぎないように」すること

-初舞台にして、いきなり台本がない稽古というのはかなり難関だったと思うのですが、どのように乗り越えたのですか?

「口頭でセリフを伝えられて、『はい、じゃあ言って』って言われたとき、最初は正直覚えられる自信がなくて『やばい』と思ったんですけど(笑)、頭をフル回転させて全神経を使ってやると、意外となんとかなっています。まずはセリフを頭に入れて、音で覚えたものを言葉に変換して覚えていく。今までと違う感じでセリフを向き合えている気がします。基本的に演技って、台本があって文字から覚えるっていうのが一般的ですが、こんな風に全然違うアプローチの仕方もあるんだなって思いました」

-言われたセリフはどのように覚えていますか?

「動いている最中に、『じゃあ氷魚くんこれ言って』と指示されるので、とりあえずその場で言って。はけた後、ポケットに入れているメモに書いて覚えるようにしています。自分のセリフだけじゃなくて、(間を覚えるために)みんなのセリフを覚えなきゃいけないっていうのは、大変ですけど1度コツを掴めばだいぶ楽です。もちろん不安にもなりますけどね、振り返るものが自分のメモしかないので」

-稽古中に役柄が出来上がっていくということですが、宮沢さんは現段階で、自身の役柄をどのように捉えていますか?

「こうだって決めすぎると、型にハマってあまり良くない気がするので、藤田さんの流れに身を任せるようにしています。稽古中に、『いい感じじゃん!』って思ったものが次の日になったらだいぶ崩れていたりとか、毎日変化があるので。家に帰って稽古を振り返ったりはしますが、明日になったらこれがまるっきり変わっている可能性があるので、あまり考えすぎないようにしています。大枠だけ把握しておいて、翌日柔軟に対応できるような準備をするようにしています」

-客観的に見ると、大変な稽古だな……と思ってしまいますが、それを楽しめるのは宮沢さんの素晴らしいところですね

「もちろん大変ですよ。でもそれに勝るぐらいの楽しさがあります」

-今回主演ということで、座長を務めることにもなるわけですが、プレッシャーはありますか?

「もちろんありますが、共演者のほとんどが藤田さんの作品に出演経験がある方なので、すごく支えられています。座長だからといって無理してみんなを引っ張っていこうとしても、自分がいっぱいっぱいになってしまいますしね。みなさん僕が自由にできるように気を配ってくださるので、そこは甘えつつも、みなさんのことも一生懸命助けていきたいなと思っています」

-共演者の中では、どなたとお話することが多いですか?

「なかじさん(中島広隆)にアドバイスをいただくことが多いですね。演技はもちろんなんですけど、藤田スタイルのこともいろいろ教えてくれます。『こう言ってるけど、多分そこは変わるから』みたいな(笑)」

-プライベートに関するお話はされないのですか?

「山本(直寛)くんとは、空き時間によく何気ない話をしています。メンノンの先輩で、もう3年ぐらいの付き合いになるので。稽古終わりにみんなでご飯行くと、毎回山本くんとは近い席に座っていますね。なんか安心するんですよ(笑)。山本くんも藤田さんの作品は初めてなので、お互いに意見交換したりもしています」

-宮沢さんが思う、『BOAT』の見どころは?

「転換が多いところですね。パネルを移動させながら寝室を作ったり、別の部屋を作ったり、パネルだけでいろんな世界観が生まれていくのがおもしろいです。しかもかなり早いテンポで。こんなに次から次へと場面が変わるのは僕も見たことがないので、きっとご覧になった方はびっくりするのではないでしょうか」

続いてこだわりの私生活についても、お話を伺いました!

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